【弓】これだよ これが観たかった。私の好きの真ん中。海の上 言葉のない世界。非現実的ななまめかしさの中で やわらかなイメージの世界観に沈んでいく。少しずつ丁寧に 心情とキム・ギドク監督の思惑を読み取っていこう。善悪とかではなくて この湿度のある情の描き方が素晴らしい。#おもしろい映画 pic.twitter.com/vLE8MsG1Lt
— のんびりガール (@nonbiri_girl_) July 14, 2019
老人と少女のちょっと変わった純愛を美しい映像と音楽で表現した物語です。
性や暴力描写が過激な作品の多いキム・ギドク監督、この作品では一転してそういった表現は封印し、台詞もほとんどない静謐な作品となっています。しかし、賛否両論の結末まで片時も目が離せません。
芸術性の高い一作で、映像の中にリアルなイメージを感じることができる作品でしょう。
キム・ギドクのおすすめ映画ランキング第7位:メビウス
ひと騒動のあった問題作『メビウス』が7位にランクインです。
上流家庭に暮らす両親と息子の3人家族。ある日、夫の不貞を知った妻は嫉妬に狂い夫の性器を切り取るという狂気の沙汰に出ます。夫の抵抗を受けあえなく失敗に終わったその嫉妬の矛先は、次は息子へと向けられ、物語は衝撃的な結末へと向かいます。
全編台詞なしという挑戦的な演出ながら、それによって俳優陣の表情や肉体表現に感情が漲り、凄まじい演技をみせています。昨今の生温い映画に飽き飽きしている方には特におすすめです。
キム・ギドクのおすすめ映画ランキング第6位:春夏秋冬そして春
#韓国映画ベスト10
— ami† (@amimin29) September 4, 2019
春夏秋冬 そして春
息もできない
哭声
大統領の理髪師
殺人者の記憶法
牛の鈴音
弓
サマリア
海にかかる霧
殺戮にいたる山岳 pic.twitter.com/udeQjV7tBC
山奥のお寺を舞台に師匠の元で少しづつ成長していく小僧の姿を、四季の移り変わりとともに描いた心に染み渡る物語です。
キム・ギドク監督はこの作品で韓国映画界最高の栄誉である大鐘賞と青龍賞の作品賞を受賞しており、映画監督としての一つの到達点ともなった記念すべき一作です。
キム・ギドクのおすすめ映画ランキング第5位:The NET 網に囚われた男
乗り込んだ舟の事故により不本意な形で国境を超えてしまったことによりスパイ容疑を掛けられた一人の男。残酷で理不尽な扱いを受けることになった男の運命を通して、国とは何か、人間とは何かを問い直す社会派作品です。
韓国と北朝鮮という国家間の極めてセンシティブな問題に「映画」という表現でメスを入れ、話題となりました。また、最後には人間社会すべてに通ずる根源的な問いへと昇華させたキム・ギドク監督の手腕に脱帽の一作です。
キム・ギドクのおすすめ映画ランキング第4位:嘆きのピエタ
第69回ヴェネチア国際映画祭で金獅子賞を獲得した、キム・ギドク監督の最高傑作との呼び声も高い一作です。
幼い頃に親に捨てられ、貧しく孤独に生きてきた一人の男の前に、ある日突然母親だと名乗る女が現れます。疑いながらも生活をともにする内に、徐々に母親として受け入れ、愛が芽生え始めていることに気付きます。
ところがそんな矢先、再び母親は目の前から姿を消します。果たして男を待っている結末とは…。
ラストシーンで提示されるある愛の形に、あなたは何を思うでしょうか。ぜひ確かめて観てください。
キム・ギドクのおすすめ映画ランキング第3位:悲夢
見ず知らずの男が見た夢の通りに彷徨う夢遊病の女。
— わたる (@yamawaru1125) July 17, 2019
オダギリジョー主演の韓流映画。
突飛な設定にも関わらず、いい感じに進むストーリーに見入っていましたがラストでドカン!
あまりの破壊にこれは狂ってると思ったらキムキドク監督だった。
納得。#悲夢#2008年#家シネマ pic.twitter.com/IHHjzqIbjJ
オダギリ・ジョーさん主演で話題となった本作は、キム・ギドク監督が実際にみた交通事故の夢から着想を得て創作されました。夢で繋がった二人の男女の哀しく切ないラブストーリーです。
◆関連記事:オダギリジョーの出演作品が知りたい方はこちら!
キム・ギドクのおすすめ映画ランキング第2位:うつせみ
うつせみ
— rumrum (@rumrum1031) June 30, 2019
なんとも奇妙な恋愛映画だけどキムギドク好きだから面白かった! pic.twitter.com/EBsqo6jH8e