どうして好きな人を忘れられないのでしょう
好きな人を忘れられないという辛くて苦しいこの悩み。「どうしてそんなに忘れられないの?」と聞かれたら、あなたは咄嗟に何と答えますか?理由は心理面と環境面の両方にあると思います。
▼:ゆっくりと好きな人を忘れよう
好きな人と職場や学校が同じだから忘れられない
これは環境面でどうしようもなく辛い問題ですね。仮に心では踏ん切りがついていても、職場や学校で毎日のように顔をあわせるのであっては、忘れたくても忘れられないという苦しい状態です。
大げさかもしれませんが、毎日傷口をナイフでえぐられるような気分です。まして相手も気まずい顔をしていたら目も当てられません。職場や学校での恋愛にこの問題はつきものなので、別れる時に辛いからあえて職場恋愛はしないと決めている人もいますし、業務に支障をきたすからと職場恋愛は禁止という会社もあります。
忘れられないだけでなく…
職場恋愛が破局した場合、男性よりも女性側が移動や退職するパターンがとても多いです。これは既婚者との不倫だとか正式に交際している相手との婚約破棄といった大きな問題にならなくても起こることです。
会社にとって大きな損失になるだけでなく、女性の負担も大きい問題ですね。
職場での失恋は辛いものです。
結婚を意識するほどの大恋愛だったから忘れられない
お付き合いすると少なからず結婚のことも考えるという女性は多いですね。
チラリと彼との結婚が脳裏をかすめるだけでなく、具体的な結婚生活まで思い描いていたり、男性からも結婚という言葉が出ていたり。そうなると、きっとあなたは男性との結婚を真剣に考えていたことでしょう。もしかしたら周囲にも結婚の2文字をこぼしていたかもしれません。
結婚を意識しない恋愛よりも意識した時の方が、とうぜん将来への期待度は高まっています。それを失ったときの喪失感は大きく辛いものです。
特にこの人以外との結婚は考えられないと思い入れの強かった場合は、忘れられない苦しい状態に陥りやすいです。
自分が振られた側だから忘れられない
片思いであっても両思いであっても、振られるというのはショックの大きい出来事です。なぜ振られたのか、本当にこれで終わってしまうのかと、気持ちを整理しないといけません。プライドが高い人はプライドまで傷ついている場合も。
それに対して振った側は自分の気持ちや意思を伝えられてホッとして終わりなんです。正直、ちょっとムカつきますよね。あなたが男性を振る立場だったとしたら、きっとここまで苦しい気持ちなんてなかったし、忘れられないなんて嘆いたりはしなかったでしょう。
振られるというのは相手の中で自分の存在を否定されたと感じて、とても苦しいのです。
心が傷ついて不安定であるほどトラウマに近い状態になって、なかなか忘れられないものなんです。
別れ方が曖昧で忘れられない
会う回数が減って電話にもメールにも反応がなく、やがて音信不通になってしまう。部屋に押しかけても居留守を使われたり、わけがわからないまま自然消滅。遠距離恋愛でも陥りやすい状況です。
第三者が聞けば「なんて酷い奴だ、そんな男とは別れて正解だ!」と言えるのですが、当の本人はそんなに簡単に気持ちを切り替えることはできません。理由が知りたいのにわからないから納得できないし、相手に腹を立てたり自分を責めたりもするでしょう。きちんと終われない失恋は辛く苦しいですね。
交際期間が長すぎて忘れられない
何年も一緒にいて、彼がすっかり生活の一部になってしまっていた場合ですね。一緒に暮らしていたり泊まりに来ることが多かったのなら、部屋で過ごしているだけでも男性の存在を思い出してしまい、失恋の喪失感にふと苦しくなることでしょう。
別れを切り出した側でも受け入れた側でもこの寂しさは抱えているものだと思います。
深く落ち込むわけではないけれど、何かが抜け落ちて空虚な感じ。「これから先、良い人に出会うことってあるのかな。私が結婚することってあるのかな」そんなことをふと思っては寂しくなってしまいます。