コロナの影響がまだまだ続く中、予想以上の運動不足とそれに伴う便秘などの不調に悩んでいる人は多いはず。また、普段からアクティブな人はランニングやジムに行くこともままならず、ス トレスが溜まる一方かもしれません。
そんなときも、強い味方となってくれるのが「インナーボタニカル」。代謝改善や便秘といった対症はもちろん、ダイエット成功の鍵を握る「心へのアプローチ」も叶えてくれます。
ダイエットで大切なのは、いかに穏やかな心の状態を保つか。ダイエットが失敗してしまう最大の理由は「心が食べ物に依存し、常に食べすぎの状態が続く」ことなので、心をしっかり整えないまま無理な食事制限や運動を始めると、ストレスホルモン(コルチゾール)が過剰分泌されて逆に食べすぎてしまいます。
また、飢餓感というストレスにより睡眠不足に陥ると、自律神経のバランスが乱れ代謝に悪影響をおよぼすのです。 心に作用するボタニカルの力を取り入れながら、心身を同時に整える『インナーボタニカルダイエット』なら、ノーストレスでリバウンドの心配もありません。
ポジティブダイエットにおすすめの「インナーボタニカル」素材
「ペパーミント」
・身体に期待できる効果…昔から整腸剤として用いられているほか、食欲抑制に役 立つという論文も発表されています。
・メンタルに期待できる効果…爽やかな香りで眠気を飛ばし、集中力を高めると同時に鎮静効果があります。
「グレープフルーツ」
・身体に期待できる効果…フラノクマリン誘導体とフラボノイドが豊富で、脂肪分解を高めます。医薬品の中には消化管吸収率が大幅に上昇するものも。
・メンタルに期待できる効果…爽やかな香りが気分を爽快に軽くしてくれます。
「エルダーフラワー」
・身体に期待できる効果…代謝改善に役立ち、皮膚の毛穴を通して体内の毒素を排出させる働きがあります。
・メンタルに期待できる効果…鎮静作用で不安や鬱を和らげる効果があり、古来から不眠症にも用いられてきました。
「緑茶」
・身体に期待できる効果…様々なカテキン類を含み、 その中でガレート型カテキンは生理周期に伴う脂質代謝 改善する働きがあります。
・メンタルに期待できる効果…茶葉の加工法によって覚醒作用とリラックス作用を併せ持ちます。
「ローズマリー」
・身体に期待できる効果…鎮痛、血行改善、抗菌、美白など美容に役立つ効果が豊富。デトックスにより、ダイエットと同時に美肌をかなえてくれます。
・メンタルに期待できる効果…神経を穏やかにさせる働きがあり、不眠にも役立ちます。
「リンゴ」
・身体に期待できる効果…ポリフェノールが豊富で、 脂質代謝改善作用、抗炎作用、 メラニン生成養成作用などがあります。
・メンタルに期待できる効果…甘酸っぱい香りがリラックスさせてくれます。
「甘草(リコリス)」
・身体に期待できる効果…ホルモン生成を正常化するエストロゲンのような働きとともに、副腎疲労や高脂血症にアプローチ。
・メンタルに期待できる効果…砂糖の150~300倍の甘みを持ち、甘いものを口にしたいときの強い味方になってくれます。
肌や髪のトラブルも解決!「インナーボタニカル」美活
インナーボタニカルは心身から体質改善するため、美容にも良い効果をもたらします。
肌や髪の毛、爪は新陳代謝が関わる部位で、代謝が落ちると荒れなどのトラブルが発生します。 つまり便通、血行、発汗など代謝と密接に関わる症状を改善することで、肌・髪・爪のツヤや潤いにつながるのです。
内側から体質改善するのはインナーボタニカルの得意とするところ。気になる症状に合わせてインナーボタニカルを組み合わせれば、化粧水など外側からのケアよりもずっと効果的なアプローチがかないます。
また、対症療法だけでなく心にも作用することで、見た目が変わる効果も期待できます。漢方薬を処方されている患者さんの中には、服用してから1~2週間で表情まで明るくなる方も。きれいになった自分に自身を持てるようになり、ポジティブスパイラルが生まれるのです。
【調査概要】
■実験概要 :単体ハーブティーとボタニカルティーを比較した際の美容に関する効果検証
■実験対象 :28歳~56歳の女性30名
■実験期間 :2020年3月31日(火)~2020年5月15日(金)
■実験形式 :ローズヒップ単体のシングルハーブティーを毎日1杯・2週間飲用してもらった後、複数の植物(ローズヒップ、リコリス、ビートルート、 ルイボス)をブレンドしたボタニカルティーを毎日1杯・2週間飲用してもらった。それぞれ各飲料を飲み始める前と飲用2週間後にアンケート 調査と問診・採血検査を実施し、変化を観察した。
■調査項目 :効果実感に関するアンケート、体重、体脂肪率、血圧、体温、ウエスト、便の回数
■実験協力 :工藤内科 工藤孝文
お悩み別におすすめの「インナーボタニカル」素材
・血色、クマ
身体を温める生姜は血流を促進します。生で食べると逆効果。暖かい飲み物で摂るのがおすすめです。 またクコやサフランも血流改善に役立ちます。
・髪の乾燥、ツヤ
髪のパサつきは乾燥や血流の悪さ以外に、老化も原因のひとつです。年齢とともに増える活性酸素を取り除く、抗酸化酵素のパワーがあるナッツ類などを多く摂りましょう。
・シワ
血の巡りを良くするシナモン (桂皮)はアンチエイジング効果もあり、美肌にうってつけ。胃腸を整え、リラックスさせる効果も。
・シミ、たるみ
ハトムギは余分な水分を排出させむくみを防いだり、老廃物の排出を促すことでシミの改善に役立ちます。
・爪トラブル
ハトムギは生薬としても用いられ、爪の状態を改善する効果があります。
・肌ゆらぎ
バナナを日常的に食べることで腸の調子が整い、肌質改善にもつながります。
・肌荒れ、ニキビ
ローズヒップなどのホルモンバランスを整える作用を持つインナーボタニカルは、皮脂量やターンオーバーの正常化が期待でき、ニキビに悩む方におすすめです。
教えて工藤先生!「インナーボタニカル」Q&A
ダイエットとストレスは関係あるんですか?
あります!
体の働きや代謝をコントロールする自律神経には、活動時に優位になる交換神経と休息時に優位になる副交感神経があり、心と体のバランスを保っています。
適度なストレスは交換神経の働きを高め、食欲をおさえて新陳代謝を活発にするのですが、 慢性的な外的ストレスにさらされると「コルチゾール」と呼ばれるストレスホルモンが過剰に分泌され、「やせホルモン」と呼ばれるレプチンを減少させてしまいます。
ですから自立神経を整え、ストレスを抱え込まずに心身のバランスを保つことがダイエット成功の秘訣なのです。
「インナーボタニカル」はなぜ肌ゆらぎやアンチエイジングに効くの?
女性ホルモンにはコラーゲンの産生を促すエストロゲンと、皮脂の分泌を促すプロゲステロンがあり、これらのバランスが崩れるとニキビなどの肌トラブルを招きます。
また、女性は加齢による皮脂減少量が大き く、シワやたるみが目立ちやすいのです。
そこでおすすめなのがローズヒップなど、 ホルモンバランスを整える作用を持つ植物のインナーボタニカル。内側から働きかけることで皮脂量やターンオーバーの正常化、 アンチエイジングが期待できます。
飲むインナーボタニカルは、摂取量や回数に制限はありますか?
お茶で摂取する場合、一日2リットル以下を目安に摂取するといいでしょう。回数に制限はありませんが、チョコチョコと飲んだほうが水分摂取としても効果的。
植物によっては作用の強いものものあるため、ブレンドはプロの手に委ねると安心。 飲用による効果は、大体2週間ほど続けると実感する方が多いようです。
ボタニカルティーって、 ハーブティーと何が違うの??
様々な薬用植物(主に葉)を用いたものがハーブティーで、さらに果物や野菜など あらゆるボタニカル素材をブレンドしたものがボタニカルティー。つまり、ハーブ ティーはボタニカルティーの一つなのです。
より多くの素材が用いられることで、摂取できる成分や味わいがさらに広がるのがボタニカルティーの特長です。
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