フィンランドで男性に多い名前、トップ5は以下となります。
1.Matti(マッティ)
2.Antti(アンティ)
3.Timo(ティモ)
4.Erkki(エルッキ)
5.Kari(カリ)
1位のMatti(マッティ)は、「神からの贈り物」という意味の名前で、2位のAntti(アンティ)はキリスト教の聖人・アンドレに由来した名前となります。
近年人気の男児名は、Elias(エリアス)、Onni(オンニ)、Leo(レオ)。人気の移り変わりを感じますね。
女性
フィンランドで女性に多い名前、トップ5は以下となります。
1.Anna(アンナ)
2.Aino(アイノ)
3.Eeva(エーヴァ)
4.Ritva(リトゥヴァ)
5.Tuula(トゥーラ)
1位のAnna(アンナ)は、ヘブライ語で「恩恵」を意味するChannah(カンナハ)が変形した名前が変形したもの。同じ意味のAnni(アンニ)という名前も人気があります。
2位のAino(アイノ)は、フィンランド語で「唯一の」という意味の名前。フィンランドの姻族叙事詩・カレワラに登場する女性の名前でもあります。
近年では、Sofia(ソフィア)、Emma(エンマ)などの名前も人気となっています。
デンマーク人のよくある名前
デンマークは、半島と島で形成された君主国家。公用語はデンマーク語で、デンマーク国教会に所属するキリスト教徒がもっとも多いです。
デンマークの名前は、個人名の後に苗字が続き、ミドルネームもあります。
苗字
デンマークで多い名字、トップ5は以下です。
1.Jensen(イェンセン)
2.Nielsen(ニルセン)
3.Hansen(ハンセン)
4.Pedersen(ペーザセン)
5.Andersen(アナセン)
デンマークの苗字は、息子なら父親名に「sen(セン)」をつけたものが苗字となり、娘なら父親名に「datter(ダッタ)」をつけたものが苗字となる決まりがありました。
他の北欧諸国でも同じ伝統がありましたが、現在はすべての国でこの伝統は廃止されています。しかし、当時の名残として、どの国でも語尾が同じ苗字が多く、デンマークでも例外ではありません。
男性
デンマークで多い男性名のトップ5は、以下の通りです。
1.Peter(ピーター)
2.Jens(イェンス)
3.Michael(ミカエル)
4.Lars(ラース)
5.Henrik(ヘンリック)
1位のPeter(ピーター)は、キリスト教の聖人・ペトロに由来した名前で、2位のJens(イェンス)は、キリスト教の聖人・ヨハネのデンマーク語読み。また、3位のMichael(ミカエル)も、キリスト教の天使・ミカエルに由来しています。
最近の名付けでは、William(ヴィリアム)やNoah(ノア)、Lucas(ルカス)といった名前が人気となっています。
女性
デンマークで多い女性名のトップ5は、以下の通りです。
1.Anne(アンネ)
2.Kirsten(キルステン)
3.Mette(メッテ)
4.Hanne(ヘンネ)
5.Anna(アンナ)
1位のAnne(アンネ)は、ヘブライ語で「恩恵」を意味する名前である、Channah(カンナハ)が変形した名前。2位のKirsten(キルステン)は、「キリスト教徒」という意味を持つラテン語由来の名前です。
3位のMette(メッテ)は「真珠」を意味する「Margrethe(マグレーテ)」という女性名のデンマーク語読みです。
近年の人気は、Sofia(ソフィア)、Freja(フライヤ)、Ella(エラ)など。宗教にとらわれない名前が流行のようですね。
ノルウェー人のよくある名前
ノルウェーは、スカンディナビア半島西側にある君主国家。福祉国家として有名ですね。
移民が多く、国民の1割にあたる55万人が移民です。公用語はノルウェー語で、文字はラテン語が使用されています。キリスト教徒が多い国です。
ノルウェーの名前は、個人名の後に苗字が入る配列。ミドルネームもあります。
ノルウェーの人は、「Jan-Inge(ヨン・インゲ)」や「El-Bjorn(エル・ビョン)」など、ハイフンを含んだ2つの名前をくっつけた、「ダブルネーム」と呼ばれる個人名を持つ人が多いです。
他の北欧の国でもダブルネームが一般的な国はありますが、どちらかというと「古臭い」という感覚があり、今ではノルウェー以外の国ではダブルネームを個人名に持つ人は少なくなってきています。
苗字
ノルウェーの人に多い苗字、トップ5は以下です。
1.Hansen(ハンセン)
2.Johansen(ヨハンセン)
3.Olsen(オルセン)
4.Larsen(ラーシェン)
5.Andersen(アンネシェン)
ノルウェーの人の苗字は、他の北欧諸国と同じく、父親の個人名の後に「sen (セン)」や「son (ソン)」をくっつけて苗字としています。
男性なら「sen (セン)」や「son (ソン)」を使い、女性なら父親の個人名に「datter (ダッテル)」をつけていましたが、現在では「datter (ダッテル)」は使用されていません。
今ではこの制度は廃止され、親と同じ苗字を引き継ぐようになっています。