面白いバブル用語「ケツカッチン」!その意味とは?
「このあとケツカッチンだからお先に失礼しまーす!」こんな類語が頻繁に使われていたバブル世代。最近ではテレビの中の芸人さんぐらいしか使うことがなくなってしまった「ケツカッチン」ですが、みなさんはその言葉の雑学や由来、語源などをご存知でしょうか!?
「ケツカッチン」と聞くと「え?お尻のこと?」と勘違いしてしまう人もいるかもしれませんが、もちろんその意味は少し異なります。
バブルの時代は勢いのある世相を繁栄してか、面白い若者言葉の類語がたくさん生まれました。「ケツカッチン」もその若者言葉の1つとなりますが、実はその言葉の由来や語源には思わず「なるほど!」と納得してしまう雑学が隠されています。
今回は芸人さんも好んで使うバブル時代の言葉「ケツカッチン」の雑学、由来や語源などについて詳しくご紹介していきます♪
「ケツカッチン」っていったいどういう意味?
それでは「ケツカッチン」という言葉はそもそもどういう意味で使われているのでしょうか。
今の若い人達は「ケツカッチン」の言葉の意味は分からなくても、何となくノリの良い面白いおじさんが使う言葉という印象を持っている人も多いかもしれませんが、「ケツカッチン」とは「このあと時間がない」という意味や「まだ予定がつまってる」という意味でよく使われることがあります。
「ケツカッチン」はネガティブな意味で使われるというよりも、仕事やプライベートが忙しく充実している大人がそれを少し自慢げに人に話したい時に使う言葉ともいえるかもしれません。
「この後ケツカッチンでさ」と話す人は大抵「こんなに忙しくて参っちゃうよ」という意味で「ケツカッチン」と言いながら顔はニコニコ笑っていることもよくあります。公私ともに心に余裕のある大人の言葉遊びの意味合いが強い言葉であるといえますね♪
「ケツカッチン」の言葉の雑学!その意味や由来、語源とは?
それではなぜ「ケツカッチン」が「このあと時間がない」「予定がつまっている」という意味になるのでしょうか?「ケツカッチン」の雑学の由来や語源も気になるところですよね!
実は「ケツカッチン」という言葉は芸人さんや一般の若者の間で生まれた言葉ではなく、映画を撮影する業界から生まれた由来や語源の言葉であるというのをご存知でしょうか?
映画を撮影する現場では撮影開始や撮影ストップの際に「カチンコ」と呼ばれる小道具を使って合図を出していて、撮影ストップをかける時のカチンコを俗にケツ(最後)のカチンコ=ケツカッチンと呼んでいました。
ケツカッチンを出されるともう俳優はそれ以上の演技をすることは出来なくなってしまうため、次第にケツカッチンという言葉が「このあと時間がない」「予定がつまっている」という意味合いの言葉として使われるようになったのだと言われていまます。
ケツカッチンの言葉の雑学、知らない人も多いのですがその由来や語源は業界の専門的な言葉が元になっていたんですね♪
バブル用語で受け狙い!「ケツカッチン」の意味や使い方
それでは「ケツカッチン」の言葉の雑学や語源を知ったところで、実際の「ケツカッチン」の使い方について芸人さんのようにスマートに格好よく使いこなす方法についてもご紹介していきましょう!
会話の中での「ケツカッチン」の使い方はとっても簡単♪友人などとの別れ際に「このあと6時にケツカッチンなんだ~!」とテンション高く宣言してみせたり、「もう、ケツカッチンでウンザリしちゃうよ。」などとクールを装ってキメてみせるのが大人っぽくて良いですね。
逆に恥ずかしがってモジモジしていたり小さな声でボソボソと喋っていてはかえってその場が白けてしまうことになりますので、バブル用語「ケツカッチン」を使う時は思いきりはじけた使い方の方が芸人さんのように笑いを誘うことができます!
「ケツカッチン」は使い方次第で面白い人だなという印象を与えることができる楽しい言葉になりますので、ぜひ上手な使い方をマスターしてみましょう♪