【加齢や出産によるホルモンバランスの乱れ】
髪の毛が抜ける原因3つ目は、加齢や出産によるホルモンバランスの乱れです。
ホルモンバランスの乱れは、女性の抜け毛で最も多い原因です。女性ホルモンは髪の毛の成長・促進に大きく関わっているので、加齢でその分泌量が減ることは、髪の毛が抜けることに直結します。
出産後も同様で、妊娠中にたっぷり分泌されていたホルモン量が激減します。
女性ホルモンは、エストロゲンとプロゲステロンの2つがあり、妊娠中はエストロゲンが減少することで、ホルモンバランスが保たれています。
出産後はエストロゲンが急速に元の分泌量に戻ろうとするため、ホルモンバランスが乱れ、髪の毛が抜ける本数にも影響してしまいます。
これって病気?ストレス?髪の毛が抜ける原因4
【遺伝】
髪の毛が抜ける原因4つ目は、遺伝によるものです。
遺伝子の仕組みは未だ人間に変えられる分野ではなく、遺伝子が原因で髪の毛が抜けると言われれば、自分自身の努力や力では何もできません。
おじいちゃんがハゲだったら、息子も孫息子もハゲだというのはよくある話ですね。
髪の毛の抜ける本数が多いのも、遺伝子が関係していると言われています。脱毛症や抜け毛が遺伝する確率は100%とは言いませんが、結構な高確率だとされています。
だからと言って、最初から何もしないのは得策ではありません。抜け毛の本数が増えてきた気がするのであれば、早い時期から育毛ケアをしておく必要があるかもしれませんね。
これって病気?ストレス?髪の毛が抜ける原因5
【食事バランスが乱れている】
髪の毛が抜ける原因5つ目は、食事バランスが乱れていることです。
食事を摂ることは、お腹を満たす目的以外にも、体を構成する栄養を摂る目的もあります。自分の好きなものだけを食べたり、脂ものや塩分、糖分を摂りすぎてしまっては、ドロドロの血液を作り上げる元です。
これではいくら血行がよくても、栄養素として頭皮に送ることができません。
頭皮の状態をよくするには、野菜、たんぱく質、ビタミン・ミネラルといった栄養素をバランスよく摂ることが大切です。
食べたものが今ある自分を作ってくれます。即座に栄養バランスの影響が目に見えてわかるわけではないですが、栄養バランスの悪い食事をしていると、年をとるごとに髪の毛が抜ける頻度が高くなる確率は高くなるでしょう。
これって病気?ストレス?髪の毛が抜ける原因6
【貧血症状がある】
髪の毛が抜ける原因6つ目は、貧血症状があることです。
貧血とは、文字通り体内の血液量が少ない状態のことです。なぜ血が少なくなるかと言うと、血中のヘモグロビンや赤血球が少ないからなんですね。
貧血を起こす原因としては、鉄分不足、ビタミンB12や葉酸不足、造血細胞の異常などが考えられます。
貧血になると、めまい、立ちくらみ、顔色が悪いといった症状が出ますが、免疫細胞が異常を示し、頭皮の毛根を敵とみなして攻撃するという現象が起きることもあります。
この攻撃を受けることで、毛根が弱まり、髪の毛が抜けやすくなります。ひどくなれば、円形脱毛症などの深刻な病気を引き起こすこともあります。
これって病気?ストレス?髪の毛が抜ける原因7
【脱毛症である】
髪の毛が抜ける原因7つ目は、実際脱毛症と診断されていることです。
脱毛症には、毛穴に皮脂が詰まって、毛穴の機能が弱まることで起こる「脂漏性脱毛症」、ストレスが原因で起こる「円形脱毛症」などがあります。
最近は、女性の抜け毛も問題視されています。
脱毛症の中には「牽引性(けんいんせい)脱毛症」というものもあります。これは髪の毛を引っ張りすぎることで起こり、女性に多く見られる脱毛症です。
ポニーテールやアップのヘアスタイルにする、パーマやカラー、ヘアスタイルを整えるのにブラッシングをし過ぎる、いつも同じヘアスタイルといった具合に、同じ場所を引っ張り続けることが原因となっています。
真ん中分け、おでこ見せなど、ヘアスタイルが決まっている女性は、時々違ったヘアスタイルに挑戦してみるといいですね。
髪の毛が抜けるのをストップする対策法
髪の毛が抜けるのをストップする対策法1
【生活習慣を整える】
対策法その1は、生活習慣を整えることです。
人間には体内時計があります。朝起きて、太陽の光を浴びて、日中活動して、夜に寝る。このリズムを守ることは、人間が健全な生活を送る上でのキーポイントです。
夜更かしは厳禁です。まして昼夜逆転の生活は、体内リズムを壊してしまいます。
睡眠時間を何時間確保するというよりは、眠り始め3時間が、いかにぐっすり眠れるかが質のいい睡眠を左右します。
寝る1時間前にはスマホやパソコンの電源を切り、心や体をできるだけリラックスさせることを心がけましょう。寝る前の環境づくりが、生活リズムを整えることにつながります。