名古屋におけるずらの使い方として、例えば「今日は雨が降るだろうね」と言いたいときには「今日は雨ずら」という風な使い方をすることが出来ます。応用で、「今日の集まりに彼は来ないだろう」と言いたいときには「今日の集まりには彼は来んずら」といった具合になります。
雑学!方言の「ずら」は、仙台でも使われている?
ここまで、ずらという方言の言葉の意味やその使い方を、静岡・山梨・名古屋と各地域別についてご紹介してきました。これらの地域では主に語尾としてずらという方言が使用されていましたが、実はこのずらという言葉自体に意味を持たせて使っている地域もあるのです。その地域とは、仙台になります。
仙台では、ずらという言葉を語尾などに使うのではなく、ずらという単語だけでも意味の成り立つ言葉として使っています。仙台におけるずらという言葉の意味は、主に指しているものがいい加減である様を表したい場合や、とぼけている人に対したい場合に使用するものになり、後者の場合だと「ずらもん」という言葉があります。
「ずら」は、意味やニュアンスが一つではない!
いかがでしたでしょうか?ずらとういう方言の言葉に関して、理解を深めることはできましたか?
方言としてよく聞くこの「ずら」という言葉は、静岡や山梨、名古屋では語尾で使用されていて、それぞれ異なる意味で使われていて、更に仙台では語尾ではなく「ずら」自体に意味を持たせて単語として使われているということでした。
このように、ずらという方言には様々な意味やニュアンスがありますので、今後ずらという言葉を聞く機会があったときには是非その意味にも注目して聞いてみて下さいね!