記事の目次
- 1.寄らば大樹の陰の意味や使い方は?寄らば大樹の陰の例文と類義語・対義語
- 2.寄らば大樹の陰は何て読むの?どんな意味?
- 3.「寄らば大樹の陰」の意味
- 4.人付き合いでの寄らば大樹の陰の使い方・例文
- 5.ビジネスシーンでの寄らば大樹の陰の使い方・例文
- 6.寄らば大樹の陰であることの3つのデメリット
- 7.ビジネス界の「寄らば大樹の陰」は屈強な企業戦士の集団である
- 8.寄らば大樹の陰の由来
- 9.寄らば大樹の陰の類義語は?似た意味のことわざはある?
- 10.寄らば大樹の陰と「若木の下で笠を脱げ」は意味が違う?
- 11.寄らば大樹の陰の反対語は?対義語は?
- 12.寄らば大樹の陰の反対語②鯛の尾より鰯の頭
- 13.寄らば大樹の陰の意味や使い方は?寄らば大樹の陰の例文と類義語・反対語のまとめ
寄らば大樹の陰の意味や使い方は?寄らば大樹の陰の例文と類義語・対義語
「寄らば大樹の陰」は古くから使われていることわざのひとつですが、なんだかどっしりとした良いイメージと『陰』という言葉が持つネガティブなイメージが共存している不思議な語感がしますよね。
実際に使用されるシーンでは、「長いものには巻かれろ」と似てあまり良くないイメージでとらえられがちですが、実際のところ「寄らば大樹の陰」って、どういう意味なのでしょう?
ここでは、ことわざ「寄らば大樹の陰」の意味や由来などについて解説しながら、実際に会話に織り込む際に知っておきたい正しい使い方や、似た意味のことわざ・反対の意味のことわざについても解説しましょう。
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寄らば大樹の陰は何て読むの?どんな意味?
「寄らば大樹の陰」は「よらばたいじゅのかげ」と読みます。
「寄らば」とは、動詞「寄る」の完了助動詞「り」の未然形に接続助詞「ば」が加わったもので次のような意味に変化します。
・寄りそうならば~
・どうせ寄り集まるなら~
「どうせ寄り集まるなら大樹の陰がいい」といった表現になりますね。
でも、このままだと何のことを指しているのかわけがわかりません。
寄らば大樹の陰の意味はなんなのでしょうか?
「寄らば大樹の陰」の意味
「寄らば大樹の陰」とは、こういう意味です。
・できるだけ強い権力や大きな影響力を持った人や組織の傘下に入ると良い
・力を持った人や組織に頼ることで、強い安心や大きな得を手にすることができる
これを聞いてしまうと、あまりポジティブなイメージを持たない方も多いでしょう。
しかし、こんな例も「寄らば大樹の陰」として使われます。
・安定した生活を目指すために、有名な企業に就職した
・会社内の派閥争いで、強力な影響力を持った陣営についた
・将来プロ野球選手になりたいので、甲子園出場の常連校に入学した
ちょっと小賢しい立ち回りに聞こえるものもありますが、決して後ろ向きなイメージが先行するものばかりではありませんね。
より良い生活、より良い将来を目指すためには、できるだけ強い後ろ盾があるほうが安心なので、さらに自分を高めてくれるステージへと昇ろうとするための姿勢として前向きにとらえることもできるでしょう。
寄らば大樹の陰の大樹は強い権力のこと
寄らば大樹の陰の「大樹」は、次のような存在のことを例えています。
・強い権力
・大きな影響力を持った存在
・力を持った人や組織
どうせ寄り集まるなら、強い存在の陰がいいということです。
人付き合いでの寄らば大樹の陰の使い方・例文
人付き合いをしていく中の会話で「寄らば大樹の陰」を使う場合、次のような使う方が考えられます。
人付き合いでの例文パターン①
(例文)「お小遣いが欲しいけど、お母さんにお願いしてもちょっとしかもらえないな。
どうせなら「寄らば大樹の陰」でおばあちゃんのところへ行こう!」
確かに、お小遣いをたくさんもらおうと考えるなら、お母さんよりたくさんの金額がもらえそうなおばあちゃんに頼ったほうが有益ですよね。
人付き合いでの例文パターン②
(例文)「あいつはコロコロと付き合う友だちを変える。
「寄らば大樹の陰」かもしれないけど、薄情だな。」
付き合う相手を権力の強さなどでコロコロと変えていると、一時的には得をしたり守られたりすることもありますが、人心は離れてしまうでしょうね。
ビジネスシーンでの寄らば大樹の陰の使い方・例文
「寄らば大樹の陰」は、ビジネスシーンで多用される傾向があります。
ビジネスシーンでの例文パターン①
(例文)大手の銀行に就職したから「寄らば大樹の陰」だね
就職先はできるだけ安定した大企業を選びたいところ。
大手銀行などはまさにゆるぎない大樹のようなものですから、企業の強力な庇護を得られるという意味でも「寄らば大樹の陰」ですね。
ビジネスシーンでの例文パターン②
(例文)就職活動では「寄らば大樹の陰」で大企業に人気が集中する
こちらも同じく大手企業がゆるぎない大樹だという例えで使う会話です。
安定を得ようと大企業の庇護を求めるために次々とリクルーターたちが寄り集まる様は、まさに大樹の陰で日差しや風雨をしのごうとするかのようです。
ビジネスシーンでの例文パターン③
(例文)「寄らば大樹の陰」で会社にしがみついている
「寄らば大樹の陰の考え方の人」といって、一流企業にしがみついてさえいれば安全・安定が得られるという進歩のない考え方を否定する表現ですね。
この使い方は「寄らば大樹の陰」ということわざにネガティブなイメージを与える元凶ともいえるものです。
寄らば大樹の陰であることの3つのデメリット
「寄らば大樹の陰」につきまとう悪いイメージは、大企業にしがみつくことだけに固執する「寄らば大樹の陰の考え」という表現に代表されます。
たしかに、ビジネスシーンで他人のことを「寄らば大樹の陰の考え方の人」という場面は、相手のことをちょっと卑下したようなイメージですね。
でも「寄らば大樹の陰」なビジネスマンであることも、意外と大変なんですよ。
寄らば大樹の陰であることのデメリット①自己のレベルを高く保ち続けなければならないから
大企業で勤務している人、または大企業に在籍した経験がある人だと理解できている話ですが、意外なことに、大企業では「入社する・採用される」ことよりも、その場で「生き抜く」ことに困難が付きまといます。
まず、入社・採用の時点で厳しい選考による強力なフィルタリングがかかるため、大企業の社員は全般的にハイレベルな人物が大多数を占めているという現実があります。
学歴に準じて基礎学力が高いだけでなく、社会人としての意識が醸成した人物が多くを占めているため、自己研鑽を欠かすことはできません。
また、大企業の社員であるからこそ高いプライドを持ち、企業戦士として意識を高めている人物も多く、社外だけでなく社内でも厳しい競争を勝ち抜いていかなくてはなりません。
ここで「長いものには巻かれろ」の意識で生ぬるい立ち回りをしていると、いつか必ず淘汰されてしまいます。
上司や強い勢力が相手であっても、時には争い、打ち勝つほどの気概も必要でしょう。
大企業の社員であり続けようとすると、そんな勝負のときを迎える日が必ず訪れます。
そう考えると「寄らば大樹の陰」と「長いものには巻かれろ」は、同じ意味で使われるようなイメージがありながら、ビジネスシーンでは実はまったくの正反対の立場を語ることもあるのです。
大企業という大樹に身を寄せてもなお、自己のレベルを高く保ち続ける必要があるという厳しさは、実際に大樹の陰に身を置いてみて初めて気が付くことなのかもしれませんね。
寄らば大樹の陰であることのデメリット②人事評価が厳しい
中小の企業では「キャリア=年数」のような気質があり、たとえ優秀なビジネスマンではなくても単なる数字としての年数があれば管理職・役職に就いてしまうことがあります。
競争を勝ち抜いたわけでもないのに年数だけを重ねているレベルが低い上司が管理職になると、単に決裁の権限があるだけで部下を育成するという意識には欠けていると酷評せざるを得ません。
大企業に共通していえる特徴が「人事評価が厳しい」という点です。
大企業は人事評価が客観的で、在籍年数などに関係なく優秀な人材が取り上げられやすい環境が構築されています。
反対に、レベルが低い人材であれば、いくら体裁を取り繕っても高評価を得られることはなく、競争に敗北してしまった人材は日陰を歩くしかありません。
「寄らば大樹の陰」などと大企業に入社したことに安心してぬるま湯につかるような姿勢で仕事をしていると、まず間違いなく厳しい人事評価を受けて生存を許されない状況に陥ってしまうのです。
寄らば大樹の陰であることのデメリット③人材の入れ替わりが激しい
中小企業と比べると、大企業は人材の入れ替わりが激しいという特徴があります。
毎年きまって新卒・中途での採用を実施し、一方で出向や早期退職・リストラも日常的におこなわれているため、血がよどむことなく流れ続けるのです。
転勤や配置転換も盛んで、最低でも1年に一度、多いところでは四半期に一度のペースで人事異動を発令することで、人材の入れ替わりによる組織の強化がはかられています。
すると「寄らば大樹の陰だよ」と余裕をもって一つ所に居座りながら、ゆっくりと自分のペースでスキルアップを目指すなんて姿勢は許されません。
ハイスピードで仕事を覚え、すぐに最高の効率で仕事をこなすスキルを習得することが求められます。
ビジネス界の「寄らば大樹の陰」は屈強な企業戦士の集団である
強力な庇護を求めて大企業に集ったビジネスマンたちのことを「寄らば大樹の陰の考えの人」だと侮蔑することは、どうやら実際のビジネスシーンには即していないようです。
「寄らば大樹の陰」で大企業に集まったビジネスマンたちは、大企業で生き抜くために必死の努力を繰り返しています。
大樹の庇護を求めて集まった彼らは、大樹の陰で生き残るため、いつしか屈強な企業戦士へと変身しているのです。
周囲から「どうせ『長いものには巻かれろ』でのんびりしているんだろ」と卑下するのは、いささか軽率だと言わざるを得ないでしょうね。
寄らば大樹の陰の由来
現在、日常会話などで使われていることわざの多くは江戸時代に発達して整理されたといわれています。
その歴史の中で俳諧の作法を示した『毛吹草』という書物が編さんされ、その中に『世話』という704個のことわざが収録されました。
これをもとに編さんされたことわざ辞典『世話尽』に掲載されているのが「寄らば大樹の陰」です。
つまり「寄らば大樹の陰」は、江戸時代のころから使われ始めたことわざだということですね。
人間も動物も、強い日差しや厳しい風雨を防ぐにはどこかに身を寄せてしのぐもの。
大きな樹は、日差しや風雨をしのぐには最適な木陰を作り出します。
転じて、困難を回避することや災いを避けるには、大樹のような存在による強い庇護に頼るのがベストだという教訓として知られるようになったわけです。
寄らば大樹の陰の『陰』にみる日本人らしい発想
「寄らば大樹の陰」にも使われている『陰』は、単に日陰を意味しているわけではありません。
実は、ここにとても日本人らしい文化が見え隠れしているのです。
みなさんも、日常の会話の中で「おかげさまで」という言葉を使う機会があるはずです。
・おかげさまで商談がうまくまとまりました
・今回のプロジェクトが成功したのは、御社のお力添えのおかげです
この「おかげさま」は、もちろん「お陰さま」ですから『陰』が関係していますよね。
『陰』とは、日陰のようなジメジメしたイメージを持つ言葉ではありません。
「かばって守る」という庇護の意味合いがあります。
日本人には、日常生活の中で『感謝』の心を大切にする民族です。
なにかひとつの大きな成功を成し遂げたとき、それは自分自身の努力の成果によるものだと自負するだけでなく、周囲の応援や力添え、運の良さ、さらには神や仏の加護などのような目に見えないさまざまな力がはたらいた結果だと感謝します。
「寄らば大樹の陰」の『陰』は、由来のとおり大きな木陰を示しているのではなく、自分自身にとって有益を運んでくれるさまざまな力を意味しているのです。
寄らば大樹の陰の類義語は?似た意味のことわざはある?
「寄らば大樹の陰」と「長いものには巻かれろ」は同じような意味合いで使われることがありますが、ビジネスシーンに関していえば少し気色が異なるようです。
では「寄らば大樹の陰」と同じ意味を持つことわざはあるのでしょうか?
寄らば大樹の陰の類義語①犬になるなら大家の犬になれ
「寄らば大樹の陰」とまったく同じ意味で使われるのが「犬になるなら大家の犬になれ」です。
「いぬになるならおおやのいぬになれ」と読みます。
このことわざでいう『大家』とは、アパートの大家さんというよりは権力がある家柄を示す『大家(たいか)』の意味合いが強く感じられます。
同じ飼い犬になるのだとすれば、より良い暮らしができる飼い主のもとが良いという意味で、転じて「仕える先はできるだけ頼りがいがある先が良い」という意味です。
さらに「大所の犬になるとも小所の犬になるな」や「犬になるなら庄屋の犬」というものもありますが、見てのとおりで同じ理屈をルーツに持つことわざだとわかりますね。
寄らば大樹の陰の類義語②箸と主とは太いがよい
「箸と主とは太いがよい」は「はしとしゅうとはふといがよい」と読みます。
みなさんが食事をするときに使うお箸は、今でこそ質が良い木材やプラスチック、チタンなどの耐久性が高い素材が採用されていますが、昔は庶民の手に渡るお箸といえば木っ端のような粗末な素材が主流でした。
食事をしていてもポキッと折れてしまうようなものも多かったので、お箸といえば太くて丈夫な折れにくいものが好まれていたのです。
そこで、付き従う主人とお箸は太くて強いほうが良いという意味でできたのが「箸と主とは太いがよい」ということわざです。
「亭主と箸とは強いがよい」と表現することもあります。
寄らば大樹の陰の類義語③立ち寄らば大木の陰
まさに読んで字の如しで「寄らば大樹の陰」とまったく同じ意味・ルーツを持つのが「立ち寄らば大木の陰」です。
「寄らば大樹の陰」を口伝する中で、よりわかりやすい表現に変化したものでしょう。
旅の疲れを癒したり、一時的に暑さや風雨をしのいだりするなら、できるだけ大きな樹の下を選ぶことで安心して休むことができる…というイメージが「寄らば大樹の陰」よりも平易になっていますよね。
寄らば大樹の陰と「若木の下で笠を脱げ」は意味が違う?
ことわざとは、由来となっている古い書物の表現を平易にすることで、類似したバリエーションが生まれることがあります。
「寄らば大樹の陰」のバリエーションといえば「立ち寄らば大木の陰」や「大木の下で笠を脱げ」などがありますが、どれも『樹木』+『集合・休息』という作りであることに変わりはありません。
すると「若木の下で笠を脱げ」ということわざも同じ意味なのでしょうか?
「若木の下で笠を脱げ(わかきのしたでかさをぬげ)」とは、若木であっても大木に成長するかもしれないので、若い人が相手でも礼を尽くすべきだという意味です。
強い権力の庇護を受けると良いと説く「寄らば大樹の陰」とはまったく違う意味で、大切にするべきとする相手はむしろ正反対なので、使い方を間違えないようにしたいですね。
寄らば大樹の陰の反対語は?対義語は?
どんなことわざでも、大抵は反対の意味を成す対義語が存在します。
もちろん「寄らば大樹の陰」にも対義語が存在するため、ボキャブラリーを追加する意味でも確認しておきましょう。
寄らば大樹の陰の反対語①鶏口となるも牛後となるなかれ
中国の『史記』に登場する格言として「鶏口となるも牛後となるなかれ」という言葉があります。
「けいこうとなるもぎゅうごとなるなかれ」と読みます。
中国の格言がルーツなので四字熟語『鶏口牛後』というものがありますが、これを日本語に訳したものが「鶏口となるも牛後となるなかれ」です。
『鶏口』とはニワトリの口ばしのこと、『牛後』とは牛のお尻を指していて、転じて次のような意味を指しています。
・鶏口=小さな集団の長・トップ
・牛後=大きな集団に付き従う者
すると「鶏口となるも牛後となるなかれ」とは、大きな集団に入って人に使われる者になるくらいなら、小さな集団であってもトップになるべきだという教訓を示していることになります。
これは、ルーツである史記を読み解くとよくわかります。
『鶏口牛後』とは、戦国時代の有名な軍師であった蘇秦が6国の長たちに対して「大国である秦に付き従うのではなく、独立国として戦うべきだ」と説いたというエピソードで登場する格言です。
強い組織に属することを勧める「寄らば大樹の陰」とは違い、強い組織で守られるよりも小さな組織でトップを貫く強靭さが必要だと説いているのです。
こうして意味を読み解くと「寄らば大樹の陰」は大企業で生き抜くビジネスマン、「鶏口となるも牛後となるなかれ」は中小のベンチャー企業で活躍するビジネスマンの姿を映しているようですね。
「鶏口となるも牛後となるなかれ」の間違いやすい例として『鶏口』を『鶏頭』と、『牛後』を『牛尾』と誤ってしまうことがあるので要注意です。
寄らば大樹の陰の反対語②鯛の尾より鰯の頭
「鶏口となるも牛後となるなかれ」と同じ理屈のことわざが「鯛の尾より鰯の頭」です。
「たいのおよりいわしのあたま」と読みます。
高級魚である鯛も、尾ひれの部分は食べられません。
安価ないわしなら、栄養価が高い頭の部分が容易に手に入ります。
転じて「大きな組織の尾ひれよりも小さな組織の頭を張れ」という意味になり、これも「寄らば大樹の陰」とは反対の意味を説いています。
寄らば大樹の陰の反対語③芋頭でも頭は頭
少し見方を変えたことわざで「芋頭でも頭は頭」というものがあります。
「いもがしらでもかしらはかしら」と読みます。
『芋頭』とは、サトイモの種芋・親芋のこと。
サトイモは一つの種芋からたくさんの子芋が増えて収穫できる野菜ですから、たかが一つの種芋であっても立派なリーダーなのです。
転じて「小さな集団の中でもリーダーはリーダーなのだから、リーダーとしての自覚を持って行動するべき」と説いています。
『芋』なんて少しダサい語感のことわざですが「小さな集団のリーダーであっても気高く責任を貫け」という意味を持つ力強いことわざなんですね。
寄らば大樹の陰の意味や使い方は?寄らば大樹の陰の例文と類義語・反対語のまとめ
聞いただけだと正しい意味がわかりにくく、しかも悪いイメージで使ってしまう方も多いことわざ「寄らば大樹の陰」ですが、決して安定や安寧だけを指すものではないということが理解できたでしょう。
特にビジネスシーンでは、大企業の社員を卑下するような使い方をしがちです。
どこでもこんな例文は紹介されていませんが、実はこんな使い方が正しいのかもしれません。
・あの人は「寄らば大樹の陰」でいるために大変な努力をしている
・「寄らば大樹の陰」で鍛え抜かれた優秀なビジネスマンだ
みなさんも「寄らば大樹の陰」の意味を正しく理解して、相手に誤解を与えないように上手に使いましょう。