第6位:永吉(1990年発売)
・作品名:『永吉』
・ スタジオアルバム
・リリース:1990年7月31日
・レーベル:東芝EMI
・チャート最高順位:2位(オリコン)
自らの名前を冠した1990年にリリースしたオリジナルスタジオアルバムです。オリコン週間1位に輝くヒットとなった27枚目のシングル『PURE GOLD』が収録されています。
第5位:Anytime Woman(1992年発売)
・作品名:『Anytime Woman』
・スタジオアルバム
・リリース:1992年6月24日
・レーベル:イーストワールド/東芝EMI
・チャート最高順位:5位(オリコン)
1992年にリリースされた矢沢永吉さんの20枚目のオリジナルスタジオアルバムです。アルバムタイトルと同名曲のトップナンバー『Anytime Woman』は先行シングル曲としてリリースされました。この楽曲はキャロル時代から歌われている楽曲であり、矢沢永吉さんにとってもファンにとっても愛着のあるナンバーとして知られています。
アルバム制作には、ザ・ビートルズのドラマー、リンゴ・スターの息子であるザック・スターキーが参加し、レコーディングはロンドンとロサンゼルスで行われ、アルバム全体はスケールの大きい作品に仕上がっています。
第4位:情事(1989年発売)
・作品名:『情事』
・スタジオアルバム
・リリース:1989年6月21日
・レーベル:東芝EMI
・チャート最高順位:2位(オリコン)
1989年にリリースされた矢沢永吉さんの17枚目のアルバムです。ホーンセクションのアレンジの厚さが印象的なスケール感の大きい作品として評価を得ました。帯タイトルに書かれた「こんにちは、まっすぐの不良でございます」というコピーには、まだ80年代の矢沢永吉さんの男臭さを感じさせる名言として、ファンの間でも語り継がれています。
第3位:HEART(1993年発売)
・作品名:『HEART』
・スタジオアルバム
・リリース:1993年3月31日
・レーベル:イーストワールド/東芝EMI
・チャート最高順位:1位(オリコン)
1993年にリリースされた矢沢永吉さんの21枚目のオリジナルスタジオアルバムです。収録曲には、TBSドラマ『はだかの刑事』の主題歌となった33枚目のシングル『東京』や、またそのカップリングとなった『心花よ』(「サントリーBOSS」CMソング)、またのちにシングルカットされた『黄昏に捨てて』がクレジットされています。
おなじみのロサンゼルス&ロンドンレコーディングを実施し、矢沢永吉さんの円熟味を堪能できるかっこいいアルバムとして完成しています。
第2位:the NAME IS…(1994年発売)
・作品名:『the Name Is...』
・スタジオアルバム
・リリース:1994年7月6日
・レーベル:イーストワールド/東芝EMI
・チャート最高順位:週間1位(オリコン)
1994年にリリースされた矢沢永吉さん22枚目のオリジナルスタジオアルバムです。アルバムジャケットは、雨の中、白いシャツ姿で立つ矢沢永吉さんとその背後で立ち尽くす女性といった2人を収めたシンプルなカットですが、この女性は無名時代の江角マキコさんであることがわかり、その点でものちに話題となりました。
このアルバムの白眉はなんといっても自身が主演を果たしたTBS系ドラマ『アリよさらば』の主題歌となった同名シングル曲『アリよさらば』(36枚目のシングル)でしょう。また同ドラマのエンディングソングとなった名バラード『いつの日か』も収録されています。
矢沢永吉さんのディスコグラフィーにおいて、多くのヒット曲、名曲で彩られた本作は、矢沢永吉さんの魅力を知る上でも重要な作品といえるでしょう。
第1位:DON’T WANNA STOP(1991年発売)
・作品名:『Don't Wanna Stop』
・スタジオアルバム
・リリース:1991年7月5日
・レーベル:イーストワールド/東芝EMI
・チャート最高順位:3位(オリコン)
1991年にリリースされた矢沢永吉さんの19枚目のオリジナルスタジオアルバムです。トップナンバーは、日本テレビ系ドラマ『刑事貴族2』のエンディングテーマ『ラスト・シーン』や、アサヒビール「生ビールZ」のキャンペーンソング『夢の彼方』ほか、多くのタイアップ曲が散りばめられ、90年代初頭の矢沢永吉さんの勢いを感じさせるアルバムとなっています。
矢沢永吉さんが四十を迎えて、完全にアダルトな魅力を打ち出した作品で、サウンドメイクにおいてもそれまでの作品で多用していた打ち込みを抑え、ロック志向を改めて標榜したかのような作風です。
当アルバムの楽曲の完成度の高さは、矢沢永吉さんのファンのみならず、初めて聞くリスナーにとっても、矢沢永吉さんの偉大さを感じうることができる作品でしょう。