小野小町は言わずと知れた有名な女流歌人であり、和歌が格別に上手な女性でした。
百人一首にもある「花の色は 移りにけりないたづらに わが身世にふるながめせしまに」という和歌は「花の色はあせてしまった。長雨が降り続くなか私が物思いにふけっている間に」と解釈しますが、大人の女性の繊細な心の在り方がとてもキレイに表現されている名句です。
この時代では和歌ができる女性が素敵な女性だと高く評価されていて、小野小町は秀逸な恋愛の和歌をいくつも残していたため後の世で美人だと噂がついたのではないかと言われています。
百夜通い(ももよがよい)の悲劇
小野小町と言えば百夜通い(ももよ通い)の話も有名です。
当時、小野小町に熱心に恋心を寄せる深草少将という青年がいました。彼のことを鬱陶しく思っていた小野小町は彼を諦めさせるために、「わたしのもとへ百夜通ったらあなたの思いに応える」と伝えます。
深草少将はそれから毎夜ごとに小野小町のもとへ通いますが、あと一日で百夜という前に病気で命を落としてしまいます。
それを知った小野小町は自分の言った言葉をたいそう悔やんだというお話です。
この悲劇の恋のエピソードも、小野小町がさぞ美しい女性だったのだろうと伝えられる1つの理由だと考えれます。
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現代の世界三大美女は?
世界三大美女と小野小町についてご紹介しました。
4人の女性は歴史上や神話の人物ですが、現代の女性の中から世界的美女を選ぶ「世界で最も美しい顔トップ100」というランキングもあるのをご存知でしょうか。
こちらのランキングは賛否両論ありますが、世界のいろんな国の様々な美女が紹介されていますので、もし興味がある方はそちらもぜひチェックしてみてくださいね♪