獅子座流星群2017をとらえて
毎年決まって見られる流星群の中でも、11月の獅子座流星群は、今から184年前に流星雨の大出現で、多くの人に知られる事となりました。
現在は残念ながら、その流星雨の頃に比べてかなり減少傾向の流星群となっていますが、獅子座流星群の速度は速く、明るい痕跡を残す事から、昔と変わらず、今も注目度の高い流星群です。
2017年の獅子座流星群が見えるのは、しし座周辺だけではなく、東の空360°全天空に放射線上に、流星群が流れてきますので、願い事を胸に秘め、落葉風に舞う頃、秋の夜空を見上げてみては如何でしょうか。
獅子座流星群の出現時間①
しし座流星群の出現期間は11月!
2017年のしし座流星群の出現期間は11月10日頃から11月24日頃までとなっています。
極大は18日の午前1:00頃。17日の0:00過ぎに獅子座の頭が出てきて、2:00過ぎに全体像が浮かび上がって来ます。
18日の午前1:00頃は、獅子座が半分出てきた頃に、極大を迎える事となりそうです。
獅子座流星群の出現時間②
しし座流星群の出現期間は1時間に15個!?
一般的に、しし座の輻射点から、放射線上にしし座流星群が流れてくると言われていますが、それは、そう見えるだけで、実際は、しし座流星群は、東の空全天空360°空を見上げてみると、見えてきます。
2017年の、獅子座流星群は、1時間に15個出てくると予報されていますが、実は、その時になってみないと
分からないのが現状です。
18日は新月の頃なので、月明りはなく、観測条件には最適とされています。
冷え込む時間帯ですので、流星群を観測中、風邪などお引きにならない様、厚手のダウンジャケットなど、衣服での調節をお勧めいたします。
獅子座流星群を観測する方向・方角
しし座は、夜半頃東天の空に昇り始め、夜明け前には、南の空の方向へ昇っていきますので、比較的方角的に観測しやすい流星群です。探し方としては、夜空を見上げてまずはじめに、北の方向、北斗七星を探してみましょう。比較的、見つけやすい方向かと思われます。その北斗七星の真横、東寄りの方角、右側方向に位置しているのがしし座です。
そして、しし座の大鎌(?マークを逆にした様な形をしていまして、逆はてなとも呼ばれています)の中ほどの方向に、輻射点があります。光の無い所、東の方角の空が見える所を目指して進みましょう。
獅子座流星群を観測しやすいのは光のない高い所の方角。お住いの地域での山や、小高い丘などですが方角によっては、猪が出る山や、危険を通告する看板などが出ている所もありますので、解放されている東の方向の小学校の運動場、安全な河川敷や公園など、人や車の来ない場所で、ゆっくりと2017年の、しし座流星群を眺めてみましょう。