【メリークリスマスの意味】メリークリスマスの意味を考える
「メリークリスマス!」
クリスマスシーズンにはこの言葉がお店に飾られますよね。
クリスマスケーキの上にも、クリスマスカードにも「メリークリスマス」と書かれています。
でも「メリー」って何?
と考えた事はありませんか?
メリークリスマスはクリスマスをお祝いする挨拶なのですが、英語の授業でも「メリー」の意味は教わった事ないですよね?
「メリー」は単体で「陽気な」とか、「浮かれた」という意味があります。
ジングルベルの歌詞に
♪今日は楽しいクリスマス
ってありますよね。
ニュアンス的にはそんな感じ。
キリストの誕生を祝う挨拶ですから、キリストの誕生を祝ってお祭り騒ぎ…というイメージでしょうか。
キリスト教のお祭りですもんね。
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【メリークリスマスの意味】メリークリスマスはいつ使う?
ではメリークリスマスという意味が分かったところで、メリークリスマスはいつ使うのでしょうか?
クリスマスイブ?
本場アメリカではクリスマス当日だけではなく、クリスマスの1週間〜2週間前くらいから挨拶として使います。
知り合いに会って立ち話…別れる時にバイバイ!の代わりにメリークリスマス!
こんな具合。
お店のレジの人もメリークリスマスと言ってくれますし、クリスマスシーズンにはとてもよく使われます。
日本ではクリスマスパーティーの掛け声くらいにしか使いませんよね?
きちんと使えるのはキリスト教の信者の方くらいかもしれません。
もし、英語圏の人とお友達になる機会があればぜひパーティーの掛け声ではなく、挨拶として「メリークリスマス」と言ってみましょう。
また、接客業の人ならお客様にメリークリスマスと挨拶するのも素敵。
ただし、イスラム教や違う宗教の信者の場合は嫌な顔をされますから、気をつけて。
【メリークリスマスの意味】エリザベス女王は使いません
ところで、この「メリークリスマス」という言葉。
世界的に見るとアメリカ人が1番よく使うだけで、あとはそこまで多用しないのを知っていますか?
もちろんイギリスやオーストラリアなど英語圏では普通に使われるのですが、合わせて他の言葉もたくさん使います。
例えばイギリスのエリザベス女王は、恒例のクリスマスのご挨拶で「メリークリスマス」とは言いません。
おそらく一度もおっしゃった事が、ないはずです。
エリザベス女王はメリークリスマスではなく、
「ハッピークリスマス」
とおっしゃいます。
なんでもメリークリスマスはちょっと浮かれすぎているイメージなんだそう。
上品にイギリス式に酔っ払っていることを「ちょっとメリーになってるんじゃない?」なんて遠回しにメリーを使います。
浮かれたお祭りのようなイメージがあるのですね。
楽しいことが大好きなアメリカ人はメリークリスマスを好んで使います。
【メリークリスマスの意味】違う言い方
同じ英語でも、エリザベス女王のように
ハッピークリスマス
という場合があるように、メリークリスマス以外にもクリスマスの挨拶がいくつかありますので、紹介しますね。
・ハッピークリスマス
・ハッピーホリデイ
・フェリスナビダッド
・ホリデイシーズン
などなど。
カードに書くときはもっとたくさんバリエーションがあります。
ちなみに、フェリスナビダッドはスペイン語。メキシコ系移民の多いアメリカ南部では普通によく使われる言葉です。