【一人称が「自分」】内気な性格
さて、そんな硬派なイメージを持たれやすい「自分」という一人称。実は、この「自分」という一人称に硬派なイメージを抱いているのは女性だけではなく、男性もなんです。
「自分」という一人称は相手に対して硬派なイメージを与えてくれるからという理由で「自分」という一人称を使っている人も中にはいるんですね。
これは、自分を大きく見せたい、硬派で男らしく見せたいという心理が働くためです。
ですから、その内実は反対に内気で小心者かもしれません。
「自分」という一人称を使うことで自分の内側にある弱々しさやか弱い所を隠している場合があります。
特に、女性の前でいい恰好をしたいという理由で、このように「自分」という一人称を使うこともありますね。
【一人称が「自分」】上下関係を重んじる性格
前にも挙げたように、「自分」という一人称は軍人さんの間でよく使われていた一人称です。
今でも自衛隊員の方などは「自分」という一人称を使うことがありますよね。
「自分、〇〇であります!」と、大きな声で言っている姿が目に浮かびます。
そんな軍人さん、自衛隊員の方と言えば、上下関係の厳しい世界に居ることが想像できます。
目上の人には絶対逆らってはいけませんし、そこには厚い壁があり、決して乗り越えても踏み越えてもなりません。そうした上下関係の厳しい世界なのです。
ですから、「自分」という一人称を使う男性もそうした世界の人たちのように上下関係を重んじる性格だといえるでしょう。
硬派だということは少なからずそうした上下関係を重んじるという性格を含んでいますよね。
【一人称が「自分」】思慮深い性格
一人称を考える時が誰しもあります。
女性はおそらく「私」という一人称を使うこと以外に選択肢がないでしょう。
それ以外だと、自分の名前を使って「〇〇は、~だと思う。」や、「〇〇ちゃんは~だよ。」のように、とても幼稚な言葉遣いをしなくてはなりません。
こうした一人称を使うことは広く受け入れられておらず、公の場では無くてもこうした一人称を使うことに不快感を覚える人は多いでしょう。
ですから、女性は「私」という一人称を使う人がほとんどなのです。
しかし、男性は違います。
前にも述べたように、「俺」「私」「自分」「僕」など、様々な自分の言い方があります。
このうちのどれを選ぶのかはとても大きな問題で、その人の性格を左右するものです。
この中では「俺」や「私」を一人称として選ぶ男性が多いですが、あえて「自分」を選ぶ男性もいます。
その人は「俺」や「私」という一人称が与える影響を十分に承知しているため、あえて硬派なイメージを与えてくれる「自分」という言い方を選ぶのです。
つまり、「自分」という一人称を使うことはとても良く考えた結果なのですね。
【一人称が「自分」】緊張している心理状態
前にも述べたように、「自分」という一人称を使うことで相手に硬派なイメージを持ってもらえます。
軍人さんや自衛隊員の方のように上下関係を重んじ、規律を守るような古風で硬いイメージです。
そして、そうした硬派なイメージを持ってもらいたいが為に無意識に「自分」という一人称を使う人もいます。
それが顕著になるのは女性と相対した時です。