記事の目次
- 1.つまみ細工のかんざしの作り方は?
- 2.かんざしに使えるつまみ細工の種類:丸つまみの作り方
- 3.かんざしに使えるつまみ細工の種類:剣つまみの作り方
- 4.つまみ細工応用編:二重丸つまみの作り方
- 5.つまみ細工応用編:二重剣つまみの作り方
- 6.かんざしに使えるつまみ細工:菊の作り方
- 7.かんざしに使えるつまみ細工:桜の作り方
- 8.かんざしに使えるつまみ細工:椿の作り方
- 9.つまみ細工のかんざしの作り方
- 10.つまみ細工のかんざしの作り方1:土台を作る
- 11.つまみ細工のかんざしの作り方2:花びらを作る
- 12.つまみ細工のかんざしの作り方3:パール・鈴をのせる
- 13.つまみ細工のかんざしの作り方4:垂れを作る
- 14.つまみ細工のかんざしの作り方5:垂れの飾りを作る
- 15.つまみ細工のかんざしの作り方6:Uピンに取り付ける
- 16.つまみ細工のかんざしの作り方7:ワイヤーを隠す
- 17.つまみ細工のかんざしの作り方8:位置調整する
- 18.つまみ細工のヘアピンの作り方
- 19.つまみ細工のヘアピンの作り方1:つまみ細工を作る
- 20.つまみ細工のヘアピンの作り方2:土台を作る
- 21.つまみ細工のヘアピンの作り方3:土台に花をのせる
- 22.つまみ細工のヘアゴムの作り方
- 23.つまみ細工のヘアゴムの作り方は応用の連続!
- 24.つまみ細工でかんざしを作ってみよう
つまみ細工のかんざしの作り方は?
つまみ細工とは、江戸時代から伝わる伝統技法のひとつで、正方形の布を折り畳んで組み合わせ、花柄などの形を作る細工のことです。
つまみ細工はちりめんなど和柄の素材で手作りされることが多いため、着物などの和服に似合いやすいのが特徴です。そのため、舞妓さんのかんざしなどの髪飾りにもつまみ細工が使われています。
伝統技法というと難しいイメージを抱かれるかもしれませんが、つまみ細工は布と接着剤があれば簡単に手作りすることができます。実際に京都では、つまみ細工を使った髪飾りなどの手作りができる体験教室も人気になっています。
今回はつまみ細工の作り方や、つまみ細工を使った髪飾りの簡単な作り方をご紹介します。
かんざしに使えるつまみ細工の種類:丸つまみの作り方
つまみ細工には、丸つまみと剣つまみという2種類の作り方があります。どちらも作り方は簡単です。まずは、丸つまみを手作りする方法をご説明します。
丸つまみとは、つまみ細工の先が丸くなっているデザインのつまみ細工です。丸つまみ細工に必要な材料は、以下のものになります。
・正方形の布
・木工用ボンド
・洗濯ばさみ
・つまようじ
・ピンセット
まずは、ピンセットで正方形の布を挟み三角形に折ります。三角形に折ったら三角形を二つ折りにして、更に小さな三角形を作ります。折った三角形の開いている角の部分を開き、両側を更に三角形に折ります。
三角形の開いている部分にボンドを付けて接着します。接着した部分を固定させるため、洗濯ばさみで挟んでおきます。
上記の作業を自分が作りたい花びらの数だけ行います。例えば6枚の花びらの丸つまみ細工を作るのであれば、つまみ細工のパーツが6個必要になります。
パーツのボンドが乾いたら、花びらの中心になるパーツの先端部分をボンドで接着すれば、丸つまみ細工の完成です。
かんざしに使えるつまみ細工の種類:剣つまみの作り方
剣つまみはつまみ細工の先がとがっているデザインのつまみ細工です。剣つまみで花を作るには、7~8枚の花びらが必要になります。剣つまみ細工に必要な材料は、丸つまみのときと同じです。
まず、ピンセットで正方形の布を挟み三角形に折ります。三角形に折ったら三角形を二つ折りにして、更に小さな三角形を作ります。三角形の開いている部分とは反対の角を、開いている部分の方に折ります。
三角形の角が合わさっている部分にボンドを付けて接着します。接着した部分を固定させるため、洗濯ばさみで挟んでおきます。
上記の作業を自分が作りたい花びらの数だけ行い、パーツのボンドが乾いたら、花びらの中心になるパーツの先端部分をボンドで接着すれば、剣つまみ細工の完成です。
つまみ細工応用編:二重丸つまみの作り方
丸つまみをするときに正方形の布を重ねることで、二重丸つまみを作ることができます。二重つまみはつまみ細工の花びらの色を2色にしたいときにおすすめの作り方です。
そのため二重丸つまみをするときは、色違いの布を重ね合わせるのがおすすめです。二重丸つまみの作り方に必要なものは、以下のものです。
・正方形の布(色違いがおすすめです)
・木工用ボンド
・洗濯ばさみ
・つまようじ
・ピンセット
正方形の布2枚をそれぞれ三角形に折ります。花びらの外側になる方の布を、もう一枚の布にかぶせます。このとき、布の端から内側にある布の色が見えるように少しずらしてかぶせておきます。
2枚の布が重なっている三角形の布の中心をピンセットで持ち、三角形の角をピンセットに向かって折ったら、ピンセットを抜いて、もう一度三角形の布の中心をピンセットで挟みます。