2000年9月に発売された17thシングル「SURREAL」。「SURREAL」とは、超現実主義という意味。夢と現実の狭間、過去と現在の狭間、変わっていくものと変わらないものを歌っています。
MVは、白いネグリジェに金髪姿のお嬢様ルックの浜崎あゆみさんが、豹になった自分の夢を見るというストーリー。ヒョウ柄の全身タイツに黒髪、頬にハートシールの浜崎あゆみさんが可愛いと話題になりました。
この頃から歌い方に独特のしゃくるクセが出てきた浜崎あゆみさん。浜崎あゆみさんのモノマネをする人がよく歌う楽曲でもあるので、「原曲を聴いたことがなくても浜崎あゆみさんの曲だと知っている」という人は多いでしょう。
15位:Days
44thシングル「Days」は、2008年12月にリリースされました。「Days/GREEN」と「GREEN/Days」の2形態でリリースされ、特典映像やボーナストラックに違いがあります。
「Days」は、好きな人を一途に想うラブソング。ミディアムテンポのバラードナンバーです。
MVはストーリー仕立てになっていて、ラブリーな衣装で可愛らしさ全開!といった雰囲気の浜崎あゆみさんが印象的でした。
14位:LOVE〜Destiny〜
1999年4月にリリースされた7thシングル「LOVE〜Destiny〜」。「LOVE〜since 1999〜」という、シャ乱Qのつんくさんとのデュエットバージョンも収録されました。
ピアノの音が優しく響くしっとりとしたバラードナンバーで、失恋の後、幸せだった日々を思い返すような歌詞の内容が涙を誘います。
つんくさんとのデュエットバージョン「LOVE〜since 1999〜」は、発売から20年以上が経った今でもカラオケや投稿動画などで人気があります。
13位:HEAVEN
「HEAVEN」は2005年9月発売の37hシングルです。映画「SHINOBI」の主題歌でもあります。
映画「SHINOBI」の内容が悲恋ということもあり、悲恋を歌ったラブソング。曲調はバラードです。
MVは、前編モノクロで、年齢や性別、人種の違う人たちが登場。彼らが電車に乗って出発するシーンからは、現世との別れを連想させるストーリーとなっています。
12位:TO BE
8thシングル「TO BE」は1999年5月にリリースされました。タイトル「TO BE」は、「するべき」という意味。シェイクスピア作「ハムレット」の「To be or not to be(生きるべきか、そうせざるべきか)」というセリフから命名されたんだそうです。
「他人からは価値がないものでも、自身にとって価値あるもののために生きるべきなんだ」と歌う、ミディアムバラードです。「他人の判断ではなく、自分の大事なものを大事にしていい」と励まされるような優しい曲です。
また、この曲は当時の恋人であり恩人である、エイベックス・松浦勝人さんへ向けて歌った楽曲だとも言われています。他からは見向きもされなかった自分に対し「価値がある」と力を入れて売り出してくれたことを歌っているとされています。
11位:Boys&Girls
1999年7月発売の「Boys&Girls」。ポップで明るいナンバーで、当時流行っていたユーロビートの香りがします。浜崎あゆみさんにとって、売り上げ3位のシングルでもあります。
発売当時のインタビューで、浜崎あゆみさんは「自分は若い子たちに消費されてもいい。リスナーがいつか離れていったとしても、人生の一部となれただけで十分」と語っています。
同世代への応援ソングであり、いつかそうなることは止められないという覚悟すら垣間見えます。発売から20年経ち、浜崎あゆみさんも当時のリスナーもそれぞれが年齢を重ねた今、この楽曲を聴くと感慨深いものがありますね。
10位:Who…
「Who…」は、2ndアルバム「LOVEppears」に収録されている、ファン人気の高い楽曲です。
新垣結衣さんと三浦春馬さんが主演を務めた大ヒット映画「恋空」では、芸能カルチャーに関しては実名を避けた映画内容にも関わらず、重要なシーンで小道具的に実名登場した唯一の楽曲。浜崎あゆみさんは、当時の若者文化の象徴となっていたんですね。
曲調はしっとりとしたバラードで、自身にとって大切な人は誰かを思い出させる歌詞の内容に、共感を覚えた人も多かったようです。
また、この曲には浜崎あゆみさんの未来やファンに対する想いが込められていて、自身が歌えなくなってもファンに歌が届くように、ファンの生きる力になるようにという願いがあるんだそうです。