家を新築するにしても、リフォームするにしても大変大きな買い物です。大きな買い物の場合、数万円の差は意外と気にならなくなるものですが...それにしても価格は重要ポイントです。
安ければいい!というわけではありまえせんが、機能性に優れ、さらに価格が安いのであればそれにこしたことはありませんね。
その点ステンレスキッチンは人工大理石と比べて価格が抑えられています。メーカーによっては人工大理石のインテリア性を強調し、優れたデザインで価格が高いのは当たり前...のような営業スタイルをとるところもありますが、ステンレスはとにかく機能的。
機能性が十分でさらに価格帯が安いのは大きなメリットではないでしょうか?
【ステンレスキッチン】メリット⑧害虫の侵入が減る
キッチンのシンクから害虫が侵入してくる事がよくあります。ゴキブリなんかもそうですよね。インテリアとして素敵な人工大理石ですが、人工大理石のキッチンと比べて害虫の侵入が圧倒的に少ないのがステンレスキッチンだそうです。
新築の家にゴキブリは本当に勘弁してほしいものですよね。天板だけでなくオールステンレスにすることで掃除が楽になり、より衛生的にキッチンを保つことができるため、害虫が侵入しにくくなるのだそうです。
より衛生面に気を使わなければいけないプロの厨房がステンレスなのは、機能性とともにこういった衛生面もあるのでしょう。
【ステンレスキッチン】デメリットも見ておこう
このように耐久性が高く、機能的なステンレスキッチンですが、もちろんメリットがあればデメリットもあります。キッチンを決める際にはメリット・デメリットをよく理解することが最も大切!
デメリットもしっかり確認しておきましょう。
【ステンレスキッチン】デメリット①見た目が寂しい
ステンレスキッチンは機能的で、おしゃれにも見えるのですが、いかんせん部屋の雰囲気、インテリアによってはどうしても無機質で見た目が寂しく冷たいイメージになってしまうところがデメリットです。
ステンレスはシルバー色の金属ですから、温かみはありません。例えば部屋のインテリアが全体的にウォームカラーで木のぬくもりを感じる設計になっていると、部屋の雰囲気やインテリアとマッチしない事もあるでしょう。
比較するとカラーバリエーションが豊富な人工大理石は、どんなインテリアにも合わせる事ができ、なめらかなその質感はキッチンを柔らかく、温かい印象に変えてくれます。
インテリアや家のテーマカラーは家の持ち主の好みですが、都会的なクールでモダンなインテリアだとステンレスキッチンは逆におしゃれに、そしてかっこよく映ります。
【ステンレスキッチン】デメリット②光沢がなくなる
ステンレスはピカピカに光沢があってこそ美しい。これには日頃の掃除やお手入れが欠かせませんが、金属ですからどうしても年数とともに表面の光沢は失われていきます。
とはいえ、掃除をしていればそこまで気になる差ではないのですが、購入した当時の光沢と比べると一目瞭然です。特にヘアライン仕上げのステンレスは最初ピカピカに光っていますから、こだわりの強い人には違いがはっきりと分かってしまうでしょう。
逆にヘアライン仕上げではなくバイブレーション仕上げだとそこまで曇りは気になりません。ただ、バイブレーション仕上げの方が価格が高いので、何を優先したいかをよく考える必要があるでしょう。ステンレスを選ぶときには仕上げ加工の事もメーカーに聞いておきましょう。
【ステンレスキッチン】デメリット③錆がうつる
もらい錆びって聞いたことがありませんか?錆びにくいステンレスですが、鍋ややかんの錆びをもらってしまう事はあります。
例えばやかんのそこにこびりついた錆び。この錆びはステンレスキッチンの上に置きっぱなしにしておくとキッチンのステンレス天板に移ってしまいます。
一度錆がついてしまうと普通に掃除してもなかなか取れないので、キッチンで他の鉄製品の取り扱いには注意しましょう。ただし、錆がついてしまったと言っても、キッチンクレンザーなどで擦り洗いすれば大丈夫です(力仕事ですが!)
【ステンレスキッチン)デメリット④今っぽさがない
ダサくなる。
これは他人によって受け取り方が違うでしょうが、人によっては「最近は人工大理石の方が見た目がいい」とか「最近は人工大理石の方が流行ってる」と流行に流されがちな人もいます。
ステンレスキッチンはインテリアによってはとてもモダンでスタイリッシュに仕上がるのですが、どうしても昔のステンレスキッチンのイメージから離れられない人もいるようです。
確かに安価なステンレスのキッチンでは見た目がどうしても古臭くなってしまいますが、ステンレスキッチンでも扉材にこだわったり、プロ仕様のキッチンにするととてもクールな仕上がりになります。また観葉植物を取り入れることでモダンなインテリアの中にも温かみを持たせることができます。
要はインテリアの選び方次第ですね。ただし、仕上げ加工でエンボスやコイニング仕上げになると今風とは言えないかもしれません。ここもメーカーさんと相談ですね。