ですがだるま落としも、とても楽しいお正月遊びのひとつ。どこから落とそうかな?なんて考えてこんこんっと叩くのが楽しい遊びです。安価で買える物もありますが、ちょっと良いものを買うと飾りとしてもかわいいですよ。
ハンマーを持ってだるまを落とすわけですが、これは2人で楽しむとまた面白い遊びになります。どちらが先に崩してしまうのか?なんて勝負するのも楽しそうです。
また、だるま落としはバランス感覚を鍛えるゲームでもあります。
由来は禅宗の祖「達磨大師」への嫌がらせ?
禅宗の祖「達磨大師」は名僧としても有名ですが、反思想の一部から嫌がらせとして、彼のモチーフの「だるま」を落とすようになったと言われています。
胴体が別れているのも、強い反発精神から、八つ裂きにしたいという願望の現われだとされています。無邪気に遊んでいるようで意外と腹黒い意味が込められているのかもしれません。
⑨お手玉
お手玉も室内で出来るお正月遊びの一つです。お手玉は簡単にできそうに見えて、なかなか難しいもの。おばあちゃん世代はできる人が多いかもしれませんが、なかなかすぐにはできない物です。
「ちゃっ」というお手玉独特の音も良いですね。お手玉の中には小豆や大豆が入っており、出てきても食べられますし、間違って食べても大丈夫です。
そんなお手玉は自分で手作りすることも出来ます。歌に合わせてお手玉をするのも楽しそうですね。お手玉は2人でできる遊びもあるので、協力してお手玉遊びをするのも楽しそうです。
由来は海外の遊びから
お手玉も欧州やエジプト、中国など世界各地で始まった遊びと言われています。もとは穀物や砂などの粒上のものを袋に詰め遊んでいたようです。奈良時代になると中国からそれが渡り、あの聖徳太子も遊んだとされる遊びに発展しました。
中身は地域や時代によりさまざまで、羊の骨を入れていた国もあるのだとか。小豆なった由来は定かではありませんが、たまたま小豆がちょうどあり、特に深い意味はないのだとか。
⑩めんこ
めんこも伝統的なお正月遊びの一つですね。なかなか最近ではやっている人は見かけませんが、結構やってみるとはまってしまうかもしれません。
めんこの絵柄はさまざま。かっこいい絵柄やきれいな絵柄などあるので、集めたい!と思う子供もいるかもしれませんね。最近では人気アニメの絵柄をしためんこなども◎
めんこには花札のように覚える絵柄なども少なく、ただパンっとひっくり返せばよいので小さな子供でもやりやすいでしょう。
由来は泥だった…?
平安時代の意銭という遊びが資料に残されていますが、実際にはもっと昔から、子供たちが貝や石を使用して投げ合う遊びが流行っていたそうです。
江戸時代には子供の間で広まった小さな穴に入れる遊びの「穴一遊び」や、博打が禁止された時代には銭ではなく泥を使って形どった「泥面」が流行し、それが現在の紙のめんこになったとされています。
⑪かるた
かるたも伝統的なお正月遊びの一つですね。ジブリかるたやドラえもんかるたなど、さまざまな種類のかるたが出てきています。小学校でもかるた大会などがあり、子供に身近な正月遊びのひとつではないでしょうか。
子供が好きなかるたの絵柄を選んですると、より楽しめそうですね。「あの絵柄とろうと思ってたのに!」なんて、勝負心に燃えそうです。
由来は南蛮文化
かるたはの由来はご存知の方もいらっしゃるかもしれません。もとはオランダのカードゲームで、ポルトガル語の「carta」が起源です。日本に入ってからは「天正かるた」「ウンスンかるた」「伊呂波かるた」と姿を変えていきました。
とはいえ、かるたのように2枚を合わせることを目的とした遊びは以前からあり、「貝殻合わせ」など日本人には浸透しやすい遊び方であったのでしょう。