そして、大御所のお三方にもお会いできました。
まずは大和田りつこさん。童謡界のスーパースターです。アニメ「赤毛のアン」の主題歌も担当されている「赤毛のアン」には欠かせない存在です。
今回の曲やミュージカルと童謡の共通点についてお話していただきました。
「この曲を聴いた時に、まずこの曲に関わった全ての方々の「愛」を感じました。公演が中止になってしまった事はとても残念でしたが、コロナ禍の中でも、この様な愛一杯の新しい展開が出来たことは、本当に素晴らしい事だと思います。」
「「歌の力」でしっかりと感情を伝える、と言う面では、童謡もミュージカルも同じだと思います。子供の頃に歌った童謡を大人になって、再び紐解くと、そこに秘められた奥深さを見つけることが多々あります。ミュージカルもそうです。何回も観て、そして新しい発見をして欲しいですね。」
続いては、宝塚歌劇団出身で紀伊国屋演劇賞個人賞も受賞されている、まさに演劇界の大スター旺なつきさん。旺さんの存在感や空気感は本当に言葉では表せません。動画を観ていただいても伝わるのではないかと思います。
「赤毛のアンのキャストとは、これまで家族の様に過ごして来たので、今年みんなに会えないのは、すごく辛かったですけど、この曲に関して言えば、もう少し広い世界を意識しました。赤毛のアンの中の役としてだけではなく、自分個人に戻って、大切な人達に、「伝えたいメッセージを歌う」イメージ。とても楽しかったです。」
「ミュージカルは私にとっては仕事です(笑)ただ…誇りを持って、愛を持ってできる仕事ですね。」
…かっこよすぎる。
最後はイタリアミラノでオペラの勉強をされていた、越智則英さん。越智さんはとても気さくにたくさんお話してくださり、自然にこちらも笑顔になりました。越智さんもまた、この曲や今までミュージカルを続けた理由を語ってくれました。
「人と人との触れ合いがなくなってしまって、手を取り合ってもう一度歩いていきたいという想いを込めて歌いました。これからそういう世界がまた戻ってくればいいなと思います。ミュージカルを続けている理由は楽しいからでしょうね。歌って踊って芝居できるっていう。オペラはやっぱり全然違うので、ミュージカルはオペラに比べて表現の幅が広がるんですよね。」
ミュージカルって深いんです
今回、本当に貴重な現場に同行させていただきました。
私は、出演したと言いながらもアンサンブルと呼ばれるキャストでこの5人の方々はメインキャストの方たちです。こんなに気さくに久しぶりだねとお話をしてくれたことに、やっぱり人に会うことって素晴らしいなと思い、少し泣きながら家路につきました。
そして今回は初めての執筆です。次回からはもっと上手に伝えますのでみなさん許してくださいね…。
次回は編集部Cが思うミュージカルの面白さについて書いてみたいと思います。
「TOURS ミュージカル 赤毛のアン」は毎回ユニークで記憶に残る「消臭力」や「脱臭炭」のCMで話題のエステー株式会社が主催のミュージカル。エステーは1998年からオリジナルミュージカルの主催を始め、2003年から続く「赤毛のアン」を題材とした「TOURSミュージカル 赤毛のアン」は毎年約2万人の方々にお届けしており、昨年の開催で17年目を迎えています。
来年開催されたら、私は観客として観に行くことを楽しみにしています。
今回協力していただいたエステー株式会社さん本当にありがとうございました。
:diamonds:ミュージカル赤毛のアンのHPはこちら↓
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