一般的に男女とも恋愛関係になると、物理的にも心理的にも距離が縮まる傾向があります。
特に女性は男女問わず共感を得ようとする生き物ですから、そこそこ好意がある程度だった男性に、あっという間にベタベタ甘えるようになるという特徴もあります。
恋愛がからむと男女とも相手のことを考えるようになるので、その点はパーソナルスペースが広い・狭いというのは関係がないように思えます。
しかし、「自分たちは相性がよくて、好意をもっている同士だから、パーソナルスペースが狭いんだ!」と考えるのは早急すぎます。
もともとパーソナルスペースが広い人たちは、男女とも社交性や積極性に欠けるという特徴があります。
さらに自分に自信がないので、常に不安な心をもって相手と接することになります。
「相性もよくて好意もあるはずなのに、なぜか心が通じ合っている気がしない」と感じることがあるなら、それはパーソナルスペースの広い人と狭い人の組み合わせだから感じる心理かもしれません。
顔には出さないものの、「なんでこんなに近づいてくんの?」とパーソナルスペースが広い人は思っているのかも。
近づいたらどこか上の空になる…というのであれば、少し距離をとった方がいいかもしれませんね。
パーソナルスペースが広い男女はどんな人と相性がいい?
友だち関係でも恋愛関係でも、パーソナルスペースが広い人たちは、どこか人見知りで人とのコミュニケーションが苦手なタイプが多いと言えます。
パーソナルスペースが広い人と狭い人が関係を築こうとしても、狭い人は積極的である分、心理的に食い違いが生じやすく、お互いギクシャクとしてしまうようです。
一般的に男性はパーソナルスペースの狭い女性に好意をもつ人が多いようです。
いちばん大きな理由は「心理的に警戒されてない感じがする」といったところでしょうか。距離感があると、どう接していいかわかりませんからね。
逆に「心理的にもつかず離れずの関係が楽」という人もいます。男女平等が叫ばれている昨今、こうした自立した男女関係が増えてきている気がします。
日本人に見られるパーソナルスペースは広い?狭い?
日本人はよく言えば謙虚で奥ゆかしい人種です。謙虚であればあるほど世間的に好意を抱かれやすく、生きやすかったという文化背景があります。
ただ、その分本音は見えにくく、パーソナルスペースはどうしても広いと言わざるを得ません。
最近は日本人が減ってきたことも相まって、本音を言い合う前にコミュニケーション自体とれないという若者も増えてきているようです。
日本人のパーソナルスペースは?【恋愛編】
男女の恋愛と言うことであれば、たとえシャイと言われる日本人でもパーソナルスペースは広くなるようです。
特にモテる男女は、相性がいいと思ったらとても気さくに異性のそばに近寄ることができます。
女性は意中の男性にボディタッチすることで好意を伝えることができ、あっという間に恋愛関係を築くことができます。
男性は本能的なハンターの血がさわぐのか、意中の女性を振り向かせようとあの手この手を尽くして近づいていきます。その間に女性の心のほぐれていくのでしょう。
欧米人と比べてシャイとされる日本人も、恋愛においては一歩も譲らないようです。
日本人のパーソナルスペースは?【友だち編】
友だち関係は、当然ですが家族や恋人と比べると、少しパーソナルスペースが広くなる傾向にあります。
特に家族意識が強かった日本人の家系においては、その傾向は顕著に現れていました。
今は核家族化も進み、むしろ友だちや会社の同僚といっしょにいる方がずっと楽という人も多いと思います。
友だちと同僚との相性はどうか?と疑問があるなら、相手の持ち物に勝手にさわってみる、会社の机のデスクを勝手に開けてみるなどしてみてください。
そのときの反応で、相手のあなたに対する信頼度をみることができます。
相性がよくないと思っているなら、決して許されることではないのですから。