ニット帽の編み方解説！【無料編み図】初心者でも簡単に編める！

先述したとおり、輪針を使って輪に編む方法もあります。
輪針はコードの両端に棒針がついているので、棒針を複数本用意する必要がありません。
ただ、輪針で編んだ場合は、境の目がゆるみやすいという欠点があります。
また、輪針は用途によってコードの長さが違うので、編みたいものの直径に合った輪針を選びましょう。（直径より大きすぎても小さすぎても編みにくくなります。）

かぎ針と毛糸を使って編むのが、かぎ針編みです。
棒針と違い、一本の針だけで編み進めることができます。
かぎ針編みは、「鎖編み」「こま編み」「長編み」などの編み方と、「増し目」「減らし目」といったテクニックを組み合わせることにより、いろいろな形を作ることができます。

・毛糸用とじ針（糸始末をしたり、ポンポンをつけるときなどに使います。太い毛糸には太いとじ針が必要です）
・ハサミ（先の細いものがあると、編み地のきわで糸を切ることができるので便利です）
・目数リングと段数リング（目印をつけておくとわかりやすい。なくても可）
・カウンター（目数や段数を記録するのに便利。なくても可）
・棒針キャップ（棒針から目が落ちないように）
・ポンポンメーカー（毛糸を巻き付けてカットするとポンポンができます。厚紙や段ボールなどで代用可）
・なわ編み針（なわ編みをしない場合は不要）

手作りニット帽にロゴやモチーフなどをつけてアレンジするのもよいと思います。
その場合、はぎれ、手縫い糸、刺しゅう糸、リボン、ボタンなども必要になりますので、必要に応じて適量ご用意ください。

編み物初心者がぶつかる最初の壁ともいえる「編み図の読み方」。
日本の編み物の本は編み目記号を用いて書いてあるものがほとんどで、棒針編みとかぎ針編みではそれぞれ記号が違います。
覚えるのは少し大変ですが、編み図を読めるようになると、いろいろな模様編みが楽しめるようになると思いますし、帽子以外の作品も編めるようになります。
棒針編み、かぎ針編み、どちらの場合も、編み目記号の解説をしてある本などを手元に用意しておくと便利です。

では初めに、棒針編みでニット帽を編むのに必要な基本の編み方を覚えていきましょう。
最近は動画でも編み物を覚えられるようになり、とても便利です。
もちろん編み物の本でもいいですし、編み物の得意な人に教えてもらってもかまいません。
本番用の糸で編み始める前に、別の糸でスムーズに編めるようになるまで練習すると、さらによい作品が出来上がりますよ。

初心者向けに、棒針編みの作り目や基本の編み方を解説している動画です。
作り目の仕方、表目の編み方、裏目の編み方が説明されています。
メリヤス編みとガーター編みの編み方もあります。
太めの糸でひとつひとつ丁寧に説明されていて分かりやすいと思います。