内田裕也さんの葬儀での内田也哉子さんの挨拶があまりにもよく、もっとこの人が見ているものを知りたいな…と読んだ「ペーパームービー」すごくよかった。夫(本木雅弘さん)と「何をしているのか」と聞かれて、「ゆっくり話している」と返事しているところとか、いいな…と思う pic.twitter.com/Is1f8XoBrp
— 青柳美帆子 (@ao8l22) April 9, 2019
内田也哉子さんが19歳のときに書いたエッセイ「ペーパームービー」。内田也哉子さんにとって、初の書籍となります。
内田也哉子さんの19年間をそのままに書いていて、両親の話や、夫・本木雅弘さんとの出会いについても綴られています。
会見記(2001年)
内田也哉子「会見記」読了。
— otoboke (@otoboke1717) January 8, 2019
対談集ではあるが、也哉子さんが対談相手の人に感じた思いが綴られていて、その文章を読むと彼女の優しさが溢れていてとっても好感が持てるしますます好きになるー:hugging:
最後が内田裕也さんとの対談っていうのも良かったな。 pic.twitter.com/sdEMzuawhC
内田也哉子さんの2作目の作品は、2001年に発売された「会見記」。
内容は、16人の著名人らと出会った感想を書いています。対談ではなく、内田也哉子さん独自の視点で書かれているので、内田也哉子さんのフィルターを通したその人を知ることができる本となっています。
BROOCH(2004年)
内田也哉子さんが最後に出したのは、2004年発売の「BROOCH」。
「BROOCH」は、エッセイではなく絵本です。人気イラストレーター・渡邉良重さんのイラストに、内田也哉子さんが文章をつけるという形で作られました。装丁にこだわった、とても美しい絵本と評価されています。
内容は、「自分探し」がテーマ。内田也哉子さんの美しく切ない言葉と、渡邉良重さんの繊細なイラストが楽しめます。
内田也哉子の今後に注目!
2018年に母・樹木希林さんを亡くし、翌2019年には父・内田裕也さんを亡くした内田也哉子さん。内田裕也さんのお別れの会での謝辞が話題となりました。
内田也哉子さんは、内田裕也さんを「パパ」や「お父さん」ではなく、「裕也」と呼びます。また、自身が異質な家庭に育っていることは十分に理解していたそうです。
「父をよく知らない」とし、樹木希林さんの「世の中の矛盾をすべて表しているのが内田裕也」という言葉を引用し、「父から教わったのは、大げさに言えば生きとし生けるものへの畏敬の念かもしれない」と語った内田也哉子さん。
さらに、「いまさらですが、ある種のカオスを受け入れることにした」と、複雑な、それでいて霧が晴れたような胸のうちを言葉を選ばず淡々と綴り、最後には「彼らしく見送りたいと思います。Fuchin’ Yuya Uchida. Don’t rest in peacr,just Rock’nRoll.」と締めました。
この謝辞が、まるで詩のように美しく、かつ誠実で心に残るものだとして「素敵」「カッコいい」と賞賛の的となりました。内田也哉子さんは、真実をしっかりと見つめる強さを持ち、心の声を受け止め文章を綴る天才といえるでしょう。
今後の内田也哉子さんの活躍が楽しみですね。