記事の目次
- 1.ドライフラワーの簡単な作り方~はじめに
- 2.ドライフラワーの簡単な作り方
- 3.ドライフラワーと花の種類
- 4.ドライフラワーの簡単な作り方~①自然乾燥
- 5.ドライフラワーの簡単な作り方~⓶ドライヤー
- 6.ドライフラワーの簡単な作り方~⓷乾燥材(シリカゲル)
- 7.ドライフラワーの簡単な作り方~⓸グリセリン溶液
- 8.ドライフラワーが完成したら
- 9.ドライフラワーの簡単なアレンジ~①花束の作り方
- 10.ドライフラワーの簡単なアレンジ~⓶ブーケの作り方
- 11.ドライフラワーの簡単なアレンジ~⓷リースの作り方
- 12.ドライフラワーの簡単なアレンジ~⓸瓶詰めの作り方
- 13.ドライフラワーの簡単な作り方~まとめ(作り方編)
- 14.ドライフラワーの簡単な作り方~まとめ(アレンジ編)
- 15.ドライフラワーの簡単な作り方~おわりに
ドライフラワーの簡単な作り方~⓶ドライヤー
ドライヤーを使った作り方は、いちばん短時間でできますが、いちばん花への気配りを必要とする方法です。
というのは、花をドライヤーの温風で半乾きの状態にするため、花びらが痛んでしまわないような風の当て方を必要とするからです。
詳しい手順は、以下の通りです。
⓵花、そしてドライヤーとショップバッグなどの紙袋を用意する
⓶紙袋に花を逆さに入れ、ドライヤーの温風を袋の中に送る
⓷5分ほど経って、半乾きの状態になったら袋から花を取り出し、花が逆さになる吊るし方で、風通しの良い場所で1~2日干す
この作り方のポイントは、ドライヤーを当てる際、弱い温風にすることと、温風を花に直接当てない点です。
強風にしたり、風を花に直接当ててしまうと、花が傷む原因になってしまいます。
また、ドライヤーを止める前に花びらに触れて、乾き具合を確認することもお忘れなく。
ドライフラワーの簡単な作り方~⓷乾燥材(シリカゲル)
乾燥材のシリカゲルを使った方法は、花の色を鮮やかなまま乾燥させることができます。
シリカゲルは薬品の一種です。素手で触れると、肌荒れを起こしてしまう可能性があるので、取り扱いには十分気をつけてください。
シリカゲルを使った方法の詳しい手順は、以下の通りです。
⓵花、そしてシリカゲルとタッパーなどの密封容器を用意する
⓶シリカゲルを、タッパーの底が隠れる程度に敷き詰める
⓷花を敷き詰めたシリカゲルの上に置き、さらに上からシリカゲルを、花が隠れる程度にかける
⓸タッパーのフタをして、花が乾燥するまで待つ(1~2週間程度)
※タッパーの代わりに瓶を使えば、花を瓶詰めにしたままドライフラワーを作ることができます。
※またお急ぎの場合は、⓷で花にシリカゲルをかけた後、フタをせずに500Wの電子レンジ1分半程度加熱すれば、ドライフラワーができあがります。念のため、30秒おき程度で花の乾燥具合を確認して、加熱時間を調節してください。あとタッパーの中身は高温になっていますので、やけどに注意してください。
この作り方のポイントは、花の形を崩さないようにシリカゲルをかけることと、湿気が入らないようタッパーのフタをきっちり閉めることです。
あとは繰り返しになりますが、シリカゲルの取り扱いです。肌の弱い人は、あらかじめゴム手袋などを着用してから作業してみてはいかがでしょうか。
ドライフラワーの簡単な作り方~⓸グリセリン溶液
グリセリンを使った方法は、花瓶に入れたまま花を乾燥させることができるのです。グリセリンは化粧品などに使われる保湿成分の一種なので、肌に触れても特別大きな害はありません。グリセリンで乾燥させた場合も、花の色を鮮やかなままで乾燥させることができます。
詳しい手順は、以下の通りです。
⓵花、そしてグリセリンと熱湯と花瓶を用意する
⓶グリセリンと水を1:3の割合で混ぜる
⓷液が冷めたら花瓶に入れ、花を挿して冷暗所で保存する(10日程度)
この作り方のポイントは、花をグリセリン溶液に入れる際に、茎に切り込みを入れておくことです。こうしておくと花がグリセリン溶液をしっかり吸収してくれるのです。
また冷暗所であれば、花瓶に入れたまま保存できるので、寒い時期は花を乾燥させつつインテリアとして飾ることも可能です。
ドライフラワーが完成したら
ドライフラワーが完成したら、どんな風に使ったらいいでしょう。
お部屋のインテリアとして、花束やリース、ブーケにしたり、かごに盛ったり瓶詰めにして飾ったりが代表的な例でしょうか。また額やフレームに貼り付けて、ワンランク上のフォトスタンドを作ったり、コサージュやピアスなどのアクセサリーを作ったりと、アイデア次第でさまざまに活用できます。
この後は、完成したドライフラワーの簡単なアレンジ方法について、ご紹介していきます。