「頭皮ケア」を習慣化している女性はたった1割！
パナソニック株式会社は、全国の40~60代の女性 100人を対象に頭皮ケアに関する意識調査を実施しました。
今回の調査では、髪のハリ・コシ低下を感じている人は 99%。「頭皮ケアが髪のハリ・コシアップに有効的である」と認知している人は 62%でした。一方で、頭皮ケアを毎日欠かさずに行っていると回答した人は 11%に留まっている事実が明らかとなりました。
そこで、年齢を重ねることにより増えてくるヘアトラブルをケアし、ふんわり髪復活に直結する正しい「頭皮ケア」法をヘアサロン「AMATA」オーナーで毛髪診断士R/ビューティ・プロデューサーの美香さんにお聞きしました。
毛髪診断士R/ビューティ・プロデューサー美香さん
青山で20年を迎える AMATA オーナー。ファッションデザイナーから転身し、ビューティ・プロデューサー、毛髪診断士R、イラストレーターとして活躍中。多数の美容業界人から支持され、ヘアだけでなくビューティー全般に携わり、ビューティーのオピニオンリーダーとして雑誌やメディアに多数出演する他、ブランドのプレス、またコンサルティングなど活躍は多岐にわたる。
2019 年出版の監修本「美髪力!」は、頭皮と髪の現代の悩みが 1 冊で網羅できることから、一般の方をはじめ業界の美容師たちからも大絶賛され Rakuten ブックスで 1 位の深堀したヘアロス本である。
Instagram:@mikaamata
99％が髪のハリ・コシ低下を実感！ハリ・コシ低下を感じ始めるのは35歳から
さらにハリ・コシ低下を気にし始めた年齢については20代後半が4%、30代前半は2%に対し、30代後半から18%の人がハリ・コシを気にし始めたと回答。仕事やプライベートにおける複合的なストレスを感じるようになることも髪の毛のハリ・コシ低下の一因かもしれません。
「頭皮ケアが有効」と62%が認知するもヘアケア剤に頼る対処法が半数以上
「頭皮ケアが髪のハリ・コシ低下改善にも有効的であることを知っていましたか。」という質問に対しては半数以上(62%)の女性が髪のハリ・コシアップと頭皮ケアの関係性について理解していることが分かりました。
しかし、髪のハリ・コシ低下に対するケアとしてはトリートメントやシャンプーなどのヘアケア剤を使ってケアする人が半数以上。
さらに頭皮ケアの頻度を尋ねる設問では、習慣化(毎日欠かさず行う)できている女性は 11%で、「全く行っていない」と回答した女性はなんと 42%と、ハリ・コシアップの対策として「頭皮ケア」が高く認知されているものの、なかなか取り入れることができていない実態がみえてきました。
毛髪診断士Ⓡ/ﾋﾞｭｰﾃｨ･ﾌﾟﾛﾃﾞｭｰｻｰが紐解く”頭皮”とハリ・コシのある”ふんわり髪”の強い繋がり！
今回は、毛髪診断士R/ビューティ・プロデューサー 美香さんにアンケートの結果を踏まえながら、今日からできるふんわり髪になるための頭皮ケア法を教えていただきました。
まずはあなたの頭皮状態をチェック！頭皮環境悪化に繋がるNG習慣チェックリスト
まずは自分の頭皮状態を知ることが大切です頭皮環境を悪化させがちなNG習慣をチェックしてみましょう。
NG週間チェックリスト
- 外出機会の減少で、「今日はいいや」と毎日髪を洗わなくなった
- 自粛生活で生活リズムが乱れ、睡眠時間が 5 時間以下になりがち
- 日頃、汗をかくような運動が出来ていない
- まったく髪をブラッシングしない日がある
- シャンプーの際、42°C以上のシャワーで髪を洗っている
- ドライヤーをせず、半乾きの髪で寝てしまうことが多い
- 白髪やくせ毛、枝毛をよく抜いてしまう
- 食べ物の好き嫌いが多く、偏った食生活が続いている
- 日傘、帽子、日焼け止めクリームなど、頭皮の紫外線対策をまったく行っていない
在宅勤務で外出していない日は、髪の毛を洗わない日も…。これって、ダメですか？
そもそもシャンプーとは、頭皮を清潔に保ち、良い毛髪を育むためのベーシックケアです。今日は外出してないからと洗髪を怠ることで毛穴に皮脂や汚れがどんどん蓄積されます。さらに、角質が剥がれ(=フケ)、毛穴に詰まったり、酸化して頭皮臭が発生。
特に毛穴詰まりで「毛が寝てしまう」、つまりハリ・コシ低下を加速させ、ぺたんこ髪の大きな一因になります。不潔な頭皮環境をそのまま放置することで、毛髪や細胞に対するダメージが促され、髪の成長が遅くなり、その他様々なヘアトラブルを招いてしまいます。
「年齢とともに髪のツヤやハリ・コシ低下を感じるようになりましたか。」という質問に対して、40代~60代女性の99%が「感じるようになった」と回答しました。