ブランケット症候群とは?ぬいぐるみが手放せない?原因や治療法は?

ブランケット症候群とは?ぬいぐるみが手放せない?原因や治療法は?

ブランケット症候群って聞いたことはありませんか?ブランケット症候群とは、主に小さな子に見られる症状で、ブランケット(毛布)を手放せないクセのようなものの事。ブランケット症候群の意味と、原因、治療法について考えていきます。参考にしてくださいね。

記事の目次

  1. 1.ブランケット症候群とは?
  2. 2.【ブランケット症候群】スヌーピーのライナス君でおなじみ
  3. 3.【ブランケット症候群】ブランケットは精神安定剤
  4. 4.【ブランケット症候群】どうして安定剤が必要なのか?
  5. 5.【ブランケット症候群】赤ちゃんは無敵
  6. 6.【ブランケット症候群】乳離れとともに自立と不安が生まれる
  7. 7.【ブランケット症候群】なぜブランケットなのか?
  8. 8.【ブランケット症候群】ぬいぐるみもアリ
  9. 9.【ブランケット症候群】ブランケット症候群の症状とは?
  10. 10.【ブランケット症候群】症状①ないと寝られない
  11. 11.【ブランケット症候群】症状②出かけるときでも持っていく
  12. 12.【ブランケット症候群】症状③洗濯も嫌
  13. 13.【ブランケット症候群】愛情不足で起きるのか?
  14. 14.【ブランケット症候群】ブランケット症候群は病気ではない
  15. 15.【ブランケット症候群】無理にやめる方が良くない
  16. 16.【ブランケット症候群】取り上げれば逆効果
  17. 17.【ブランケット症候群】大人にもいるブランケット症候群
  18. 18.【ブランケット症候群】対象物を工夫すれば大丈夫
  19. 19.【ブランケット症候群】発達障害との関係
  20. 20.【ブランケット症候群】理解が大切

まず、ブランケット症候群の一番大きな特徴。
それは、そのブランケットがなければ寝られないという事です。
ブランケットならどんなものでも良いわけではありません。

例え同じブランケットを買ってきて与えたとしても、

「これは違う!」

と癇癪を起してしまいます。
子供にとってはずっと使ってきて自分のにおいが染みついた、クタクタになったブランケットが「ライナスの毛布」なのであって、同じブランケットだからOKではないのです。
もしも、小さなころから同じブランケットを2枚併用しているのなら大丈夫でしょうが、子供は変化にとても敏感で、すぐに分かってしまいます。

もしもそのブランケットがないと、不安な心理から眠れない、大泣きすると手が付けられないほど癇癪を起こしてしまいます。
あまり癇癪が激しいと、「発達障害」ではないかと心配する親御さんもいらっしゃいますが、発達障害とはまた異なります。
発達障害との関係はまた後の項で触れる事にしましょう。

【ブランケット症候群】症状②出かけるときでも持っていく

ブランケット症候群の場合、お気に入りのブランケットがなければ外出することもできません。
スヌーピーのライナス君を見ればわかりますよね。
どこに行くのも一緒です。

例えば家族でお出かけするときに、うっかりブランケットを忘れてしまうと...
取りに帰らなければひどい癇癪が起きてしまって大変です。
癇癪というよりは、心理不安によるパニック状態でしょう。

だから公園に行くときもブランケット。
砂場で遊ぶときもブランケット。
大切なブランケットを汚したくないという心理はありません。
一緒にいる事が大切なのであって、砂場でブランケットを引きずって歩いても本人は気にも留めないでしょう。
ぬいぐるみやタオルも同じですね。
真っ黒でドロドロになっているぬいぐるみやタオルを持っている子供を見たことありませんか?

【ブランケット症候群】症状③洗濯も嫌

ブランケット症候群はいつもぬいぐるみだろうがタオルだろうが、いつも一緒にいないと意味がありません。
ぬいぐるみを持つ。
タオルを口にくわえる。
なんでもいいですが、対象物と常に肌が降れている状態がいいのです。

どんなに不衛生でも洗濯している間、ブランケットと離れる事を嫌がります。
だから親は大変。
いつまでも真っ黒になったブランケットやタオルを持たせるのも嫌だし、ぬいぐるみにいたっては縫い目がほどけたり、眼が取れちゃったり...
でも本人はそんな事、関係ないのです。

最終手段は、眠っている間にこっそり洗濯。
起きるまでに乾かしてそばに置いておく。
タオルならすぐ乾きますが、ブランケットやぬいぐるみだと大変ですね。

【ブランケット症候群】愛情不足で起きるのか?

ブランケットがないという心理不安がブランケット症候群の特徴だと言いました。
子供がそんなに安心材料を求めるという事は、親からの愛情が足りないのでしょうか?
大人はついそんな疑問を持ってしまいます。

ブランケット症候群についてアメリカの心理学者がコラムで研究結果について触れていたので紹介します。

親からたっぷりと愛情を注いでもらっている子供と、ブランケット症候群の関係性は分からなかった。
しかし、親子関係が希薄で、さらにブランケット症候群を持っている子供は

「ストレスに対応する能力が高い」

という事は研究結果で分かった。

このことから原因は分からないのですが、ブランケット症候群は子供が自立しようとする気持ちの後押しをしてくれるものではないか?と博士は言っています。
つまり、愛情不足が原因ではなく、原因は分からないが心理的な支えになって自立を促している事が分かったのです。

■参考記事:ハグはストレス解消になる?コチラも参照!

ハグの効果!ストレス解消し大切な人と抱き合うことで幸せに! | Lovely[ラブリー]のイメージ
ハグの効果!ストレス解消し大切な人と抱き合うことで幸せに! | Lovely[ラブリー]
皆さんは、彼氏とハグしていますか? 好きな相手とハグしたら、もちろん幸せな気分になれますよね。 実はハグするだけでストレスを緩和する効果があるんです! 今回はハグすることで、どんなストレス解消効果があるのか探ってみました。

【ブランケット症候群】ブランケット症候群は病気ではない

次のページ

【ブランケット症候群】無理にやめる方が良くない

Related article /

関連記事

Ranking /

人気の記事
Copyright (C) Lovely