ホーンテッドマンションのライドが止まる恐怖
ホーンテッドマンション内には様々な見どころがありますが、まずどれも怖いですよね。
雰囲気ある衣装の亡霊たちに目を奪われ、どんな仕組みの恐怖が待ち受けているのか思いをはせて・・・
ドキドキしながら進んでいくと、今まで動いていたはずのライドが急に止まってしまうことがあります。
人は、あるべきはずの物が急に消えたり、想像外のことが起きると一瞬思考が停止してしまいますよね。
夢の国ディズニーランドで巻き起こる恐怖のライド停止。
これもまた亡霊の仕業なのです。
急に停止してしまったライドを前に固まっていると、どこからともなく流れてくるアナウンス。
「いたずら好きの亡霊が暴れだしたらしい。
すぐに動くようにするから諸君はしばらくそのままで待っているように」
亡霊のいたずらにあなたは冷静でいられるのか?!
恐怖の仕組みに負けることなく前へ進みましょう。
ホーンテッドマンションに動物の墓
ホーンテッドマンションの庭、庭園というといかにもデートスポット的ですが、みなさんはどう感じているでしょうか。
荒れ果てた庭に不気味さも感じますが、よく見ると、動物のお墓が点在しています。
お墓の点在というだけで恐怖の仕組みが見え隠れしますよね。
そのなかにあるネコのお墓。このネコの名前はフラッフィ。
お墓には没年日が記されています。フラッフィは9度亡くなっていると記されているのです。
これは、西洋の逸話によるもので、西洋ではネコは9つの命を持っているとのこと。
つまり、フラッフィは全ての命を全うし、あの世へと旅立ったのです。
たったひとつの動物のお墓にも、こんなストーリーが隠されていたのです。
続いてカエルのお墓。
このカエルの名前はOLD FLYBAIT。
直訳すると、ハエを駆除する老人という意味になります。
しかし、よく見ると、名前の下に「He Croaked.」という一文があります。
人間のお墓の場合、「安らかに」とか、そういうイメージの一文を刻むものですが、カエルの名前の下に彫られていたのは「この老いぼれはくたばった」。
ブラックで切ない一文なのでした。
このように、動物のお墓のひとつひとつを見ていくと、意外なストーリーがあるものです。
今度行ったら、是非目を向けてみてくださいね。
ホーンテッドマンションにいる生きた人間
ホーンテッドマンション内に、痩せこけた犬を連れた人がいるのを見たことがあるでしょうか。
この人こそ、ホーンテッドマンションで唯一生きた人間だと言われています。
痩せこけた犬の姿からも、この館でどう過ごしてきたかが伝わるようですよね。
しかし、館を進み、終盤になると様子は一変します。
さっきまで犬を連れて歩いていたはずの人が変わり果てた姿、衣装も荒んでいます。
遂に彼も亡霊と化してしまったのです。
じゃぁ生存者はやはり居ないのかと思いきや、居たのです。たったひとりの生存者が。
ゲスト館に通されると、4枚の絵画を見ることになります。
その中の1枚、墓石に腰かけ綺麗な衣装をまとった女性こそが唯一の生存者とされているのです。
彼女の名はメアリー・ギルバート・グレイシー。
夫を斧で殺し、得意げに笑う彼女。それだけで怖いです。
彼女は今も、館の亡霊には含まれていないようです。
世にも恐ろしい、恐怖の仕組みがここにもあったのです。
ホーンテッドマンションの水晶玉に潜む女性の言葉
水晶玉に浮かぶ女性を見たことはあるでしょうか。
彼女こそ、ホーンテッドマンションのストーリーでは中心人物の一人となっているマダムレオタです。
降霊術師だった彼女は、いまもなお降霊術を続けているのです。
怖い雰囲気を醸し出しながら、美しい衣装で早口で降霊術を唱えています。
呪文を唱え、亡霊たちを呼び集めているのですが、何も知らずにそれを見ているなんて怖いにもほどがありますよね。
館に来る人々を自分たちの世界へと引きずり込もうと、亡霊たちはあの手この手で仕掛けてきます。
どうか誰も亡霊の餌食になりませんように・・・。
ホーンテッドマンションのピアノは亡霊の仕業
誰も弾いていないピアノから音が出ている部屋があります。
このピアノを弾いているのはLudwig Von Baroketch。
彼にもひとつのストーリーがあるのでご紹介します。
彼が生まれたのは1738年のこと。しかし、その後家族は雪崩に巻き込まれ皆死んでしまいます。
その後15歳になるまで、ドイツの作曲家の召使として働いていました。
雇われた家のピアノを使い自ら作曲したことが家主の知るところとなり追い出されてしまったのです。
その後やっと自分を支援してくれる人を見つけたものの、その人は音楽に興味が無く、作曲の方も傑作を生みだすまでにいきません。
その人が亡くなり自分に遺産を残してくれたにもかかわらず、不運を嘆いた彼は酒に溺れるようになってしまったのです。