上目づかいで見つめるのは、相手に対して尊敬、信頼を抱いていることが多いと心理学的に言われています。
ただ、女性がじっと見つめるとき、多くの場合は相手に対する好意であることが多いのですが、あまりにも長く、視線をはずさない場合は、何か隠しごとをしてる場合も考えられます。
【人の心理を読む4】手足などのしぐさ
ボディランゲージという言葉があるくらい、手や足の動きは心理学的に重要な意味を持つことが多いですね。
例えば、腕組みは相手から身を守ろうという気持ちと同時に、なにかあれば反撃ができる態勢であることを表しています。
女性が肘をつきながら手を組んでいるのは相手に対する拒絶が考えられます。同様に、相手に掌を開いて見せるのも強い拒絶と見ていいでしょう。
椅子で足を組む女性は自分の容姿で男性の関心を引きたいと思っている場合があります。
足を組むことに関して言えば、堂々と足を組む人は物事に自信を持っています。逆に足の組み方が小さい人は何らかの不安を抱えている場合があります。
【人の心理を読む5】癖
人が無意識に行っている癖を心理学的に重視したのがフロイトです。癖には性的欲求、敵意、反社会的欲求、反抗が隠されています。
髪を触るくせがある人は、自分に対して敏感で、会話中に髪の毛を引っ張る癖のある女性はわがままです。自分の事を話したがったり、自分のことであれば、批判的なことでも聞きたがりますが、話題を他のことに変えられた途端に、前髪を引っ張る癖がでたりします。
耳たぶを引っ張る癖は、相手の話にうんざりしてるか、話を遮りたいと思っている可能性があります。手は相手を制するときの意思表示に使われるのですが、露骨に制するのを踏みとどまって、耳たぶを引っ張るという癖につながっています。
自分の口を隠したがる人は内気で社会に順応するタイプですが、話すときに口を手で隠す女性は、相手を自分にひきつけようとしています。これは女性的な品の良さを強調し相手をひきつけたいという隠れた欲求によるものです。
【人の心理を読む6】服装
ファッションも性格や心理状態を的確に表現していると考えられます。「ファッションは自我の延長である」とか、「服は第2の皮膚である」などと言われているのも、ファッションが心理に及ぼす影響の大きさを言い表しているのでしょう。
派手な服を着る人、あるいはサイズより大きめの服を着る人は自己顕示欲が強いのに対し、地味な服を着る人は、体制順応的で主体性の乏しい人であるといえます。
ネクタイが派手な原色の人やノーネクタイの人は自我が強い人が多く、うまくいけば大成する可能性を秘めた人ではありますが、組織からはみ出す傾向が強いタイプと言えます。
流行に敏感な人は、組織に馴染むことには得意ですが、自分に自信を持てず、それをカバーしたがっている可能性があります。また自分の好みに関係なく、やみくもに流行を追う人は孤独で、情緒不安定だったりします。
女性がガラっと髪型を変えた時と同様、服装の好みが突然変わるのは、心境の変化、もしくは新しい決意を抱いている場合が多いでしょう。
【人の心理を読む7】話し方
自分のことをどう呼ぶかにも本音が表れるものです。
「ぼく」を多用する男性は幼児的、女性的性格の持ち主です。
「私が」を多用する人は、自己顕示欲が強い人です。
「私」よりも「私たち」「われわれ」を好んで使う人は自分の主義主張がなく安易に他人の説に賛成するような人です。