髪の仕組みを知ろう!
艶があってサラサラした髪、女性なら誰でも憧れますね。
くせ毛でヘアスタイルも決まらず悩んでいる女性も多いかもしれません。
パサパサ、ゴワゴワでヘアスタイルもなかなか決まらない、苦労するし憂鬱ですね。
新しいシャンプーを試して見たり、美容室で定期的にトリートメントをして髪に栄養を与えたりして、ヘアケアしている女性も多いでしょう。
髪の仕組みを知って、ゴワゴワ、パサパサの原因を突き止め改善しないと、いつまでもゴワゴワしたままです。
また、枝毛や切れ毛の原因にもなり、余計に髪の状態が悪化してしまいます。
髪の毛はおもに3つ物質から構成されています。
1番中心部分の髪のハリやコシの強さとなる部分のメデュラ。
これは痩せた髪や産毛では存在しないこともあります。
次にメデュラを取り囲み、髪の約8割以上を構成する部分のコルテックス。
これは、髪の強度やコルテックス内にあるメラニン色素によって、髪色を決定する部分です。髪の栄養や水分を保つ部分でもあります。
そして1番外側のキューティクル。
髪をコーティングし守っているうろこ状の保護膜です。
髪のゴワゴワやパサパサは、このキューティクルがなんらかのダメージを受けて傷んでしまったり、うろこ状の重なりの部分が剥がれてしまい、ここから髪の大切な水分が蒸発したり、タンパク質が抜けていくのが原因となります。
それが原因で髪の毛が細くなってしまったり、枝毛が多くなってしまい、髪がゴワゴワしたり、パサパサになってまとまりにくくなってしまうのです。
髪の毛の1番重要な部分がこのキューティクルなのです。
キューティクルがどのようにして損傷するのかを知ることが、髪の健康を知ることなのです。
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髪がゴワゴワになる原因7つをご紹介!
それではなぜ、このキューティクルが剥がれてしまうのでしょう?
気になりますね。
くせ毛をなかなか直すことができない、ヘアスタイルを思ったように決めることができない、そういった悩みは髪のケアが疎かであることが原因です。
ヘアスタイルを思うようにしたければ髪のパサパサ感を直すことが大事です。
髪のゴワゴワを直す方法、キューティクルを傷つけるおもな原因7つをご紹介したいと思います。
髪がゴワゴワになる原因①パーマやカラーリング
くせ毛の場合ストレートパーマをあてたり、ヘアスタイルを変えるためにパーマをあてたりします。
また、カラーリングすることで、イメージチェンジをしたりしますね。
パーマやカラーリングは、薬剤によってうろこ状のキューティクルを開き、その中のコルテックスに薬剤を浸透させていきます。
パーマやヘアカラーの薬剤の1液は、強いアルカリ性のものです。
市販のものも美容室で使っているものも強いアルカリ性の液体です。
髪をアルカリ状態にすることでキューティクルが開くのです。
パーマの場合、髪のシスチンの結合をバラバラにして、形を作ってから2液の過酸化水素水で再度シスチンを結合させて定着させます。
ヘアカラーの場合、開いたキューティクルの間に染料を入れ、2液の過酸化水素水などで色を出し定着させます。
この工程で、キューティクルが剥がれ、髪が痛むのです。また、枝毛や切れ毛につながります。
髪がゴワゴワになる原因②紫外線
女性にとっては紫外線は、髪だけでなくお肌の大敵でもありますね。
夏になると、日焼け対策に頭を悩ませる女性もお多いのではないでしょうか。
紫外線を多く長時間浴びることによって、髪の毛だけではなく、頭皮も大きなダメージを受けてしまいます。
日焼けはキューティクルを剥がし、うろこ状の重なりを悪くしてしまいます。
また、髪のタンパク質にダメージを与え、乾燥しやすくなり、髪の色が赤っぽくなったりします。
特に夏は海やプールでたくさんの紫外線を浴びますね。
水に濡れているぶんキューティクルが開き、剥がれやすくなるため髪の乾燥、くせ毛の原因となります。
さらに、紫外線はキューティクルだけではなく、頭皮の老化にも繋がるのです。
髪がゴワゴワになる原因③ドライヤー
髪を洗った後、ドライヤーで髪を乾かす人がほとんどだと思います。
もちろん、髪は乾かしたほうがいいのです。
なぜなら、髪の毛は濡れて状態だと髪の毛同士が絡まってしまいます。
それが原因でキューティクルが剥がれやすくなってしまうからです。
ドライヤーなどを使って髪を乾かしますが、ドライヤーをあまりにも長時間使っていると、それだけ髪の毛にダメージを与えてしまうことになります。
また、早く乾かそうとして、ドライヤーを近づけて使ってしまうこともありますね。
どちらも、髪のキューティクルを傷める原因となるのです。
ヘアスタイルを直すためにコテなどを使う場合など、直接熱を当てるわけですから、さらに髪が痛みやすくなります。
髪のバサバサ感を直すには、あまり直接的に熱を加えないようにしましょう。
髪がゴワゴワになる原因④シャンプー
毎日行なっているシャンプーでも、髪のごわつきやパサパサ感が発生します。
市販のシャンプーなど、髪の毛や頭皮の汚れを落とすため、強い洗浄力があるものもあります。
洗浄力があまりにも強すぎると、髪の毛に必要な水分まで奪ってしまい、さらにキューティクルも剥がれやすくなってしまいます。
また、髪の潤いを保つための油分まで、必要以上に洗い流してしまうことになります。
それらが原因で、髪が乾燥し傷んでしまうのです。
また、シャンプーの仕方でも髪の毛を傷めてしまうことがあります。
髪が濡れている状態だと、キューティクルが開いています。
その状態で、ゴシゴシ乱暴に洗っていては、キューティクルに摩擦が生じ、髪が傷んでしまい、ごわつき感やパサパサした感じになってしまいます。
朝のシャンプーに注意
また、夜髪を洗い、夏場など寝ている時に汗をかいたからといって、朝にまたシャンプーをする人もいるのではないでしょうか。
シャンプーは基本的に頭皮の油分を奪ってしまいます。
寝癖などでヘアスタイルが乱れているという理由で、朝シャンプーする人もいるかと思います。
失われた油分を朝またシャンプーすることで、さらに奪ってしまうのです。
これは、頭皮のトラブルの原因となる場合があります。
基本的に、朝のシャンプーは極力避けたほうがいいでしょう。
髪がゴワゴワになる原因⑤ブラッシング
間違ったブラッシングも、また髪を傷める原因になります。
シャンプーをしてから、濡れた状態でのブラッシングは、キューティクルが開いた状態なので、キューティクルが剥がれてしまい、髪がバサバサになる原因になります。
また、必要以上のブラッシングは、静電気を起こしやすく、髪のキューティクルが剥がれやすい原因になります。
特に、塩化ビニールやプラスティック素材のブラシは、静電気を起こしやすいので、注意が必要です。
髪がゴワゴワになる原因⑥タオルドライ
シャンプーをした後、ドライヤーの前に、乱暴にゴシゴシタオルで拭いていませんか?
ドライヤーの時間を減らし、熱によるキューティクルの損傷を防ぐのにはタオルドライは確かに有効です。
しかし、濡れた状態は、キューティクルが開いています。
乱暴なタオルドライは、キューティクルを痛め、髪をパサパサにしてしまうのです。
髪を洗った後は、優しく丁寧なタオルドライを心がけましょう。
髪がゴワゴワになる原因⑦乾燥
空気の乾燥は、静電気を起こしやすくします。
乾燥は冬場だけではありません。
夏場は確かにジメジメしていますが、室内のクーラーの効いた部屋も乾燥しているのです。
静電気の摩擦によってキューティクルも傷んでしまいます。
加湿器を使うなどして、乾燥から髪を守りましょう。
ゴワゴワな髪質の改善方法をご紹介!
髪の毛のごわつきやバサバサ感は、キューティクルのダメージによるものです。
くせ毛を直すためにパーマをかけたり、ヘアスタイルを変えるためにパーマをかけたりすることは仕方のないことですが、少しでもキューティクルへのダメージを減らしたいものですね。
また、ヘアスタイルのイメージチェンジのカラーリングも髪へのダメージを大きくします。
しかし、ごわつき感やパサパサした髪質を直すことはできます。
それではご紹介します!
ゴワゴワな髪質の改善方法①トリートメントを変える
トリートメントは、水分やタンパク質を失ったパサパサした毛髪の内部を補修してくれます。
トリートメントをまず、毛先につけます。それから、手に残ったトリートメントを髪の根元の方になじませながらつけていきます。
トリートメントを手のひらで温めるようにして揉み込んでいきます。
トリートメントした後、洗い流す前にぬるま湯でパタパタとタッピングしてみましょう。
お湯とトリートメントを乳化させることにより、さらに浸透しやすくなります。
すぐに洗い流すタイプと、3分置いてから洗い流すタイプのトリートメントがありますね。
説明書に従って、あまり大量に使わないことがポイントです。
洗い流さないトリートメントもおすすめ♡
また、洗い流さないタイプのアウトバストリートメントというものもあります。
タオルで拭いた後、髪につけて乾かすだけです。
かなり手触りが良くなりますよ。
少しお値段がしますが、美容室などで使われているトリートメントを使うか、ダメージヘア用のトリートメントを使うことで、髪のパサパサ感もかなり直るのではないかと思います。
ゴワゴワな髪質の改善方法②シャンプーを変える
シャンプーには、頭皮や鴨の油分を取り除く成分が入っています。
あまり頻繁に使うと髪が乾燥する原因になり、髪のごわつき感、パサパサ感も出てきます。
髪質がゴワゴワしている人には、弱酸性のシャンプー、ノンシリコンシャンプー、アミノ酸系のシャンプーがオススメです。
ノンシリコンシャンプーは、素材のあまり良くないものは逆に頭皮や髪を傷めてしまいます。
硫酸系のシャンプーでないノンシリコンシャンプーを選ぶのがいいでしょう。
アミノ酸系のシャンプーは、頭皮に優しく、油分を落としすぎることがないのでオススメです。
また、シャンプーの時、手のひらに取ったシャンプーは、一度泡立ててから使いましょう。
ゴワゴワな髪質の改善方法③紫外線対策
ゴワゴワした髪質のチリチリしたくせ毛を直すには、紫外線対策も重要です。
天然パーマでもないのにごわついてしまうくせ毛の髪質は、案外この紫外線で傷んでいるという場合も多いのです。
外出の際は必ず日傘や帽子を忘れない、ということは基本です。さらに、UV対策スプレーを使用するなど万全の注意が必要です。
もし、紫外線に当たりすぎたと感じた時は、トリートメントやヘアオイルなどで入念にケアし、ダメージを溜め込まないようにしましょう。
ゴワゴワな髪質の改善方法④ブラッシングの改善
髪は必ず乾かしてからブラッシングをしましょう。
濡れたままだとキューティクルが浮いているため剥がれてしまい、髪のごわつきを直すことになりません。
乱暴なブラッシングはチリチリのくせ毛をひどくさせるだけです。
くせ毛を直すには、丁寧なブラッシングを心がけましょう。
頭皮に軽い刺激を与えるようにしながら、髪をブロッキング(数カ所に分けてヘアクリップでまとめる)し、最初に毛先を、次に髪の中間、最後に根元をゆっくり優しくブラッシングしましょう。
ゴワゴワな髪質の改善方法⑤パーマやカラーリングダメージ対策
頭皮と髪にとって、パーマやカラーリングは決して良いものとは言えません。
しかしヘアスタイルを考える上で、この2つはとても欠かせませんね。
パーマに関しては、NGなことが何点かあります。
まず、カラーリングの直後に行わないこと。
くせ毛を直すためのストレートパーマに対して普通のパーマをしないこと。
ブリーチした髪にしないことです。
これらをしてしまうと、くせ毛がひどくなるばかりか、髪の毛に極端なダメージを与えてしまいます。
ゴワゴワな髪質の改善方法⑥乾燥を防ぐ
冬場の乾燥、またはエアコンによる室内の乾燥は髪に大きなダメージを与えます。
室内が乾燥しているな、と思ったら、加湿器を使う、または近くに濡らしたタオルを置くなどして、湿度を保つようにしましょう。
冬場の外での髪の乾燥は、ヘアオイルやヘアパックなどで保湿することが大事です。
また、髪を乾かさないでそのまま寝ることは髪によくありません。
濡れている髪は、キューティクルが開いた状態です。
枕や髪の毛同士の摩擦で、キューティクルが擦れてしまい、傷んでしまいます。
完全に乾かしてから寝るようにしましょう。
【まとめ】髪の毛はとても繊細
いかがでしたか?
ヘアスタイルを決めるのも大事ですが、その前に髪の毛自体をケアすることが大事です。
髪のくせ毛を直すことは、髪の健康につながるのです。
毎日のヘアケアで、サラサラな髪を手に入れたいですね。
ゴワゴワした髪質が直れば、ヘアスタイルも決めやすくなりますよ!