そんな時には自分で新しい部屋を見つける必要があります。
別居後に住む家を見つける時には、職場からの距離や、スーパーやコンビニなどの生活環境、子供の保育園からの距離などもしっかりと考慮しながら、自分の収入の範囲内で生活を圧迫することなく払っていける家賃の物件を見つけましょう。
【離婚の前に準備するべきこと④】行政の支援などを調べる
離婚の準備のためにするべきことの4つ目は、離婚が成立した後に、行政から得られるシングルマザーに対しての支援について前もってよく調べておきましょう。
ほとんどの自治体では、シングルマザーやシングルファーザーに対して片親支援を行なっています。
特に女性の方が経済力が弱いことが多いので、母子家庭には母子家庭手当が支給されるところがほとんどです。
だいたい母子家庭手当はいくらぐらいもらえるのかを調べておきましょう。
また、自治体によっては片親家庭に対して、医療費の補助などもしてくれる所があります。
片親支援の内容は自治体によって違ってくるので、自治体のホームページなどで調べておきましょう。
ホームページでよく分からない時には役所に問い合わせすると色々と教えてくれます。
【離婚の前に準備するべきこと⑤】夫から貰えるお金の確保
離婚の準備のためにするべきことの5つ目は、離婚の前後に夫から貰えるお金を確実に確保できるように準備をしておきましょう。
今まで専業主婦をしてきて、あなたと子供が夫の扶養に入っているのであれば、離婚を前提で別居開始した後でも離婚が成立するまで婚姻費用を請求することができます。
婚姻費用というのは、扶養義務がある相手に対して、生活費を負担する義務を負わなくてはならないというものです。
別居開始してから離婚が成立するまでの期間、夫には支払い義務が生じます。
別居開始後すぐに期間を置かずに婚姻費用は請求することができるので、別居を開始したらすぐに夫に請求しましょう。
金額の目安は家庭裁判所が基準表を出しているのでそちらを参考にして決定しましょう。
請求の仕方はまずは内容証明で請求をして、相手が納得しないようであれば家庭裁判所で調停をしましょう。
離婚が成立したら、子供に対する養育費を夫に請求することができます。
養育費の支払いは分割払いにするとほとんどの場合が途中で支払いが滞ってしまうので、一括払いにしてもらうか、強制的に徴収する効力を持つ公正証書にすることをお勧めします。
養育費についての公正証書の作成については、弁護士か司法書士に相談するのがおすすめです。
【離婚の前に準備するべきこと⑥】夫に金銭を請求する準備
離婚の準備のためにするべきことの6つ目は、夫に離婚後に慰謝料を支払うべき過失があるのであれば、慰謝料を請求するために必要になる証拠の確保に努めましょう。
慰謝料の請求は証拠がなければできません。
もしも家庭内暴力を振るわれている場合には、怪我をしたところの写真を撮って、医師の診断書をとっておきましょう。
浮気や不倫などの不貞行為があった場合には、興信所を利用するなどして、写真や動画などでしっかりと証拠を取るようにしましょう。
興信所や弁護士の費用も、慰謝料に上乗せして請求することができます。
生活費を渡さないと言った経済DVがあった場合には、少なくとも半年以上の期間、家計簿や日記でその証拠をしっかりと残す様にしましょう。
慰謝料を請求するためにはとにかく証拠が命です。
ある程度の期間が必要になっても、相手が言い逃れできないしっかりとした証拠を残すように頑張りましょう。
■参考記事:モラハラも離婚原因の一つ!コチラも参照
【離婚の前に準備するべきこと⑦】覚悟を決める
離婚の準備のためにするべきことの7つ目は、覚悟を決めることです。
あなたが専業主婦で仕事をずっとしていなかった場合、離婚してシングルマザーになることには大きな決断が必要になりますよね。
しかし、このまま専業主婦として安定した生活を約束されていながら、女性として自分らしく生きられない人生を歩くのか、多少生活には困難なことが多くなっても、自分の足で自立した女性として、子供に夫婦の諍いを見せることなく生きていくのと、どちらがいいでしょうか。