さらに、1500年頃、パラケルススというスイスの医師が子供の頃に父の診療所にエメラルドタブレットがあったろ証言しています。パラケルススは集団心理を発見するという偉大な功績を残しています。そんな彼は、どういう訳か賢者の石や不老不死に関する秘薬や医療に関する本をまとめています。
賢者の石や、不老不死について説いていたのは、本当にエメラルドタブレットを見ていたことがあるからなのかもしれません。
エメラルドタブレットの内容
エメラルドタブレットの実在は確認できませんが、どういう訳かエメラルドタブレットにはいくつか目撃例はあります。19世紀にはエジプトで大量の古文書が発見され、その中にはエメラルドタブレットの写しも含まれていました。しかし、その内容の全文を解き明かすことは難しいようです。
この全文の内容を解き明かすことができれば、金属以外の物質でも金にすることが出来るという解釈もできる部分もあるようです。また、賢者の石や不老不死の薬に関する内容も書かれていると言われています。
賢者の石や不老不死に関することが書いてあるので、後世の錬金術師たちのバイブルとなりました。そんな錬金術にまつわる言葉があります。その言葉を日本語に直訳すると「下のものは上のもののごとく、上のものは下のもののごとし」、これは大宇宙と小宇宙の相違点や類似点を示しているそうです。
モーリス・ドーリルが写した12枚のエメラルドタブレット
19世紀にはエジプトで大量の古文書が発見され、その中にはエメラルドタブレットの写しも含まれていました。しかし、これ以外にもエメラルドタブレットの写しはあります。先に述べたモーリス・ドーリルが写したエメラルドタブレットです。ですが、この写しには専門家の間では信憑性が低いと言われています。
それは、写しの内容に訳があります。その訳の1つはモーリス・ドーリルの写しにはアトランティス人のトートが登場することです。この内容が本当であれば、超古代文明の代表格であるアトランティス大陸が存在していたことを表します。このアトランティスも都市伝説や雑学にはよく登場します。
アトランティス大陸が過去に実在していたのであれば、エジプトを支配してピラミッドを建立したともされるトートも人物として、実在していた可能性もあります。もしも、本当にトートという人物がいて、トートとヘルメスが同一人物なのであれば、トートは超古代文明に生きた科学者や研究者だったのかもしれません。
その研究の中に、賢者の石や不老不死の薬についての研究があったのであれば、そのレポートを残そうとしていても不思議ではありません。もしかすると、幅広い範囲の学問としての雑学は当時の人たちからすると、その不思議な現象を見て、錬金術のように思ってしまったのかもしれません。
エメラルドタブレットは謎のまま
今回は話しの雑学としてエメラルドタブレットについてお話しました。エメラルドタブレットには世界最高の叡智が記されていて、その全文を読み解くことができれば、賢者の石や不老不死に関する知識が書かれていると言われています。しかし、エメラルドタブレットは様々な言葉に翻訳された写しは存在するものの、そのエメラルドタブレットの実物は確認されていません。なので、エメラルドタブレットは都市伝説や雑学の1つのように扱われています。
昔ではその全文が解読できなかったかもしれませんが、もしかすると現代の技術を駆使すればその全文を解読できるかもしれません。本当に賢者の石や不老不死があるのであれば、すごくロマンのある話ですね。