練り香水とは
どんな香水の匂いがお好きですか?街中で、ふっと香る香水やアロマは大人の色気を際立たせます。香り過ぎず、すれ違いざまにふわっと香る匂い。
匂いというのは、記憶に直結しています。その香りを嗅ぐと、その人のことを思い出したり、声が聞こえた気がしたり。同じ香水をつけた人とすれ違うだけで思い出しいてもらえるなんて、すこしロマンチックでもあります。なので、もしも自分で香りを纏うならいい香りにしたいですよね。
【練り香水】練り香水は古くから愛される香水
そんな目には見えないけれど大切なお洒落を楽しむ香水。みなさんはどんなものを使っているでしょうか。
大半の人が「香水」という言葉を聞いて思い浮かぶのはきっと液体ではないでしょうか。
ですが古く昔から日本人になじんだ香水があるんです。それは瓶やアトマイザーに入っているオーソドックスなものとは違い、小さく持ち歩きも便利な練り香水。
【練り香水】練り香水は”固形の香水”
練り香水とは、こういった形の入れ物に入れられたものです。他にもジェルパフューム、ソリッドパフュームなど。色々な呼び名がありますが、正確には香水じゃなく「香油」なんです。いつの間にか定着した呼称が当たり前に使われてしまっているんですね。
さて、練り香水とは見た目の通り硬い、固形の香水な訳ですが。これは指で肌になじませ、香りを調整する、というものです。アトマイザーなどとは違って自分で簡単に量を調整できるのはとても嬉しいですよね。電車の中でもキツすぎない香りを楽しめるのがこの練り香水のいいところです。
さらに、数年前には100均でも取り扱われていたほど、実はなじみのあるものなんです。小さい子供でも雑貨感覚で楽しめちゃいますよね。自分用はもちろん、プレゼントにも喜ばれること間違いなしです♪
練り香水のメリット
さて、それではまず練り香水のメリットを少し考えてみましょう!忙しい日々の中で、心地よい香りに包まれる贅沢な時間を楽しむことは、まさに心のリフレッシュ。練り香水の魅力を見つけて自分にぴったりの香りを探してみましょう!
【練り香水】香りの強度を調節できる!
練り香水のメリットその1は調整の簡単さです。香水とはもともと体臭が多く香ってしまう外人のために作られたものなので体臭の薄い日本人には強すぎる香りが多く、公害として度々ニュースにも取り上げられていますよね。
アドマイザーでのひと吹きだけで、周りの人が不快になるほど強く香ってしまう事はありますよね。つけている本人にとっていい香りでも、周りからは……。さらに、人工的な香りに対してアレルギー反応を起こしてしまう人も少なくありません。そうなると、香水はどこでつけるかがやっぱり悩みどころです。
ですが、練り香水は香りも弱く、指先で簡単に量が調整できるのでそんな心配が少ないです。優しい香りを大人の嗜みとして香らせるのは、下手にキツイ匂いを振りまく人よりも上品で素敵に見えますよね。
さらに病院などに入院している時も、練り香水なら自分の鼻の下にさっとぬることで周りに迷惑をかけず一人で簡単に香りを楽しむことができます。
練り香水のメリット「携帯しやすい」
そして練り香水のメリットその2は、持ち運びが便利なところです。カバンの中に市販の香水を入れておくと、周りのものに匂いがついてしまったり、ガラス瓶が重たかったりしませんか?さらにひどいと、漏れてノートやポーチにシミを作ってしまうことも。
アドマイザーは100均でも売っているほど、私たちの生活に身近なものとなりましたが、それでも可愛いものが少なかったりと、色々な不便を感じたことはありませんか?
練り香水の入れ物は小さく、ポケットに収まるサイズのものがほとんどです。市販の香水と同じく練り香水にも消費期限があるので、あまり大きいと使い切ることができないのも理由の一つです。
ですがそのおかげで、練り香水はどんなところにも忍ばせることができる素敵な香水になっています。また、練り香水はシンプルなデザインのものから格好いいもの、和風なものなどさまざまな形があるので、ファッションの一部にもなりますね。
【練り香水】練り香水をブレンドしてみよう
そして練り香水のメリットその3が、香りの変化です。練り香水は、香りが優しく、ほのかな香りを楽しむものなので、本体の香りがそこまで強くありません。
なので、お気に入りの相性がいい練り香水を二つ付けあわせても周りに不快感を与えるほど強い香りにはならないんです。100均に売られているような練り香水なら、何種類も購入していろんな香りを重ねやすいですよね。
市販の香水でも、シトラス系を掛け合わせてみたり、ムスク系とスパイシー系を掛け合わせてみたり。さまざまな組み合わせを見つけて、自分のお気に入りの香りを作ってみてください。