【はじめに】しょうゆ顔?ソース顔?塩顔?
女性は男性のことを見た目や性格で分類して、的確なネーミングを付けてきました。その男性の分類の中でも、しょうゆ顔、ソース顔、塩顔のように男性の顔を調味料に例えて、どの顔が好みか、芸能人のあの人はどの調味料顔か、なんて話しでよく盛り上がったものです。
今では使われる頻度は減ったものの、1988年には「しょうゆ顔」、「ソース顔」は流行語大賞も取っています。この時はしょうゆ顔の代表は東山紀之さん、ソース顔の代表は錦織一清でした。今でも使われ続けられるに至る立派な実績ですね。
しょうゆ顔・ソース顔の特徴
しょうゆ顔、ソース顔などの調味料顔の例えは、少し前まで頻繁に使われていました。しかし、今では使う人もいれば、使わない人もいます。全く使ったことのない人からすると「調味料顔って何?」、という状態だと思います。そのため、先に少し調味料顔の特徴について触れておきたいと思います。
しょうゆ顔の特徴
しょうゆ顔は日本人の心でもある調味料、しょうゆを表現しています。つまり、日本人らしい顔立ちをしているということです。目はくっきりとしていて、鼻筋が通っていて、どちらかと言うとほっそりした印象でしょうか?芸能人で言うと、佐々木蔵之介さんや東山紀之さんのようなイメージです。
ソース顔の特徴
ソース顔とはソースのような顔です。ソースは黒くて味が濃いものが一般的ですよね。そのことから、ソース顔とは彫りが深くて典型的な日本人の顔の作りと違った人を表します。芸能人でいうと阿部寛さんや平井堅さんのようなイメージでしょうか?
ソース顔のように彫りが深い男性は、女性の好みがハッキリ分かれます。苦手な人もいるでしょうが、決してブサイクな部類ではなく、どちらかと言うとワイルドで頼れるイケメン系の方が多いです。鼻も高くて筋が通っていて、目も二重で黒目が大きい人が多いですね。アメリカやヨーロッパの方のような顔立ちに近くなります。
塩顔男子って…?
塩顔の特徴はあっさりした印象です。しょうゆ顔もあっさりとしているので、区別が難しいところですが、目がしょうゆの人よりも細めです。あとは色白な人が多いようですね。しょうゆ顔と塩顔の境界線はあいまいで、一緒のように考えている人もいるくらいです。芸能人で言うと及川光博さんや瑛太さんが塩顔になります。
塩顔男子の歴史は浅い
しょうゆ顔と塩顔は同じあっさり系の顔として混同されることが多いです。たしかに、その境界線はあいまいです。それだけ似通った言葉なのに、どうして塩顔という言葉があるのでしょうか?実はしょうゆ顔よりも塩顔の方が後にできた言葉で、しかも、塩顔という言葉ができたのは最近なのです。
塩顔という言葉が使われ始めたのは、NHK番組の「ゲゲゲの女房」が放送された2010年。水木しげる役を演じていた向井理さんに対して、頻繁に使われていた言葉です。