冷静さを失うほどのめりこんでしまう
「恋は盲目」に陥ってしまうと、冷静さを失うほどに相手に対してのめりこんでしまいます。普段の自分では考えられない行動や言動が増えて、友人たちの忠告もまったく耳に入らない状態になります。
せっかく自分のことを心配していろいろアドバイスしてくれていても、それを快く思うことができないのは少し残念なことですね。
好きな人の嘘やお願いをすべて受け入れてしまう
また「恋は盲目」の状態になってしまうと、好きな人の嘘やお願いなどをすべて受け入れてしまうようになります。
相手の悪いことを指摘もせずにそのまま受け入れたり、子供のように自己中心的でワガママのようなお願いを断れないのも大きな問題です。このような状態は相手にとっても自分にとっても健全な状況とは言えません。
好きな人にすべてを捧げてしまう
さらに「恋は盲目」になると好きな人には自分のすべてを捧げてしまいます。心を奪われてしまうのはもちろんですが、求められれば深い体の関係を持ってしまうこともあります。
また自分の財産などを全てなげうって相手に尽くそうとしてしまうのも特徴の1つです。気付けば後には何も残らず心の傷だけが残っていたというケースも少なくありません。
心理学・脳科学で見る「恋は盲目」とは
何かと問題のある「恋は盲目」の状態ですが、心理学や脳科学で見るとまた別の違った状況が見えてきます。自分だけは「恋は盲目」の状態にならないと思っても、絶対に大丈夫だとは限らないのが厄介なところです。
心理学的に見る「恋は盲目」とは「相手を正当化してしまう」こと
心理学的に見ると「恋は盲目」とは「相手を正当化してしまう」ことだと考えられます。
例えば好きな相手に嘘をつかれたとしても「きっと仕方がない理由があったに違いない」と問題のある点に目を瞑って正当化してしまいます。
第三者から見るとおかしなことだとすぐに分かるのに、それが分からなくなるのは正当な判断ができなくなっている状態と言えますね。
脳科学的に見る「恋は盲目」とはドーパミンなどによる「客観的・社会的判断が飛んでしまう」こと
脳科学的に見ると「恋は盲目」とはドーパミンによって「客観的・社会的判断が飛んでしまう」状態だと考えられます。
ドーパミンは快楽物質とも呼ばれていて、恋をすると気分が高揚するのはそのためです。この状態が進むと次第に冷静な判断が不可能になっていきます。ドーパミン濃度を上昇させる成分の効果は短くて3カ月、長い場合は約3年ほど続くと言われています。
「恋は盲目」になってしまうきっかけは?
では「恋は盲目」になってしまうきっかけとは何なのでしょうか?夢中になってしまうからには、それ相応の理由があるはずですよね!状況によっては誰でも「恋は盲目」状態になってしまう可能性はあるのでしょうか?
自分の一目ぼれから始まった
「恋は盲目」になってしまうのは、一目ぼれが多いと言われています。一目ぼれの状態とは、初めて会った瞬間にまるで時間が止まってしまったかのように目が離せなくなって恋に落ちてしまうことですね。
一目ぼれから始まった恋はその衝撃的な体験から、もう相手のことしか見えなくなって夢中になってしまうことも多いです。
片思いの期間が長かった
片思いの期間が長かった時も「恋は盲目」になりやすいですね。片思い中は一日中暇さえあれば好きな人のことを考えてしまいます。会話をするほど親しい関係ではない時などは、自分の頭の中で好きな人を理想的な姿に作りあげてしまうこともあります。
片思いの期間が長くなると、好きな人に対して勝手な思い込みが大きくなり、「恋は盲目」の状態に陥りやすくなります。