潤滑ゼリーとローションの違いは何?
潤滑ゼリーやローションを使ったことはありますか?潤滑ゼリーとローションはどちらもトロリとした粘液質な液体で、性行為などの時に肌に潤いをプラスできるアイテムです。2つの主な違いは何なのでしょうか。
潤滑ゼリーとローションの違い
性行為の時に潤滑ゼリーとローションを使用する時は、それぞれ目的や役割が異なります。潤滑ゼリーとローションはよく似た質感のアイテムですが、2つの違いをしっかり理解して使うことが大切です。
潤滑ゼリーは局部の滑りを良くするための製品
まず潤滑ゼリーについてですが、こちらは局部の滑りを良くするために作られている製品です。膣が濡れにくい女性は性行為の挿入時に痛みを感じてしまうことがありますが、潤滑ゼリーはその痛みを軽減する効果があります。
女性の膣の中に入ることを想定しており、敏感な性器やその周辺の肌に刺激を与えにくい成分になっています。
ローションは局部を避け全身をマッサージするための製品
ローションは、局部への使用は避けて全身をマッサージするための製品です。挿入時の痛みを軽減する目的では作られていません。
つまりローションは前戯の時に快感を得やすくして気分を盛り上げるものであり、潤滑ゼリーは実際の挿入時に使うものということになります。
ローションと潤滑剤は良く似ていますが、成分が異なるためきちんと使い分ける必要があります。
潤滑ゼリーとローションの違いを理解しないと危険
潤滑ゼリーとローションはその成分の違いを理解しておかなければ危険です。
潤滑ゼリーの主成分は性器やその周辺にも使えるほど安全性が高い成分です。一方ローションはポリアクリル酸Naが主成分で、これは水分を吸収してぬめりを出す特徴があります。
ローションを潤滑ゼリーのように使うと逆効果になってしまう可能性があります。
潤滑ゼリーの正しい使い方とタイミング
では次に潤滑ゼリーの正しい使い方とタイミングを見ていきましょう。潤滑ゼリーを正しく使うと性行為の痛みなどが軽減され、これまで以上にパートナーと濃厚で幸せな時間を楽しむことができますよ。
潤滑ゼリーの使い方
潤滑ゼリーはチューブタイプのものが多く、使い方はとても簡単です。使う量は個人差はありますが、だいたい500円玉程度で十分でしょう。足りなければ追加してもですよ。
綺麗に洗った手に潤滑ゼリーを出し、あとは女性の局部に塗るだけです。膣が濡れていない段階で奥まで塗り込むのは痛みを伴う場合がありますので、ゆっくりほぐしながら塗るのがポイントです。
潤滑ゼリーを塗布するタイミングは早すぎNG
潤滑ゼリーは粘液質な商品ですが、塗るタイミングにも注意が必要です。塗るタイミングが早すぎると、いざ挿入の時に潤滑ゼリーが乾いてしまっている可能性があります。
もし潤滑ゼリーが乾いてしまった場合は、もう一度手に取って塗ればOKです。性行為の前に自分で使う場合などは、早く塗りすぎないように気を付けましょう。
潤滑ゼリーの種類
潤滑ゼリーは主成分の違いによっていくつかの種類に分けられます。用途は性行為の挿入時に局部の滑りを良くすることに変わりはありませんが、それぞれの潤滑ゼリーの種類について少し詳しくご紹介します。
ウォーターベース
ウォーターベースの潤滑ゼリーは、女性の体液によく似た成分で作られています。サラッとしていて肌に負担をかけにくく、使った後に洗い流す必要もないため気軽に使えるのが特徴です。化粧品にも使われているヒアルロン酸などの成分が入っている商品もあります。
敏感肌の人にもおすすめですが、乾いてしまう時間が早いため塗るタイミングには注意が必要です。