ちなみに郵便局は直営郵便局と簡易郵便局とを合わせて、全国でも24,046局です(2018年1月現在)。郵便局よりコンビニの方が2倍以上も日本にはあるんですね。日本人の暮らしに必要なのは郵便局よりコンビニなのかもしれません。
■参考記事:コンビニで両替できない理由は?
【店舗数】全国都道府県別ランキング上位の特長は?
都道府県別に店舗数で見るとランキング第一位の東京 7,640店舗、第二位の大阪 3,940店舗でおよそ1万1000店舗となり、全コンビニ店舗数の5分の1を占めています。
ところが、人口比(10万人当たり)で見ると第一位は東京の56.5店舗ですが、第二位は北海道の55.7店舗と広い北海道は人口の割にコンビニが充実していることが分かります。
しかし、北海道はコンビニまで車で100キロもざらにある暮らしです。単純に便利とは言えないでしょう。
10万人当たりのコンビニ店舗数(都道府県別)
ランキング
第1位 東京都 56.5店
第2位 北海道 55.7店
第3位 山梨県 54.6店
第4位 愛知県 50.1店
第5位 宮城県 49.0店
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第43位 和歌山県 37.2店
第44位 兵庫県 36.8店
第45位 長崎県 36.1店
第46位 新潟県 36.0店
第47位 奈良県 33.4店
(2017年秋現在)
奈良県民は節約家!?
奈良の大仏で知られる奈良県。
大阪や京都に近いですが、コンビニの10万人当たりの店舗数は33.4店舗と都道府県ランキングで一番少ない割合となっています。
大仏が有名なエリアだけに暮らしの不自由も仏の心で穏やかに解決してしまうのかもしれません。
東京のように時間に追われた暮しをしている人が多いエリアではコンビニで手早く買って済ます人が多いのでしょう。
なんでも買って解決してしまう現代社会に奈良県民は異議を唱えているのでしょう。買う前に本当に必要なものかどうかしっかりと考えて買うことで、無駄な出費を抑え、奈良の大仏様のように穏やかな一日を送れるのかもしれません。
【全国店舗数】都道府県ごとの特長
セブンイレブン、ファミリーマート、ローソンのいずれも都道府県ランキングで一番出店しているのは東京です。つまり、コンビニの需要が多いのも東京と言えるでしょう。コンビニ出店のキーポイントは東京都にあるのかもしれませんね。
一方で特徴的な都道府県が北海道と沖縄です。北海道においてはセイコーマートの1,089店舗が最も多く、第二位はセブンイレブンの974店舗となっています。
沖縄は実に顕著で、コンビニはファミリーマートかローソンしかありません。10万人当たりのコンビニ数も37.5店舗と40を割っています。