山梨でも使い方は同じく語尾に使いますので、なかなか見分けかたが難しいですが会話の流れからずらの意味を察知するしかなさそうですね。甲州弁が主に使われている山梨では、さ行の言葉がは行に変換されます。ですので、会話の中でよくある「そうでしょう?」と相手に確認をとりたい場合ですが、この場合は山梨ではさ行をは行に変え、でしょうをずらとしますので、「ほうずら」といった具合になります。
雑学!方言の「ずら」の意味 〜名古屋の場合〜
方言のずらの意味、お次は名古屋でのずらという方言の意味について見ていきましょう。
ここでまず疑問が浮かぶ人も多いかと思います。なぜなら、静岡や山梨など県単位でここまでご紹介していたのに、名古屋だけは愛知としていないからですね。この件に関しては、今回ご紹介しているずらという方言の言葉は愛知件の中でも東の部分だけですので、愛知ではなく名古屋としているのです。
名古屋で使われているずらという方言の言葉の意味は、静岡と同じく推量の「〜だろう」という意味になります。ちなみに、名古屋でのずらは三河弁に部類されます。この名古屋でのずらという方言の言葉ですが、ずら以外にも「ら」「だら」といった言い方をすることもあるようです。
このように同じずらという方言の言葉でも、地域によってニュアンスや意味に違いがあるということですので、ずらという方言を使う人に出会ったときにはこれらの意味を思い出してみて下さいね。
◆関連記事:告白は方言で!
雑学!方言の「ずら」の静岡での使い方 !
ではここで、実際にずらという方言の言葉を使うときには、いったいどのような使い方をするのかというのも見ていきたいと思います。各地域によって異なるずらという方言の使い方をマスターしてみて下さいね。
まずは静岡でのずらという方言の言葉の使い方です!静岡でいうずらという方言は、推量の「〜だろう」という意味でしたね。
ですので、例えば「今日の天気は雨になるだろう」と言いたいとすれば、「今日の天気は雨ずら」という感じになります。また応用で、気温が低くなると予想されるときには、「今日は寒いずら」といった具合ですね。
このずらという方言の言葉は、だらという言葉に置き換えられることもあるようですよ。
雑学!方言の「ずら」の山梨での使い方 !
ずらという方言の言葉の使い方、お次は山梨でのずらの使い方について見ていきましょう。山梨でのずらという方言の言葉は、静岡のような推量の「〜だろう」という意味ではなく、相手に確認をとるようなニュアンスのある「〜でしょう?」という意味でしたね。
このような相手に確認をとるニュアンス、相手に疑問を問いかけるような雰囲気のある山梨でのずらという方言は、例えば何か確認したいことに関して、「そうでしょう?」と相手に聞きたいとき。「ほうずら?」といった具合になります。また、「今日の天気はどうなるかな?」というような、予測と疑問の問いかけの両方のニュアンスを含ませている場合は、「明日の天気はどうなるずらか?」といった感じの使い方をするようです。
雑学!方言の「ずら」の名古屋での使い方 !
ずらという方言の言葉の使い方、最後は名古屋でのずらの使い方についても見ていきましょう。名古屋におけるずらの意味は、基本的には静岡と同じような推量の「〜だろう」という意味の方言でしたね。
愛知全体ではなく、東部限定で使用されている三河弁に類するずらの使い方は、このような感じになります。