国際色豊かなシンガポール
シンガポール人は「国際人」
シンガポールといえば、海外赴任先として多い国であることからわかるように、各国からビジネスマンの集う国です。経済ではシンガポールが東南アジアの中心となっています。
しかし、シンガポール自体はそれほど大きな国というわけでもなく、人口は500万人ほどです。しかし、さすが経済の中心というだけあって、国民の所得は高く、豊かな国であると言えるでしょう。
国際色豊かな国で過ごすシンガポール人の公用語は英語ですが、世界各国との交流が盛んであることから、2か国語、3か国語を話すバイリンガルの割合が非常に高いことでも知られています。
経済が発展すると、それに伴う教養や知識も自ずと必要になってきますので、シンガポール人の意識はとても高いと言えるでしょう。
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愛国心の強いシンガポール人
シンガポールは、元はイギリスの植民地下にありましたが、1963年にマレーシアから独立した国家です。
移民が多かったことも、現在の国際色豊かな国を物語っています。
シンガポール人は非常に愛国心が強く、男性には2年間の兵役が課せられています。
シンガポールの子供たちは、小学校に上がると国歌斉唱・忠誠の誓いの言葉斉唱をするのですが、愛国心が強いからやるのか、やるから愛国心が強くなるのか、どちらなのでしょうね。
シンガポール人の愛国心は、志願すれば女性も兵役を受けられるという点にも表れています。国を愛し国を守ろうという心理は女性も同じというわけです。
日本では女性自衛官はたくさんいるものの、兵役となると微妙に心理の違いがあるのではないでしょうか。
自分たちの力で祖国を守りたいという強い意志を国民が持つ、これがシンガポール人の心理であり特徴ともいえるのではないでしょうか。
教育熱心な国シンガポール
シンガポール人は教養豊か
シンガポールは教育に力を入れている国であることは有名ですが、ビジネスの国であることも背景にあるのかもしれません。
シンガポールの子供は、小学校6年生の時に進路に大きく影響の出る試験を受けることになります。この試験は、その後の人生を大きく左右するような試験で、ここで受かればエリートコース街道に乗れるのです。
したがって、親が子供に対して教育熱心になる心理は当然の事ですよね。
周りを見れば海外赴任してきたビジネスマンがバリバリ仕事をしている、自分の子も…!と思うことでしょう。
なにも小学生の時にやらなくても…との考え方もありますが、6年生で受けるのですからそれはそれは幼いうちから英才教育は始まるのです。
小学校に入る前から英才教育を受けさせるということは、それだけ費用も掛かります。いい先生、いい塾に通わせたい心理は日本もシンガポールも同じです。シンガポール人は日本人よりはるかに教育に対する意識が高く、せっぱつまっているのです。
これほどまでに特徴的な教育ではありますが、そのおかげでシンガポールの教育水準は高く、シンガポール人にバイリンガルが多いとまで言われるのです。
親の心理とすれば、健康で元気なら…が一番でしょうが、実際は厳しい学歴社会をまず勝ち抜かせなければいけないという心理が先に立つでしょうね。