1999年8月リリースの19thシングル「A」収録の「monochrome」。このシングル「A」はシングルとしてリリースされましたが、曲数の多さからアルバムとして扱われています。しかし、シングルとして見た際には、浜崎あゆみさんにとって最大のヒットシングルとなります。
「monochrome」は、失った恋から立ち直ろうとする様子を歌った、ミディアムテンポのナンバー。浜崎あゆみさんの得意とする、失恋を肯定的に捕らえた歌詞の内容で、多くの人の共感を集めています。
⑧WHATEVER
「WHATEVER」は1999年2月リリースの6thシングル。初期の楽曲ながら、根強い人気を誇る楽曲です。離れて過ごす恋人を想う内容の歌詞ですが、浜崎あゆみさんの幼少期の思い出にも通じると言われています。
浜崎あゆみさんには父親がおらず、母親は母親らしい事をしないタイプで、浜崎あゆみさんは子供らしい子供時代を過ごせなかったんだそう。ずっと凍えそうな思いで過ごしていた自分が、ようやく愛する人に巡り会えた喜びを歌っているともされる楽曲です。
大ヒット連発の浜崎あゆみの曲を聴こう!
浜崎あゆみさんは、ほとんどすべての楽曲において作詞を手がけています。「自身が経験していないことは歌詞にしない」と公言していて、失恋から立ち直る様子といったプライベートな内容から、世間に対する問いかけなどを歌詞にし、同世代の強い共感を得ていました。
若い女性たちのファッションやメイクなど流行をいくつも作り出し、短期間で次々と楽曲をリリースする戦略でヒットを連発します。まさに一時代を築いた歌姫といえるでしょう。
近年では、容姿の変化や恋愛スキャンダルばかりが取り上げられる浜崎あゆみさんですが、その功績は大きいです。2000年前後に青春時代を過ごした世代からは、今も絶大な支持をされるカリスマでもあります。
ヒット路線から外れたといわれ、結婚や離婚、自身の容姿の変化ばかりが取り上げられる浜崎あゆみさんですが、楽曲の輝きはいつまでも消えません。今でも心に刺さるような名曲が揃っていますので、ぜひ聴いてみてくださいね。