ちなみに、今回ご紹介する作り方では、女性が手首につける長さ(全体約27cm、模様約15cm、端6cmずつ)が目安となっています。男性がつけたり足首につけたりする場合は、糸をもっと長めに用意しましょう。また仕上がりの寸法は、多少前後しても大丈夫です。
最初のうちは、作るのに1時間近くかかってしまうかもしれませんが、慣れてくると20~30分くらいで簡単に作れるようになりますよ。
ミサンガ・輪結びの作り方(基本編)
準備ができたら、具体的な作り方に移っていきましょう。結んでいくときは全部で6本ある糸のうち、同じ色の2本を1セットで扱ってください。
輪結び・基本の手順
⓵メインにしたい色を選び、その色の糸(2本)が左側にくるよう、糸の配置を整えます。
⓶⓵で選んだ色の糸(2本)を左手に取り、他の糸(4本)の上に「数字の4」を描くように乗せます。
⓷⓶でできた輪の中に、最初の色の糸(2本)を下から通します。
⓸最初の色の糸(2本)を上に引っ張り、結び目が根元にできるようにします。
⓹⓵~⓸を繰り返し、結び目の部分を長くしていきます。
同じ色の結び目をいくつ作るかによって、全体の色のバランスに変化を出すことができます。途中でメインになる色を変えたい場合は、3色(6本)の糸のうち、左側の1色(2本)を持ち替えればOKです。
「ひたすら結ぶ」を繰り返す簡単な作り方ですが、大事なポイントが1つだけあります。それは「ひとつ前の結び目と同じ位置に、次の結び目がくるように意識すること」です。このポイントをきちんと実践すれば、結び目がキレイにねじれた模様になっていきますよ。
ミサンガ・輪結びの作り方(仕上げ編)
結び目が理想の長さに到達しましたら、仕上げに入りましょう。仕上げに移る目安は、糸の残りの長さが10cmくらいになった頃です。まずは糸を6本束ね、結び目(玉結び)を作ります。次に両端を三つ編みし、結び終わったら再び結び目(玉結び)を作ります。
これで完成です☆手首や足首などお好きなところに、願い事をしながらつけましょう。
■参考記事:V字ミサンガ、ねじり編みミサンガの作り方は?
ミサンガ・輪結びの作り方(補足編)
今回は簡単に手作りするおすすめの方法ということで、刺繍糸を3色・6本使う作り方をご紹介しました。使用する糸の本数を増やせば太く、少なくすれば細くと仕上がりを変えることができます。また糸の色も、好みに応じて変更可能です。「色違いを作りたい」「ちょっとアレンジを加えてみたい」という場合には、これらの方法を取り入れてみてはいかがでしょうか。
また結び始めと終わりの処理の方法として、今回は三つ編みをご紹介しました。この部分も、三つ編みに限らずいろいろな方法があります。編んだり結んだりが面倒な場合は、端だけ玉結びすることも、もちろん可能です。好みや発想によって簡単にかつ無限にアレンジできるのが、手作りミサンガの楽しいポイントです。
慣れてきたら、ぜひいろいろ試してみてください。