2001年11月19日、デビット・アッシャー博士の予報通りに、しし座流星群が1時間に2000個という、
流星雨の大出現となりました。大きな火球も登場し、当時は話題になったものです。
残念ながら、今現在のしし座流星群は三大流星群の中から、はずれておりまして、
2017年の流星群は1時間に15個と予報は出ているものの実際は、観てみないと分からないのが現状です。
2001年の大出現は、たまたまアッシャー博士の予報が当たったとも言えますので、今回のしし座流星群の予報1時間に15個もあくまで予報の上での事です。
18日の極大の時、秋の夜、しし座流星群を迎えましょう。
しし座流星群・流星雨の大出現
毎年決まった頃に出現する流星群は、数の多い流星群でさえ、1時間に数十個くらいのものですが、非常にまれな事に、1時間に数万個から数十万個の流星が飛ぶ事があります。これは「流星雨」と呼ばれ、多くの注目を集めます。
1833年11月のアメリカで見られた、しし座流星雨。雨でもその数ほど、空を覆い尽くさないと言われたほどの、流星雨が降り注いだそうです。この世の終わりが来たとも伝えらた流星雨でした。
次回は2034年から2037年の間と予報されておりまして、ここ最近のしし座流星群は、ごく普通の流星群と見なされています。
それでも、速度が速く、明るい痕跡を残すしし座流星群。
木枯らしが身にしみる頃が、待ち遠しい方もいらっしゃるのではないのでしょうか。
しし座流星群を安全・安心に観測にのぞみましょう。①
2017年の、しし座流星群の予報は1時間に15個と、予報の上では、多いとは言い難いですね。
しし座流星群が仮に15個となると、空を見つめる時間がとても長くなります。
そうすると、雑学としてですが、人の眼は、暗闇の中では瞳孔が開いてゆきます。暗い中でも見えるように、入ってくる光を調節してゆくのです。
瞳孔が開くのには、時間がかかります。最初空を見上げても、しし座流星群は見えないじゃないかと思うのは、確かに、流星群の個数が少ないせいかもしれませんが、瞳孔がまだ開いていない事も考えられます。
寒暖差が激しいこの時期、夜間冷え込む中で、じっと空しく座流星群を待って、空を見上げるのは、決して楽ではないのかもしれませんが、退屈なので途中でスマホなどを見てしまうと、せっかく開いた瞳孔がまた、閉じてしまいますので、ここは、願いを込めて、年に一度のしし座流星群をお楽しみになさって下さいませ。
ただし、暗闇の中足元には注意された方が万全を期しますので、小さなペンライトなどご用意されてもよいかと思われます。
雑学としてLEDライトがお勧めです。
しし座流星群を安全・安心に観測にのぞみましょう。②
しし座流星群をじっと待って、夜空を見上げるのは、寒いし、首が痛くなりますよね。
第一に、しし座流星群の観測場所を探すのが難点です。
比較的慣れている方は、学校の運動場や、夜間に人の来ない公園で、寝袋の中に入って、
寝転んでしし座流星群を観ているのが一般的で、一番楽だとの事です。
お近くのレンタルショップに寝袋が無い場合は、厚手のシートを代用して下に敷き、毛布にくるまって流星群の観測をされている方もいらっしゃいます。ただ、人が見ると、もしかすると、驚かれるかも分かりませんので、人や車がこない夜間でも安全な場所。
車でのドライブなど今から、如何でしょうか。
もし、どうしても無い場合は、お近くのプラネタリウムや星の観測施設などにしし座流星群の観測場所についてお尋ね下さい。