40代・女ざかりの魅力演出にふさわしいヘアスタイルは何?
若い頃からずっとロングヘアという人が気になるのが「40代のロングヘアは痛い」という言葉。その一方で「自分らしさを大切にしたい」と思う人も多いよう。そこで今回は40代でのロングヘアを「痛い」と言わせないためのヒントやポイントをまとめてみました。
若い頃からお気に入りのヘアスタイルと言えばロングヘア、という人も少なくありません。実際、髪質の優れた日本人のロングヘアはオリエンタルビューティのシンボルとして、欧米各国からも人気があり、ハリウッドなどに進出した日本人芸能人に黒髪ロングヘアスタイルが多いのもそのためです。
しかし、その一方で年齢を重ねるごとに周囲の目が厳しくなるのもロングヘアスタイル。特に40代を迎えた女性のヘアスタイルとしてロングヘアは「痛い」と言われることがあるほど。
そこで今回はロングヘアをまだまだ楽しみたい40代女性たちが「痛い」と周囲に言わせないための、ロングヘアを生かすポイントやアイディアを選りすぐってご紹介します! ぜひあなたらしさを大切にしたロングヘアを楽しむ一助にしてみてくださいね。
ロングヘアが好きだけど40代だと「老ける」ってホント?
「痛い」と言われる40代のロングヘア。実際のところはどうなのでしょうか?
もちろん人それぞれ、また年齢や男女差もあるので一概には言えませんが「痛い」と言われるロングヘアの40代女性の多くは「ヘアスタイル」だけを指摘されているわけではないようです。メイクやファッション、言葉遣いや身ごなしなどを併せて「痛い」と言われているケースが多いよう。
つまり逆に言えば40代でもそうしたメイクやファッション、身ごなしなどに気を配ったり、似合うアレンジやパーマなどを駆使すれば、素敵ロングヘアを楽しめるということ。諦める必要はありませんね。
40代のロングヘアが老けて見える原因
ツヤ・ボリュームがなくなってくる
女性にとって髪の毛は命、と昔から言われています。とりわけロングヘアーは女性らしさのイメージとされていますね。しかし、ロングヘアにすると髪の先が絡まることによる摩擦で、枝毛が目立ち髪自体痩せてしまいます。そして、出産やホルモンバランスの変化によって健康的な髪を作り出すことが難しくなり、ボリュームが減ってしまいます。
また、ボリュームだけではなくツヤもなくなってきてしまいます。年齢を重ねることで、キューティクルが壊れやすくなるうえに、パーマ・ヘアカラーを重ね重ね使ってきた事でさらになくなってしまうのです。
白髪・うねりが目立ち始める
40代あたりに白髪が出始めるようになり、髪のボリュームダウンやうねりで髪全体がキレイに見えづらくなります。
年齢を重ねていくと髪の毛が抜けやすく、毛の1本1本が細くなってしまい、髪全体のボリュームが少なく見えてしまいます。
そして頭皮がゆるむ・硬くなると、髪にうねりが発生する原因となります。
ロングヘアの陰影で顔が老けて見える
ロングヘアーにすることで、髪で顔が隠れてしまうので、顔に陰影ができてしまいます。
陰影によっては肌や顔がくすんで見えてしまい、そして目尻のシワ・ほうれい線などが目立つようになります。
これらにより貧相に見えてしまい、暗い印象を与えてしまいます。
予防策として、ショートを一定の長さに短く切り、パーマはロッドをサイズが大きめのものを用いてかけて、顔はすべて出すことにより若い印象を与えてくれます。
40代で素敵なロングヘアの憧れ芸能人と言えば?
具体的に40代でも「痛い」と言われないロングヘアスタイルの芸能人は、という時に良くあげられるのが以下の4人の芸能人。
彼女たちのどういった点を見て他人が「痛い」「痛くない」「老ける」「老けていない」と判断するのかが客観的に分かるいい材料となっています!
ナチュラルスタイルが人気の井川遥
実年齢より「老ける」ロングヘアスタイルの女性にありがちなのが「がんばりすぎ」や「作りこみ過ぎ」。その点ロングヘアで人気の芸能人の1人、井川遥さんのヘアスタイルやアレンジ、さらに時折見せる巻き髪ヘアはどれもふんわり感を大事にしたナチュラルさが魅力のポイント。
さらに嫌らしくない程度の明るめの髪色も重く見えがちなロングヘアを軽やかに見せるコツです。
娘と並んでも遜色なし! の後藤久美子
先ごろ芸能人デビューした愛娘との2ショットを公開した後藤久美子さんも若い頃からのロングヘアスタイルを誇る芸能人の1人。彼女の場合は髪色もほとんどいじらず、まさに東洋人的美人スタイルの王道です。
もちろんその「老ける」ことのないスタイルを維持するためにはストイックな体のラインや肌の色艶、さらには髪そのものの念入りな手入れあってこその美しさかも。
作らない可愛らしさが魅力の永作博美
若い頃から変わらない「可愛らしさ」をうまくキープし続ける芸能人の代表格といえば永作博美さん。彼女の場合はずっとロング一辺倒というわけではなく、作品や時期によってはショートやボブスタイル、さらにはさまざまなヘアアレンジやパーマスタイルを披露したことも。
しかし一貫して変わらないのが「老ける」要素ゼロの笑顔の破壊力。年齢を重ねても可愛らしさを上手に残すことでロングヘアを楽しめるという見本です。
夫・反町隆史と仲良し夫婦の松嶋菜々子
現在もなお女優として輝きながらも2人の子供を育てる母である松嶋菜々子さん。ミディアムやロングでウェーブをきかせた髪型が印象深い人も多いのかもしれません。
知的で落ち着いた印象を与えながら、女性としての上品さも醸し出すまさに40代にふさわしい髪型のお手本となるのではないでしょうか。
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40代・どんなヘアスタイルだと「痛い」「老ける」と言われるの?
では芸能人ではない一般的な40代でロングヘアの女性のうち、どういった女性が「痛い」「老け見え」と言われてしまうのでしょうか。
「痛い」「老けて見える」と言われるロングヘアは、主に「ボリュームのなさ」、次に「ツヤのなさ」といったところが注目されがちです。
加齢と共に髪のキューティクルも減ってきたり、カラーを重ねて髪を痛めてしまうことにより、「老けて見える」という印象に繋がってしまいます。
また、白髪も少し気になってくる年頃でもあります。
顔も痩せてきてしまい、ロングヘアだと自然と面積の広い髪の方に目が行ってしまい、ヘアケアやアレンジを努力しないと「老けて見える」「その年齢なのにロングは痛い」という印象に繋がってきます。
「巻き髪も、パーマも、ストレートスタイルもアレンジも色々ためしたけど結局40代女子に似合うロングヘアスタイルって何?」と思う人もいるかもしれませんが、万人に似合うヘアスタイルといったものは例え20代女子であってもないようなもの。試行錯誤しなくては見つかりません。
どうしても自分では迷う、という人は自分と肌の色や顔かたち、頭の形などの共通点のある芸能人の真似をしてみるというのもひとつの方法。特に気軽に試してみることができる巻き髪やアレンジは、色々チャレンジして周囲の気の置けない友人知人からのリアクションを見てみるのもよい方法です。
ここからは40代女子がロングヘアを選択する時に気になるパーマやヘアアレンジ、巻き髪や髪色などを中心にチェックしていきましょう。
40代でも「痛い」「老ける」と言われないロングヘアに似合うパーマは
ロングヘアスタイルでも魅力的に見えるといわれる40代女子のうち、ストレートロングだけにこだわるという人は案外少ないもので、多少のパーマを取り入れたヘアスタイルにしている女性が大半です。
ではそうした40代女子のロングヘアを魅力的に見せるときにどういったパーマに気を配ればいいか、といえばやはり「作り込みすぎない」のが一番のコツ。
特に改まった夜のお出かけでもないのに、あまりにゴージャス感ばりばりのパーマスタイルは、それだけで「(がんばりすぎているのが伝わって)辛い、痛い」と見られてしまいます。
井川遥さんのように、あくまでゆるいナチュラル感をとりいれたパーマスタイルが40代女子のロングヘアを成功させるポイントかも。
40代で「痛い」「老ける」と言われないロングヘアの為のヘアアレンジ
普段はおろしたロングヘアスタイルを楽しんでいる、と言う人でも時にはアレンジヘアを楽しみたいもの。しかし、そうしたアレンジの時も若い頃とはまた違った工夫とチェックポイントが必要なのが40代女子です。
たとえば、ゆるいパーマヘアを軽くあげたヘアスタイルは仕事の場でもやりがちですが、そんな時に「痛い」と思われないようにするには、自分の髪のボリュームと、毛のコンディションチェックが欠かせません。
特に降ろしているときには気付かなかった襟足や耳横の白髪や髪の傷みをそのままにしていると「粗雑に見えて痛い」と思われる要因に。
さらに、ボリュームが要求されるアレンジを若い頃のままにやっていると前から見ているだけでは気付かない後頭部の毛痩せのせいで、貧相に見えてしまうこともありがち。アレンジを楽しむ際は、後ろからはどう見えるかもきちんと調べておきましょう。
40代でのロングヘア、「巻き髪」は痛い?痛くない?
パーマヘアに比べて比較的自分自身で気軽にチャレンジしやすいのが巻き髪アレンジ。万が一失敗しても、すぐ元に戻せるのも良いところです。
実際ロングヘアを楽しんでいる40代の芸能人の多くも役作り、ファッション、シチュエーションに合わせてアレンジの際に巻き髪を多く取り入れているのは周知の事実。試してみない手はありません。
初めのうちはうまく巻けないかもしれませんが、自分に合った巻き髪が見つかると「痛い」からは程遠くなりますよ。
巻き髪で作り出すカールラインは、どうしても目じりなどに笑い皺ができてしまう40代女子にとって、その印象を和らげる働きがあるのも見逃せないポイントです。
その巻き髪を取り入れる際に気をつけたいのが後れ毛の始末。若いうちはロングヘアでの巻き髪をアレンジした場合に無造作なままで何の問題もなかった後れ毛ですが、40代女子の場合は後れ毛が悪目立ちすると、「貧相」や「老け見え」の原因になりかねません。
さらにパーマで傷みきったロングヘアを巻き髪にすると、箒のようにそそけだって見えてしまうこともあるので気をつけましょう。
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40代ロングヘアに似合う髪色とは?
単にファッションとしてだけでなく白髪隠しの意味合いからも毛染めが欠かせなくなるのが40代。ロングヘアの場合は、当然髪の面積も大きくなるので、その髪色のチョイスや毛染めの頻度も大切になってきます。
ここで大切になってくるのが「好きな色」で髪色を選ぶのではなく「似合う色」で選ぶということ。ロングヘアが素敵といわれる芸能人のカラーリングが悪目立ちしないのは、顔や肌の色などに合う色味をチョイスしているということを忘れないようにしなくてはいけません。
他の人に似合うから、といって自分に似合うかどうかはまったく別。どういった色を選んだらいいのか自信がないときは、信頼できるヘアスタイリストに相談してみるのも1つの手です。
また、そうしてせっかく手に入れた似合う髪色も、白髪が目につくほど混ざっていたり、明らかに傷んでいたりすれば台無し。特に毛先まで栄養が行き届きにくくなる40代女子の場合は、しっかりとしたヘアケアが必要です。
40代のロングヘア「痛い」「老ける」と言われない為の必須条件
ともすれば「痛い」「老け見え」と片付けられてしまう40代女子のロングヘアスタイル。素敵に見せる最大のポイントは「見えないところでの努力」といえそうです。
ロングヘアを楽しむとしても何もしなくてもきれいだった若い頃に比べると、確かに手がかかるのも事実ですが、逆に言えば手をかければかけただけの見返りも望めるのが髪のお手入れのいいところ。
鏡に映る正面からだけではなく、きちんと横からや後頭部の自分の髪の見え方をチェックすることで、どこが自分のロングヘアのウィークポイントかをきちんと把握することができるはず。それを生かしての巻き髪や毛染めカラーのチョイス、アレンジなどを工夫すれば「まだまだ捨てたものじゃない」のが40代女子。ぜひがんばりたいですね。
40代のロングヘアスタイルをもっと楽しむためのポイントは?
40代女子のロングヘアをもっと楽しむためには、髪自体の工夫だけではなく、メイクや帽子などの顔や頭頂部全体の印象をきちんと整えることも大切です。
せっかくのロングヘアが、そうしたことをおざなりにしたことで「痛い」と見られたり、「老ける」スタイルと思われるのは本末転倒もいいところですよね
40代ロングヘアスタイルを「痛い」「老ける」と言わせない小物
パーマや巻き髪を取り入れたふんわり路線でもアレンジを生かしたきっちり路線でも、どちらにしても「がんばりすぎない」が「痛い」「老ける」ロングヘアにならないコツの40代女子。せっかくのロングヘアなので、顔廻りに大きな印象を与える干帽子といった小物にも気を遣いたいもの。
特に秋冬についそのお手軽さから使用しがちなニットキャップは、実は前髪などの扱いを間違えるとたちどころに「ダサい」「実年齢よりさらに老ける」という難しいファッションアイテム。
頭頂部にボリュームが足りないときやトータルコーディネート的に帽子を取り入れたいという時は、素材にこだわった上質なものを選び、「大人の女性」を演出。また、ふわっとしたシルエットの「ゆるふわエアリー感」を大切にするのが40代ロングヘアスタイルを素敵見せにするコツですよ。
「どんなのを選んだら良いか自信がない」という時は、帽子単体だけを見て買い求めるのではなく、あわせたい服装で出かけてからセレクトするとカンタンです。
40代ロングヘアスタイルを「痛い」「老ける」と言わせないアクセ
さらっと降ろしたヘアスタイルでも、きっちり結い上げたヘアアレンジでも、「老け見え」かそうでないかを決めるポイントの1つになりえるのがアクセサリー。
特にオシャレに敏感な40代女性のうち、いち早く流行のイヤリングやピアス、ネックレスといった顔周りのモノを普段のファッションに取り入れているという人も多いのではないでしょうか。
しかし、そうした女性たちが「痛い」と思われてしまうことも。
その訳は「流行のモノが自分の年齢にふさわしいかどうか」の見極めを間違っている場合が多いようです。
例えば、スウィングタイプやキラキラ光って目を惹くタイプのピアスやイヤリングの場合などは、どうしても周囲の人の目がそこに集まるのは当然のこと。
その時に、一緒に目に留まりやすい耳廻りなどの髪にパサつき・もたつきがあったり、白髪が目立つといったお手入れ不足が目立つと、いくらオシャレのためにパーマやヘアアレンジをがんばっていてもパッと見たときの印象は「痛い」という一言で片付けられてしまいます。
40代ロングヘアスタイルを「痛い」「老ける」と言わせないメイク
「老ける」あるいは「老け見え」の1番の要因は、実は皮膚のたるみやシワ、シミではなく「年齢に合わないメイク」にあることが多い、とご存知でしたか?
実はこの「老ける」メイクが、せっかくのロングヘアスタイルを痛くみせることにもつながりかねません。特に「老ける」メイクとなりがちなのが、若い頃と同じメイク用品をそのまま使い続けている女性です。
いくらベストセラー商品で自分でも気に入っていても、20代の頃と40代の今の肌の色味やくすみでは大きな隔たりがあるもの。いわばキャンバスの色が違うのに、いつまでも同じ色のアイシャドウやライナー、チーク、リップを使っていては、同じ絵柄でも引き立つわけはありません。
さらに髪色を明るくしがちな40代のロングヘアスタイルで、アイブローだけいつまでも真っ黒だとそこだけ浮いて見えてしまい「老ける」要素満載に。ロングヘアを素敵に見せたいのなら、メイクも含めたトータルバランスが必要です。
ロングヘアの40代が「老ける」と言われないために出来るスカルプケア
シャンプー
スカルプケアのできるシャンプーは対策したいことによって細分化されています。頭皮のトラブル、白髪、薄毛、ハリやコシなど悩みに合わせてシャンプーを選ぶことが大切です。
40代でロングヘアをキープしたい人は、毎日のケアの積み重ねが大切。無理なく続けられるシャンプーでのヘアケアは抜かりなくしていきたいですね。
ヘッドスパマッサージ
ヘッドスパは、頭皮に対しマッサージと洗浄を行い、血行促進し老廃物を洗い流すことで頭皮を健康に維持させる頭を重きにおいたリラクゼーションです。
頭皮を洗うことにより頭皮の毛穴の汚れを落とし、それに加えマッサージで血流を改善します。
ヘッドスパはよく美容室で行われるイメージが強いかと思いますが、ヘッドスパをメインで行っているサロンもあり、ヘッドスパは女性だけでなく男性にも人気が出ています。
低出力レーザー
低出力レーザーはLLLT(Low level Laser Therapy)とも呼ばれている方法です。
人体に熱作用を起こさないほどの弱い波長で、刺激を与えずかつ頭皮の奥に届けやすく、米国で人気が出て、その影響で日本でも利用する方が緩やかに増加しています。
また、「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン(2017)」に推奨する薄毛治療の方法が低出力レーザーに関して記載されています。
ヘアパック
40代女子のロングヘアに必要なのは特にツヤ。ツヤを保つためにはヘアパックやヘアマスクなどが欠かせません。
一週間に2,3回のスペシャルケアとして、ヘアマスクをして髪のツヤを整えていきましょう。
また、ロングヘアに限らず髪は睡眠時にダメージを受ける傾向があります。その時はシルクのナイトキャップなどで髪をまとめ、ダメージを極力少なくすると良いでしょう。
40代のロングヘアを「痛い」と言わせない為には工夫が必要
いかがでしたか?
40、50代、60代どんな年齢になっても自分の好きなヘアスタイルを楽しみたい気持ちは同じはず。ただし、肉体的にはどうしても若い頃とそっくりそのまま同じというわけにはいきません。
それであれば、年を重ねた40代にしかできない「ロングヘア」の楽しみ方があるはず。そうしたヘアアレンジやパーマ、巻き髪といった工夫を凝らし、自分に似合う服を知って、より生き生きと若々しく毎日を過ごせる40代にふさわしいロングヘアのライフスタイルを見つけてくださいね。