これと同じように、アセクシャルの人の恋愛的指向や性的指向は、病気ではありません。
もしもあなたや彼氏がアセクシャルな恋愛的指向や性的指向であっても、そのことを悩みを抱えることはないのです。
同じように、恋愛感情や性的欲求を持たないアセクシャルや、恋愛感情を持たないノンセクシャルの人なども、悩みに思う必要はありません。
病気ではないのです。
アセクシャルは病気のひとつではない
アセクシャルは病気ではないので、悩みに思う必要はありません。
病気ではないので、なおす必要もなおし方もありません。
ただしアセクシャルは性的指向のひとつなので、あなたや彼氏がアセクシャルだったとしても性的指向が変わるということはあります。
ずっとソース顔の彼氏が好きだったのに、しょうゆ顔の彼氏が好きになることってありますよね。
あのような感じで、性的欲求が変わってアセクシャルではなくなるということはあります。
同じように異性愛者であっても、突然同性が好きになることがあるかもしれません。
同性愛者が、異性を好きになることもあるかもしれません。
恋愛的指向や性的指向は、生活環境などによっても変化していくこともあり、それも自然なことなのです。
アセクシャルの人でも結婚できる
アセクシャルの人というのは、他の人に恋愛感情や性的欲求を持たない人のことなので、結婚もしないのだろう、と思われることが多いようです。
しかし何度も書くように、アセクシャルの人は恋愛感情を抱かないというだけで、好きになるという感情は持っているので、出会いがあれば結婚をすることはできます。
ですから恋愛感情がなくても、社会的なことや経済的な理由で出会いや結婚を望む人も多いのです。
出会って結婚した後も性的欲求はありませんが、性行為ができないわけではありません。
結婚して子どもが欲しいと感じれば、性行為もできるのです。
アセクシャルだから出会いもないし結婚もしない、セクシャルマイノリティだから出会いもないし結婚もしない、という考え方はどんどん古くなってきていますね。
セクシャルマイノリティの人も、結婚や恋愛や出会いという選択肢の自由が広がってきているようです。
自分はアセクシャルだから出会いはない、結婚はできないかもしれない、なんて悩みを抱える必要はありません。
もしかしてアセクシャルかも…?
もしかしたらアセクシャルか、ノンセクシャルかもしれない、と悩みを抱えている人は、本当にアセクシャルやノンセクシャルなのかをはっきりチェックしたいと思っている人もいるかもしれませんね。
有名人でアセクシャルだと公表している人がいないので、どういう人がアセクシャルなのかがチェックできなくて不安に思っている人もいるのかもしれません。
残念ながら、アセクシャルやノンセクシャルだとチェックできる診断方法はありません。
診断テストのようなチェックするものはあるかもしれませんが、科学的や心療内科的には証明が難しいようです。
アセクシャルかどうかをチェックするのは、現在では自分がそう思うかどうか、という方法しかありません。
他の人から「君はアセクシャルだ」とチェックされるものではないのです。
自分はアセクシャルなのかどうなのか、自分の中の性的指向を探っていくことは大切かもしれませんが、そのことについて思い悩む必要はありません。
そういう性的指向だというだけで、先ほども書いた通り病気ではないのです。
悩み過ぎて精神衛生上良くないのであれば、一旦忘れてしまうのも良さそうです。
アセクシャルにも色々な人がいる
アセクシャルの人の中には、色々な人がいます。
有名人で、この人のような人、という人もいません。
日本人の中にも色々な人がいるように、男性や女性の中にも同じ人ばかりではないように、無性愛の人にも色々な人がいるのです。
最初に書いたように、恋愛感情がないけれどもそれを理解できる人もいれば、できない人もいます。
結婚する人もいれば、結婚しない人だっているのです。