おせち料理のお箸
おせち料理をいただく時に使うお箸は、普段使うお箸とは形が違う特別な品です。両端ともすぼまった、どちからでも取り分けられる形になっています。
これは実際に取り分ける時に使うのではなく、「歳神様と人間」がそれぞれの端を使って、一緒に食べていますよという意味になるのです。それに真ん中が太くなっている形は、米俵を表していて、五穀豊穣を願ってもいるのです。実はこのお箸は、松の内(1月7日まで)は自分専用のお箸を決めておいて、食事をするたびに「自分」で洗って毎回使用するようになっています。これはご存じなかった方も多いかもしれませんね。
■参考記事:おせち料理を手作りしてみよう!コチラも参照
暮らしにまつわる歳神様(6)お年玉
今ではお年玉は子どもにあげるお小遣いを意味していますが、もともとはお金ではなくお餅を揚げていました。歳神様がお宿りになった鏡餅を分け与えることで、「お年魂」をいただき「歳神様の御霊を分けていただくことで、1年分の力を授かる」ことになりました。それがいつしか、「お年魂」が「お年玉」となり、中身も変わってきたのです。
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まとめ
いかがでしたでしょうか。ここでは「歳神様」の由来から、名前の読み方、お正月飾りの飾り方、歳神様の祀り方などをご説明してきました。普段何気なく行ってきたことが、実は色々な意味や由来を持っていたと気づいていただけましたら幸いです。
今年の年末も、お礼の気持ちを込めて大掃除をして、歳神様をお迎えしようではありませんか。