「オーセンティック」、「ソリューション」、「ルサンチマン」「コンセンサス」などなど、やたら外国語を多用する人がいますが、そのように外国語を多用する人は知的な能力にコンプレックスを持っている人と言えます。
そして、敬語を多用する人をよく見かけると思いますが、敬語を多用する人は相手への警戒心を表していると考えられます。さらに、交際が深くなってもていねいな言葉遣いをやめない人は、相手に対して劣等感を持っています。
【人の心理を読む8】恋愛
好みのタイプはその人の欠けているものが表れています。例えば、あまり社交的でない人は社交的で明るい相手を望んだり、やせ型の人はぽっちゃり型の人を好んだりします。
ただ、これに合致しないのが背の低い男性の好みのタイプです。背の低い男性が、自分が背が低いからといって、背の高い女性を好むとは限りません。むしろ背の低い女性を好むのではないでしょうか。それは、背の低い男性が背丈に対して劣等感を持っているからだと考えられます。最近は昔ほどではなくなりましたが、依然としてこの傾向が強いと言えます。
男性は車の話が好きです。特に若い男性が車の話題をしたがる時の本音は、セックスの話をしたがっていると思っていいでしょう。
直接セックスの話をしたくてもできないから、車の話をすることによって同等の感情を得ていると考えられます。
女性の中には恋愛話をするのも聞くのも好きな人が多いのですが、少女期を過ぎた女性が恋愛について語るときは本音の部分で性的不満が隠れています。
恋愛話は好きな人が多いのですが、下ネタは嫌いという女性もかなり見受けられます。極端に下ネタを嫌う女性は、本音では性に強い関心を持っている場合が多いのです。そして異性に対して極端に潔癖な人は強い性的関心を抑圧しています。
【人の心理を読む9】仕事
職場の不平不満にもその人の本音が隠されています。例えば給料が安いと不公平を言う人の中には、仕事に熱意が持てないことを給料の安さにすり替えていることが考えられます。
あるいは、上司の悪口。上司の悪口を言う人に限って、本人は出世したくてたまらない欲求を持っていることが多いです。そして冗談で口にする悪口は、積もり積もった欲求不満の暴発だと思っていいでしょう。
上司の自慢話も聞かされる方はあまりうれしいものではありませんが、部下を相手に昔の自慢話をしたがる人は、時代の流れについていけなくなり、職場にも適応できなくなったことを昔の自分を誇ることによってバランスを保っています。
よく「仕事が大好き」という人がいます。「仕事が生きがいだ」などと自分に言い聞かせるかのように合理化している人がいますが、たいていの場合は家庭などに欲求不満の種を抱えています。
周囲に「あぁー、忙しい!!」などと、自分の忙しさを意識的にアピールしているような人がいますが、このような人は自分の能力に対してコンプレックスを持っています。
仕事に異常に熱心な人で、あまり熱心でない同僚を批判する人がいますが、このような人は本音の部分でなまけ者だったりします。
「最近、物忘れがひどくて」というかたも多いかと思いますが、物忘れには、その人がそのことに対して、気が進まなかったことを表している場合があります。
言い間違い、聞き間違い、読み間違いにも人の本音が隠されていることがあります。
例えば、言い間違いを言い直しをしたときは、最初の言葉に本音がある場合が多かったりします。
そして言い間違い、聞き間違い、読み間違いの内容は、その人のひそかな願望をあらわしています。
【人の心理を読む10】ゲーム、勝負事
ゲームや勝負事において人の心理、性格がよく表れます。だからこそ相手に知られないようにポーカーフェイスということが大事になるわけですが、ゲームや勝負事において、どんな心理を読むことができるのでしょうか。
まず、ゲームの途中で不機嫌になる人は、欲求不満に対する耐性が弱く逆境に弱い人だといえます。
それから、ゲームの最中でやたら「もう一度」「待った」を連発する人は、幼児的甘えの構造が残っている人だといえるでしょう。
負けに対する反応でも心理が読めます。自分の負けを腕のせいにする人は一見謙虚ですがプライドが高い人です。運のせいにする人は虚栄心が強い人。他人のせいにする人は、自信家で自我が強い人です。
そしてゲームの勝ち負けに無関心を装う人は、傷つくことが嫌いな自己防衛人間です。