「宝島」の作者・スチーブンソンが「酒の王様」と評した『タリスカー 10年』は、個性的な味わいが魅力のシングルモルト・スコッチです。度数は46度で、甘くスモーキーなピート香とドライフルーツのような温かな甘さが感じられます。ハイボールにしてブラックペッパーをトッピングすると、このお酒特有のピリッとした後味に絶妙にマッチします。
飲む者を選ぶ強烈な個性、ラフロイグ セレクトカスク
地主さんから頂いたラフロイグ
— KID (@KID_2dx) August 22, 2015
セレクトカスクだからラフロイグの中で癖は少ない方だけど、それでもピート香強いしスモーキーでめっちゃ美味しい(^^)
昔は匂いがダメだったけど…これが大人になるってことなのかなw pic.twitter.com/6WdwIUj4xW
『ラフロイグ セレクトカスク』は「好きになるか嫌いになるかのどちらか」と言われる強烈な個性のウィスキーです。正露丸や消毒液に例えられる独特のピート香とどっしりした飲み応えは、苦手な人がいる一方で、ハマってしまうと病みつきになる危険な魅力を秘めています。
度数は40度、定番ボトルの『10年』よりはマイルドですが、初めて飲む方は香りとの相性を確かめておくのが良いでしょう。炭酸で割るとスモーキーなハイボールの完成です。飲んだ後に残るフレーバーが、スモーキー好きにはたまらない余韻を残します。
風香る爽やかなウィスキー、知多
2015年に登場した『知多』は、2017年に世界的コンペティションで評価されたことで、高い注目を集めるようになりました。モルト(大麦)を使わずに作った珍しいタイプのウィスキーで、青リンゴなどのフルーティな香りとカカオのような爽やかな酸味が魅力。度数は43度で、ハイボールにすると香りが引き立つのでおすすめです。
ウィスキーの選び方
ここまでたくさんのウィスキーをご紹介してきました。ひとくちにウィスキーと言っても、価格や味わいなど、その特徴はさまざまです。次は数あるウィスキーの中から、なるべく自分の好みに近いものを選ぶ方法についてご紹介します。
度数が高い方が割りやすい
ウィスキーの度数はたいてい40度程度ですが、一部では50度以上のものもあります。お酒に強くない方はびっくりするかもしれませんが、実は度数が高いものの方が、炭酸などで割っても風味が損なわれにくいというメリットがあります。また強いウィスキーは割ってもある程度の度数を維持できるので、お酒好きの方もしっかり満足できますよ。
どんな飲み方をしたいかを考える
ウィスキーは実に多彩な飲み方ができるお酒。選ぶ際には「どんな飲み方をしたいか」を考えることも重要です。炭酸で割って定番のハイボール、他にはコーラやジンジャーエール、トニックウォーターなどもよく合います。またお酒に強い方やウィスキーの味をダイレクトに楽しみたい方はストレートやロックも良いでしょう。
ウィスキーは味のバリエーションも多彩なので、ハイボールが美味しい銘柄があれば、ロックが美味しい銘柄もあります。ウィスキーで迷ってしまった際は「自分がどう飲みたいか」を中心に考えて、そこに合致するものを選ぶことをおすすめします。
飲みやすさなら国産がおすすめ
せっかくウィスキーを買うならなるべく相性の良いものを選びたいですよね。飲みやすいウィスキーを選ぶなら、日本人の味覚に合う銘柄が多い国産のウィスキーがおすすめです。『サントリー角』や『トリス』などは居酒屋でもハイボールに使われるので、味を想定しやすいのではないでしょうか。
またスコッチやバーボンなどの外国産ウィスキーでも、居酒屋などで飲んで「美味しい!」と思ったものは、積極的に覚えておくとウィスキー選びの参考になりますよ。