同調してくれる失恋の名言
辛い時、自分の心に同調してくれる言葉は、慰めや励ましの言葉よりも強く響くことがあります。
あなたの気持ちを代弁してくれるような、失恋の名言を見つけてみてください。
恋をして恋を失った方が
まずは、イギリスの著名な詩人、アルフレッド・テニスンの名言を紹介します。
失恋をすることは辛いことだけれど、それは一度も恋をしないことより良いということですね。
確かに、恋をして得られるものはとても多く、恋を通して人は成長します。失恋して何もかも失ったように思えるかもしれませんが、あなたの中には恋から得られた沢山のものが残っているはずですよ。
「恋をして恋を失った方が、一度も恋をしなかったよりマシである」
誰にも愛されないより
お次は、イギリスの劇作家の名言を見てみましょう。
この方は、誰にも愛されないことは、誰かに捨てられるよりも辛いことだと言っていますね。
誰かに捨てられるということは、誰かに愛された過去があるということ。失恋したということに悲観的になりすぎるよりも、誰かに愛されていた自分を誇りに思うべきなのかもしれません。
「でも何と言ったって、誰にも愛されないよりはまだ誰かに捨てられたほうがましだよ」
恋という奴は
戦前の日本の歌人、若山牧水の名言は、沢山の恋愛を経験してきた大人の男性という感じがしますね。
何もかも上手くいく恋愛よりも、失敗した経験のある恋愛の方が味わい深いということでしょうか。
今は失恋の傷が痛んでも、いつかはその痛みすら愛しい思い出になっているかもしれませんね。
「恋という奴は一度失敗してみるのもいいかも知れぬ、 そこで初めて味がつくような気がするね」
恋の味
明治期の歌人、伊藤左千夫の名言は、恋の味の話ができるのは、恋の悲しみを知っている人だと伝えていますね。
彼にとって恋とは、悲しみという感情を欠かすことのできないものということでしょう。
楽しいばかりではなく、辛い失恋を経験してこそ、人間としても深みが出てくるのではないでしょうか。
「恋の悲しみを知らぬものに恋の味は話せない」
恋するのだ
フランスのロマン主義の作家、ミュッセは、人はどんなことがあっても恋をするのだという、下記の名言を残しています。
恋に欺かれても、恋に傷ついても、そして不幸になったとしても...。人は人に恋をすることを止められないのでしょう。
それなら、自分の気持ちに素直になって、これからも恐れずに恋をしていけばいいのかもしれませんね。
「人はしばしば恋に欺かれ、恋に傷つき、不幸にもなる。 それでも人に恋するのだ。」
愛情に満ちあふれた
『罪と罰』や『カラマーゾフの兄弟』など、数々の代表作を残してきたロシアの文豪、ドストエフスキーの名言。
愛情に満ち溢れた心という言葉を聞くと、何だかとっても温かいイメージがありますよね。しかし、彼の名言では、その心には悲しみも多いと書かれています。
つまり、多くの悲しみを経験した人だからこそ、愛情深い人になることができると言えるのではないでしょうか。