記事の目次
- 1.ブランケット症候群とは?
- 2.【ブランケット症候群】スヌーピーのライナス君でおなじみ
- 3.【ブランケット症候群】ブランケットは精神安定剤
- 4.【ブランケット症候群】どうして安定剤が必要なのか?
- 5.【ブランケット症候群】赤ちゃんは無敵
- 6.【ブランケット症候群】乳離れとともに自立と不安が生まれる
- 7.【ブランケット症候群】なぜブランケットなのか?
- 8.【ブランケット症候群】ぬいぐるみもアリ
- 9.【ブランケット症候群】ブランケット症候群の症状とは?
- 10.【ブランケット症候群】症状①ないと寝られない
- 11.【ブランケット症候群】症状②出かけるときでも持っていく
- 12.【ブランケット症候群】症状③洗濯も嫌
- 13.【ブランケット症候群】愛情不足で起きるのか?
- 14.【ブランケット症候群】ブランケット症候群は病気ではない
- 15.【ブランケット症候群】無理にやめる方が良くない
- 16.【ブランケット症候群】取り上げれば逆効果
- 17.【ブランケット症候群】大人にもいるブランケット症候群
- 18.【ブランケット症候群】対象物を工夫すれば大丈夫
- 19.【ブランケット症候群】発達障害との関係
- 20.【ブランケット症候群】理解が大切
これは、いつも母親の存在を感じているからです。
感じているというより、ある心理学者に言わせると
「同じ存在」
だと感じている。
お腹の中にいたときはまさに一体だったのですから、そう考えてもおかしくはありませんね。
小さくて何もできないけれど、不自由は感じていないのです。
良く寝て、ミルクをたくさん飲んで、おむつが汚くなったら変えてもらう。
基本的な欲求を満たしてもらえれば、赤ちゃんは幸せそのもの。
そして、全く不安と言うものとは無縁なのです。
【ブランケット症候群】乳離れとともに自立と不安が生まれる
しかし、赤ちゃんも成長していくとだんだん母親と自分が違う存在であることに気づきます。
ここで初めて「自立」という道へ一歩踏み出すわけです。
しかし、今までずっと一緒だった存在から自己が離れる...
それは大変な冒険です。
母親の姿が見えないところで遊ぶ。
母親のいないところで、誰か知らない人が来た。
最初の一歩は必ずいつもストレスです。
「何か分からない対象物」
に対しての不安は経験を重ねた大人でも感じるところです、小さな子供には大変大きな事でしょう。
そこで、母親のように守ってくれる存在。
心のお守りとしてブランケットを使っているのです。
ブランケットに包まれて眠るときの安心感はそのまま母親のような存在と言えるのかもしれません。
■参考記事:一人で寂しいときの過ごし方…、コチラも参照!
【ブランケット症候群】なぜブランケットなのか?
心の安定剤として「ライナスの毛布」と使う事は分かりましたが、ではなぜブランケットなのでしょう?
「ライナスの毛布」としてブランケットを使う理由に一つ、安心感はあると思います。
夜寝るときに、寒さから守ってくれるブランケット。
そして、真っ暗な部屋の中で何か怖いものから守ってくれるのも、ブランケットでしょう。
小さい子にとって暗い場所はお化けやモンスターが隠れている怖い空間にもなりえます。
特に想像力の強い子供なら、なおさらです。
自分の体をくるんでくれるブランケットに安心感を覚えるのは当然の事でしょう。
また、体を丸めて胎児のように眠る子もいます。
ブランケットをに体を包んで。
それはまさにお母さんのおなかの中の再現。
一番自分が守られていたときの記憶です。
忘れてはいけないのが「匂い」
「ライナスの毛布」を使う子供は洗濯を嫌います。
24時間いつ離したくないという理由もありますが、おそらく「ライナスの毛布」には自分の匂いがしみついているはず。
無意識にテリトリーの確認をしているという事も考えられるでしょう。
【ブランケット症候群】ぬいぐるみもアリ
ライナス君が持っているから、ライナスの毛布なのですが、ブランケット症候群はブランケットのみに執着する症状とは限りません。
いつも自分が持っているもの。
それが「ライナスの毛布」になるのです。
ぬいぐるみや、タオルなんかも「ライナスの毛布」になることがよくあります。
ここでのキーワードは
夜寝るときも一緒にいる、触っているもの。
という事でしょう。
赤ちゃんの時からいつも寝るときにぬいぐるみが隣にいたり、もしくは枕にタオルをかけて使っている場合。
ブランケットではなくてもぬいぐるみやタオルが「ライナスの毛布」になることがあります。
いつも寝るときまで一緒にいて、自分のにおいが染みついているものは安心感とつながるという事ですね。
【ブランケット症候群】ブランケット症候群の症状とは?
ブランケットを手放せないのがブランケット症候群です。
では具体的にブランケット症候群と、ただブランケットが好きな子の区別はどうつけるのでしょう?
ブランケット症候群だと確定する判断材料を見ていきましょう。