記事の目次
- 1.理解力がない人に困っている人って多いですよね…
- 2.理解力がないとはどういうこと?
- 3.理解力がない人にはこんな原因や特徴が?
- 4.【理解力がない人の原因や特徴①】話を聞かない
- 5.【理解力がない人の原因や特徴②】自分流の理解
- 6.【理解力がない人の原因や特徴③】自分流の行動
- 7.【理解力がない人の原因や特徴④】やる気がない
- 8.【理解力がない人の原因や特徴⑤】知識・スキルが足りない
- 9.【理解力がない人の原因や特徴⑥】知識が断片的で繋がりがない
- 10.【理解力がない人の原因や特徴⑦】記憶力が悪い
- 11.【理解力がない人の原因や特徴⑧】心理的にいっぱいいっぱい
- 12.理解力がない人が高めるための訓練方法がある!!
- 13.【理解力がない人のための訓練方法①】学ぶ
- 14.【理解力がない人のための訓練方法②】練習する
- 15.【理解力がない人のための訓練方法③】要約する訓練
- 16.【理解力がない人のための訓練方法④】その場で復唱
- 17.【理解力がない人のための訓練方法⑤】メモを取る
- 18.【理解力がない人のための訓練方法⑥】日記を書く
- 19.【理解力がない人のための訓練方法⑦】本を読む
- 20.理解力を鍛えてもう一段スキルアップを果たそう!!
理解力がない人に困っている人って多いですよね…
仕事をしていると、時々、一緒に仕事をしている人の理解力がないことにイライラさせられることがありますよね。
同じ説明を何度も何度もしているのに、理解力がないことで、同じところで同じミスを必ず繰り返す。
あなたがもしも、そういった人の注意や指導をしなければならない立場にいたら、本当に困ってしまいますよね。
下手をしたら、指導する立場の人の責任問題にもなりますよね。
同じミスを繰り返す人に対しては、だんだんと注意する言葉もキツくなっていってしまうので、本人も精神的に追い詰められていってしまい、ますますミスが増えるという悪循環にもなりかねません。
理解力がない人というのは、ちゃんと説明しているはずなのに、どうして人の話を正しく理解することができないのでしょうか。
この記事では、理解力がない人の心理的特徴について説明した後で、理解力がない人が理解力を高めるための訓練方法についてお伝えします。
理解力がないとはどういうこと?
理解力がない人の原因や特徴を見る前に、理解力がないというのは、いったいどのような状態を指しているのかについて、考えてみましょう。
仕事に対して、何か指示を出されたときに、指示を出した人が考えている通りに、相手がその指示を認識しているかどうかというのは、正直なところわかりません。
というのは、脳の中で、物事が認識されるために必要な要素には、まず、指示で出された言葉の意味を理解していることが必要です。
しかし、ひとつひとつの言葉の意味を確認してみても、正しく理解しているのに、いざ仕事をやらせてみると、どこかでミスを繰り返す、という人もいますよね。
その場合には、脳の中での、情報のつながり方に、問題があると考えた方が良いでしょう。
情報を認識して、それを行動に移すためには、脳の中で情報が複雑な回路をめぐる必要があります。
指示を出した人が、Aという指示に対してA´という行動を期待していたのに対して、指示を出された方がAという指示に対してBという行動をするように認識していたら、A´という行動は出てきません。
仕事でミスを繰り返す人に対しては、脳の中で情報がどのようにつながりを持っているのか、指示を出す人は考えたほうが良いかもしれませんね。
理解力がない人にはこんな原因や特徴が?
理解力がない人に、何度も同じミスを繰り返されてしまうと、思わず頭にきて、イライラしてしまいますよね。
しかし、ミスを繰り返す事だけを責めても、ミスをしてしまう本人もどうすればいいのかわからず困っていることもよくあります。
理解力がない人が、ミスを繰り返してしまうときには、どうして理解力がないのか、その原因や特徴を理解して、その対策を考える必要があります
ということで、ここからは、理解力ない人の原因や特徴について見ていきたいと思います。
【理解力がない人の原因や特徴①】話を聞かない
理解力がない人の原因や特徴の1つ目は、人の話をきちんと聞かない、ということがあります。
優れた理解力を持っている人を表すことわざに、「1を聞いて10を知る」というものがありますよね。
1つだけ聞けば、相手が言わんとしている10のことを的確に理解できてしまう、という意味です。
しかし、この「1を聞いて10を知る」ということができる人はまずいません。
それなのに、指示をしている人の話を、半分だけ聞いて、すべてを理解したつもりになって、まったく見当違いの方向で、仕事を進めてしまいます。
上司が気がついたときには、手が付けられないほど仕事を間違った方向に進めてしまっていることもあるので、対処するのが厄介なこともよくあります。
こういったタイプの人は、出した指示を自分の目の前でメモにとらせて、復唱させて、正しく理解できているか、確認する必要があります。
【理解力がない人の原因や特徴②】自分流の理解
理解力がない人の原因や特徴の2つ目は、自分流の理解で、仕事を進めてしまうということです。
指示を出した人が、正しく理解させたつもりで、仕事を任せてみたのに、蓋を開けてみたら、全く違う方向へ人の話を理解していて、全く違った仕上がりになってしまっている、ということが時々あります。
人の話をきちんと聞かない人とは違って、ちゃんと最後まで指示を聞いて、復唱させて正しく理解していることを確認したはずなのに、どこかで理解の方向が間違ってしまうことがあります。
どこかで理解の方向性が違って、自分流になってしまうタイプの人は対応が厄介ですよね。
そういう人には、最終的な仕事の仕上がりがどのようなものなのかをしっかりと理解させた上で、そこに向かってきちんと仕事ができているか、こまめにチェックする必要があります。
【理解力がない人の原因や特徴③】自分流の行動
理解力がない人の原因や特徴の3つ目は、自分流の行動をとってしまうということです。
指示を正しく理解させたはずなのに、いざ仕事に取りかかったときに、そこに自分の色を取り入れたくなってしまって、結果として、全く違うものが出てきてしまうことがあります。
特に、チャレンジ精神が旺盛な人には、自分流のやり方を考えることが、とても大好きな人がいます。
指示を正しく理解して、最低ラインの質で仕上げたうえで、期待されている品質を損ねない程度に、自分の色を付け加える程度ならいいでしょう。
しかし中には、最初の指示をすべて自分流に置き換えてしまって、まったく違うものを作り上げてしまうこともあります。
そういったタイプの人には、まずは指示通りにできるようになることが1番大切なことなのだということを、懇切丁寧に教えこむしかないでしょう。