スキーン線によるオーガズム
スキーン腺の主な役割は、セックスをスムーズにするために分泌液を排出するためのもの。ただ、スキーン腺を刺激することとオーガズムを感じることには明確な関連性がない場合もあります。
ですがGスポットが近い、濡れやすくなりさらに膣内を刺激しやすくなることから、オーガズムを得るため重要な箇所だと言えるでしょう。
スキーン線に関してはまだ議論中
実はスキーン腺の正体が何なのか、果たして濡れやすくすることだけが目的なのかは医学的にもまだ解明されていない分野です。スキーン腺は人によって発達していたり、存在しない場合もあります。
そのため女性の体の中でも個人差が大きく、オーガズムとの関連性は証明されているものではありません。「スキーン腺を刺激すれば必ずオーガズムを感じられる」とは言えないことも押さえておきましょう。
オーガズムは必要?
そもそも、オーガズムは必要なのでしょうか?生物学的に見れば、セックスは子孫を作るためのもので、気持ちよくなるためのものではありません。そのためオーガズムがセックスで必ず必要なのかは専門家の間でも意見が分かれます。
ただ中には、女性がオーガズムを感じることがセックスをよりスムーズにし、精子がより子宮に届きやすくするという考え方もあります。
オーガズムの効果
では、オーガズムにはどのような効果があるのでしょうか?オーガズムを感じることはただ気持ちよくなるためだけでなく、体内でさまざまなことを起こしています。その効果についてポイント別に解説していきます!
脳からドーパミンが出てストレスが軽減される
オーガズムを得ることで、脳内ではドーパミンが分泌されます。このドーパミンにはストレスを軽減するための効果があり、セックスでオーガズムを感じられれば、それがストレスの解消やリラックスにも繋がっていきます。
セックスでストレスが解消されれば、パートナーとのセックスや関係性がより良い方向へと繋がっていきますよね。
エンドルフィンによる痛みの軽減
オーガズムに達した際、体内ではエンドルフィンと呼ばれるホルモンが大量分泌されます。このエンドルフィンが分泌されることには、モルヒネと同じ幸福感や体の負担の解消につながると言われています。
そのため心身のストレスを軽減するため、オーガズムを感じることには大きな効果があるとされています。痛みはもちろん体の緊張をほぐすことにもつながるため、中には生理痛の緩和のためにオーガズムを得る人もいます。
オーガズムを感じるためには実は練習が必要
オーガズムは誰でも簡単に感じられるものではありません。オーガズムを感じるためには練習が必要です。そのことが「オーガズムを感じたことがない」女性が珍しくないことにも繋がっています。では、オーガズムを得るためにはどのような練習が必要なのでしょうか?
オーガズムを感じるためのポイント
オーガズムを感じるためには、コツを押さえながら練習をしていくことが大切です。ここではオーガズムを感じるためのポイントについて解説していきます。オーガズムを感じるためのコツをぜひチェックしてみてくださいね。
自分の性的興奮が何かを知る
オーガズムを感じるためには、まず性的な興奮を覚えることが大切です。あなたがどんなことで性的に興奮するのか、どんなものを見ると性的に興味を感じられるのか探っていきましょう。
そのためには、まず性的興奮を促すために作られたコンテンツに触れてみたり、過去に性的な興味を持ったきっかけになったものを探っていくのがポイントです。
セルフプレジャーをしてみる
セルフプレジャー、つまり1人でマスターベーションをしてみることから挑戦するのもポイントです。自分で触れることで、触れる場所や触れ方などを細かく調整しながら、どんな触れ方が気持ち良いのかを探っていくことができます。
もちろん初めてのセルフプレジャーでオーガズムを感じられるようになる必要はありません。少しずつ触れていくことで、感覚を探っていきましょう。