中二病エピソード⑥正義のヒーロー
みんなを守るのは自分、みんなには見えない敵から自分が必ず守ってみせる・・・SF映画の見すぎか、アニメの見すぎなのか、男子は特に自分をヒーローと位置付ける中二病が多いです。
中高生は、精神的に女子生徒のほうが大人びているので、中二病男子を見る目はかなり冷たく、視界に入っても透明人間扱いなんてザラなのですが・・・中二病はそれをも正当化してしまうのです。
自分を悪霊と戦う戦闘集団の一員、霊能力で悪を退治するといつも言っていた少年。設定上コードネームも持っていたそうで「電撃」といういかにも小学生が考え付きそうなコードネームだったそうです。
その行動は休み時間に行われるというものではなく、授業中にも拳を振り上げ教室内に居る「悪」と戦い続けていたのだそうな。
隣の席の男の子が「そんな程度じゃ、俺には勝てないぜ」なんて授業中呟きながら宙に拳を振り上げていたら、そりゃもう気味悪いですよね。
周囲には意味なく振り上げられた拳でも、本人は「戦闘中」だったわけで、彼を理解してくれる人は彼の脳内にしか存在しないのです・・・
中二病エピソード⑦これぞ邪気眼!
自分は邪気眼の持ち主、いつも突然暴れだす邪気眼を自ら封じ込めながら生きている・・・これが邪気眼中二病の毎日です。
とてもスピリチュアルとは程遠い、自分自身の脳内設定により作り出された邪気眼に振り回されていることが一種のステータス!他人とは違う自分、選ばれし自分!のアピールは、正直周囲をドン引きさせています。
でも、周囲には理解されない自分というのも快感だったりするのが中二病なのです。
設定上、いつ暴れ出すかわからない邪気眼。授業中だろうがテスト中だろうがお構いなしです。周囲がどれだけ迷惑してるか、気味悪がっているかというのもお構いなしです。
「っぐわ!・・・くそ!・・・また暴れだしやがった・・・」と教室で額を抑えながら人気のないところへ走り去ったり、「うっ・・・こんな時にまで・・・しつこい奴等だ」とテスト中にも関わらず教室を飛び出してみたり・・・
このように、いついかなる時も邪気眼の持ち主設定で生きることが自分。大人になって、その時代をどう思い返すかなど考えもしないのです。
不良に絡まれようが、どんな教科の授業中だろうが、一切妥協しない邪気眼の持ち主!キャラ設定ってそんなに大事なのか、一般人にはわからないところですね。
中二病患者にならないためにすべきこと
邪気眼をスピリチュアルに位置付けるのが中二病。スピリチュアルの権威からはいったいどう映っているのでしょうね。
誰しもが通る、10代の危うい時期をいかにして過ごすのかが中二病への分かれ道!中二病もそれはそれで楽しく生きているにしても、黒歴史と化す青春時代はおすすめできませんね。
憧れの対象が目に見えない物だった場合、特に中二病へ向かう傾向が強くなってしまうものです。一種の信仰であり、生きがいとなってしまうともう誰も手を付けられません。
大学生になっても引きずっている若者が多いと言われる中二病。現実逃避はほどほどにしたいものですね。