七福神の名前やご利益にはどんなものがある?!
ここ近年、いろいろなご利益や運勢のアップを願って、神社仏閣やパワースポット巡りをする女子が増えているようですね。
毎日の生活の中で自分でいろいろと向上心を持って努力していくことも大切ですが、自分の努力だけではどうしようもない部分もいろいろとありますよね。
そんな時には、神様のパワーをご利益として分けてもらいたいと思うものです。
日本には様々な神社仏閣やパワースポットがありますが、昔から人気の霊場巡りに七福神巡りというのがあります。
七福神を祀っている霊場というのは、全国各地にあるのですが、七福神の7つの神様の名前の由来や意味ってご存知ですか?!
この記事ではちょっと気になる七福神の神様たちの名前の由来やご利益についてまとめてみました。
七福神とは?!いつから始まった?!
七福神の神様の名前や由来について詳しく見ていく前に、まずは七福神というのはどのようなもので、いつごろ成立したのかについてみていきましょう。
七福神が日本で祀られるようになった由来の起源を探っていくと、平安時代に最澄がインドのヒンドゥー教の神様の大黒天を祀ったことから始まっているようです。
その後、大黒天の他の神様もどんどんと加わっていき、時代によって三福神だったり五福神であったりしたようです。
現在の七福神の顔ぶれに固まったのは、江戸時代の享和年間(1801~3)と言われています。
実は日本の神様と思われている七福神ですが、六柱の神様は外国が起源の神様になります。
国際色豊かな神様に、ぜひたくさんの運勢やご利益を頂きたいものですね!
【七福神の名前①】恵比寿
それでは具体的に七福神のそれぞれの神様の名前や由来、ご利益についてみていきいましょう。
最初の七福神は恵比寿様です。
いつもニコニコと福や運勢を沢山運んできてくれそうな顔の人を「恵比寿顔」なんて言いますね。
七福神の中では唯一の純国産の神様で、その正体は伊弉諾尊(いざなぎのみこと)と伊弊舟尊(いざなみのみこと)の間に生まれた蛭子尊(ひるこのみこと)だと言われています。
烏帽子に狩衣の衣装で、釣り竿と魚籠を持っているのは、もともとは漁師の守護神だったからですが、その後商売繁盛の神様になりました。
大漁豊作と商売繁盛のご利益があると言われています。
【七福神の名前②】大黒天
次の七福神の神様は恵比寿様と対で祀られることが多い大黒天です。
大黒天の意味と由来は、もともとはインドのヒンドゥー教のマハーカーラと呼ばれる神様で、創造と破壊を司ると言われているシバ神の化身と言われています。
日本へ渡ってきた由来は、仏法を保護する神様として伝来しましたが、その後に大国主命(おおくにぬしのみこと)と結びついたことで、福の神として信仰されるようになりました。
特徴は打出の小槌と大きな袋を持ち、米俵と白鼠を従えていることです。
五穀豊穣、家産増進、子孫繁栄のご利益があると言われています。
【七福神の名前③】毘沙門天
次にお伝えする神様は、毘沙門天です。
仏教を守る四天王の一柱ですが、もともとの由来はヒンドゥー教にあります。
仏教とともに日本へ伝来しました。
仏教を守るために、甲冑を付けて矛と宝塔を持ち、邪神を踏みつける勇壮な姿で描かれることが多く、武運の神様として、戦国武将から深い信仰を集めました。
厄除けのご利益があり、財運と大願成就を助けると言われています。
【七福神の名前④】弁財天
次の七福神の神様は弁財天です。
七福神の中では唯一の女神になります。
弁財天のもともとの由来はヒンドゥー教の女神のサラスヴァティーで、仏教を守る神様として日本へ伝来した後、日本で独特の変化を遂げてきました。
サラスヴァティーはもともとは大河の雄大さを表す神を意味していましたが、川の流れる音が音楽を奏でるようだということで、音楽などの芸術の女神として信仰されるようになっていきました。
弁才天と書かれることもあり、才能を授ける神様としても、財をもたらす神様としても信仰されています。
芸術や学問の成就や恋愛成就の神様として、また福徳を人々に施す神様として運勢アップやご利益があると言われています。